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世界の給食についてご紹介します!!世界には、その国独自の給食文化があります。

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みなさんは学校給食にはどんな思い入れがありますか?好きな給食のメニューはなんでしたか?私は学生時代、給食が大好きで給食前の授業は頑張ることができました。また、卒業生だけが食べられる1日だけ豪華な給食が思い出に残っています。

給食は日本では栄養を考えて栄養士さんが献立を考えています。現代の日本ではアレルギーの児童向けに作られている時代です。

世界ではどんな給食が出ているのでしょうか?どんな給食文化があるのでしょうか?この記事では、世界の給食の歴史や、給食の文化、メニューなどをご紹介していきます。その国の独自文化があって面白いです。よろしければ最後までご覧ください。

学校給食の歴史

学校給食の歴史をご紹介します。

給食の発祥はドイツ

学校給食の発祥は諸説ありますが、有力なのは、18世紀にドイツのミュンヘンで貧困の子どもに食事を提供したことから、学校給食のルーツといわれています。

日本の給食は明治22年

日本では、1889年(明治22年)に山形県の鶴岡町(現 鶴岡市)に大督寺というお寺がありました。お寺の中に私立 忠愛小学校が建てられており、貧困児童のために無償でお昼ご飯を提供していました。これが日本での給食の起源だとされております。

世界の給食が始まった理由は栄養不良児童が多くいたため

世界の給食が始まった理由の共通点があります。それは「栄養不良」や「貧困」です。フランスでは19世紀から、パリで貧困児童を助けるために食事を提供していました。対象の児童は無償でしたが、対象にならない児童は料金を徴収していました。

イギリスやアメリカでは栄養不良の児童のために給食が始まりした。イギリスでは戦争で児童を徴兵するために身体検査を行ったところ、兵役に耐えらない児童が多くいました。そのため体力向上のために「学校給食法」が20世紀に作られて給食が始まりました。

アメリカもイギリスに理由は近いですが、20世紀にニューヨークで児童の身体検査をしたところ、栄養不良の児童が多くいました。その結果を知った当時のニューヨーク市長が給食システムを決めました。

リク

当時のニューヨークの給食はカフェテリアで選択式の給食でした。現代でいうビュッフェスタイルですね!

世界の給食

世界の給食についてご紹介します。

アメリカ

アメリカでは給食は教室で食べるのではなく、カフェテリアや屋外テラスで食べるのが一般的です。日本のように同じメニューを食べるのではなく、選択式で好きなメニューを選ぶのです。メニューはアメリカならではのハンバーガーやホットドッグがメインメニューにあります。サイドメニューではフライドポテトや、果物など様々です。

飲み物は日本では牛乳が主流ですが、アメリカで牛乳もあります。しかし、ストロベリーミルクなども同じ牛乳でも種類があります。

イギリス


イギリスでは公立小学校の給食のことを「スクールディナー」と呼びます。「ディナー」は夕食のイメージですが、イギリス英語では「ディナー」はメインで食べる食事のことをさします。イギリスもアメリカ同様にカフェテリアで食べます。また選択式なのも同じです。

イギリスでは主食とは別にベジタリアン向けの献立や、宗教に合わせた献立などもあります。

フランス

フランスでは飲食店のコース料理のような給食です。前菜・メイン・副菜・パン・デザート・乳製品という献立です。もちろん、1品1品運ばれてくるわけではなく、1つのトレーに全て乗せてあります。前菜から順番に食べていくのもフランス式です。

韓国

韓国の給食では必ず出るメニューがあります。それは韓国の国民食「キムチ」です。韓国では幼稚園の給食でも毎回キムチがつきます。日本では一時期「給食費未払い」などとニュースで取り上げられていましたが、韓国の首都ソウルでは2021年からソウル市の全ての小学校・中学校・高校で給食費が無償になりました。

韓国ではソウル市から始まり徐々に給食費無償化が広まっています。

マレーシア

マレーシアの小学校では生徒数が多いため、午前と午後の二部制です。そのため、午前の部の生徒のために無料で朝食が提供されています。午後の生徒のために昼食も提供されます。

スペイン

スペインの学校では午後2時に学校が終わる学校が多く、帰宅して自宅で昼食をとる児童もいます。スペインの給食は、義務制ではないです。その分給食費も高く、1食約6.9ユーロで、日本円で約1,000円します。

ペルー

ペルーでは、給食は昼ではなく「朝」に出ます。その理由は児童が学校に行きやすくなる環境にするためと、ペルーの学校では、朝8時から午後1時までの学校が多いからです。一部の学校では昼食が提供されている学校もあります。

ブルガリア共和国

ブルガリア共和国では給食がある学校とない学校があります。その代わりに他の国にはない「おやつの時間」が午前10時にあります。パンや果物や牛乳などが提供されます。

リク

学校におやつの時間が設けられているなんて羨ましいです。

まとめ

日本では学校に行くと当たり前のように給食が提供されますが、それは当たり前ではないのです。世界には貧困で学校に行けない子どもや、生きることで精一杯な子どももたくさんいます。

世界では10人に1人の子どもは、生きることが困難な子どもや、社会生活に支障をきたしています。そのような子どもたちのこと「飢餓(きが)」といいます。私たちは、毎日3食食事が摂れて学校に行けて、給食が提供されていることが幸せだと感じます。

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リク
趣味はプロ野球観戦。愛犬家。生粋のアイドルオタク。見やすく、誰かに教えたくなるような雑学を執筆。