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かわいい深海魚を6種類紹介!不思議で特徴的!

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「深海」という言葉が連想させるのは、暗闇の底に潜む未知の世界。しかし、その深海にもかわいらしい 生物たちが息づいています。深海という環境は、極端な水圧や低温、闇という厳しい条件下でありながら、さまざまな生物が独自の進化を遂げ、独特の姿や生態を持って生き抜いています。

そんな深海の中で、かわいらしさを感じさせる魚たちが存在することは驚きかもしれませんが、その不思議で特徴的な姿や生態に触れることで、深海の魅力に迫ることができるでしょう。

今回は、深海に生息するかわいい魚たちを厳選してご紹介します。その愛らしい姿だけでなく、独特の生態も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

メンダコ

メンダコは、その名の通りタコの仲間です。メンダコは柔軟な体と8つの長い触手を持ち、色は赤やオレンジで体長は大きいもので直径20センチほど。吸盤を持っていますがマダコと比較すると数は少なく、吸着力が弱いです。頭部には大きな目あり、周囲の状況を感じることができます。

メンダコの体はぷるぷるしており柔らかく、ふわふわしているように見えます。メンダコの頭には丸くて大きな目の他に2本のピンと立った突起があり、その突起の正体はヒレなのですが動物の耳のようで非常に愛らしいです。その愛らしさから『深海のアイドル』と呼ばれ、さまざまなメンダコグッズが全国で展開されています。

マド

かわいらしいグッズやイラストがたくさんある生き物です。

フウセンウオ

フウセンウオは、深海に生息する珍しい魚の一種です。フウセンウオは、黄、赤、茶色などカラフルな色に球状もしくは卵形の体を持ち、その名の通りフウセンのような見た目をしています。フウセンウオにはダンゴウオやコンペイトウなどの仲間がおり、それらも非常に愛らしいです。

フウセンウオは魚がもつ鰾(うきぶくろ)を持っていないため泳ぎが得意ではなく、岩礁の岩に付着して生活しています。綺麗な体色とつぶらな瞳、泳ぐときのフウセンのようにふわふわした仕草が非常に愛らしいと評価されていますが、そんな見た目に反しフウセンウオは肉食で、主に甲殻類を食べて生活しているなど、そんなギャップも非常に愛らしいですね。

マド

小さくてかわいらしいのに深海魚なのが驚きです。

チンアナゴ

チンアナゴは、後半身を砂に埋め頭胸部を巣穴から顔を出し、海水の流れに身を任せながら流れてくるプランクトンを食べて生息する非常に特徴的な魚です。性格は非常に憶病で、危険を感じると体を砂に埋めて逃げてしまいます。チンアナゴは、丸みのある顔が犬の狆(チン)に似ていることから名が付けられました。

チンアナゴは、海水に流れてくるプランクトンを食べているため、他の仲間と絡み合いになり喧嘩になるケースが日常茶飯事です。しかし 、仲のいいチンアナゴは同じ穴から2匹顔を出していることもあります。

チンアナゴは種類によって様々な模様を持ち、多いのは白と黒の錦模様ですが、他にも黄と白の縞々や真っ白い体など、見比べてみると面白い違いを見ることができます。

マド

水族館でもよく見かけるかわいらしい生き物です。

パンダツノウミウシ

パンダツノウミウシは、ウミウシの一種であり、その名前が示す通りパンダに似た白黒の模様を持つ特徴的な生き物です。他にも頭部から背面にかけていつくかの突起(ツノ)があり、体長は30ミリほど。海綿上の腔腸動物(こうちょうどうぶつ)を主食としています。

パンダツノウミウシは、パンダに似た白黒の模様を持っており、その独特の模様がぬいぐるみのようなかわいらしさを演出。他にも特徴的な黒い突起(ツノ)が非常にユニークで、格好良さも持ち合わせていることが分かります。小さな体に白黒の色をもつパンダツノウミウシですが、動きは意外と素早く、目を離しているうちに予想以上に移動していることもしばしばです。

マド

ウミウシなので毒を持っているのですが、それもまたギャップですね。

アカグツ

アカグツは、アンコウの仲間で、赤色に平らな体、小さな目と口が特徴的です。アカグツの「グツ」は「靴」からとったものではなく、ヒキガエルの古い呼び方である「クク(クツ)」からとられたという説があります。手足を4本の足のように使って海底を歩く姿や、その特徴的な外見がヒキガエルに似ているからかもしれません。

アカグツの体は平らで丸く、ずんぐりした形をしており、その愛らしい外見が印象的です。特に幼魚の頃は、丸々とした透明な体に大きな目が特にかわいらしいです。アカグツを正面から見た時のぼんやりとした表情は非常に愛らしく、人気を集めています。

マド

平たい体にかわいさがたくさんつまっています。

ブロブフィッシュ

ブロブフィッシュは、色は半透明でピンクやオレンジ、深海の高圧に適応するため水圧によって体が圧縮され、表面がふわふわとしており、まるでジェリー状のような姿をしています。ブロブフィッシュは餌を求めて泳ぎ回ることはせず、海底で身を潜め、目の前を通る甲殻類などを捕食します。

ブロブフィッシュは2013年に「世界一醜い生き物」に選ばれましたが、その外見はまるでぷよぷよとしたゼリーのように柔らかく、その顔のユニークさに「おじさん」と呼ばれるなど、親しみ深く愛されています。また、不思議なことに泳ぐ姿は「おじさん」の姿とは全く異なっており、その理由は海底から引き上げられる際に体組織が損壊しドロドロの見た目になってしまうのが原因といわれています 。

マド

「おじさん」の名前の裏には可哀想な経緯があったのですね。

さいごに

深海に生息するかわいい魚たちをご紹介しましたが、彼らの愛らしい姿や独特の生態は、深海の神秘をさらに深く感じさせてくれます。その存在は、深海の生態系が持つ多様性や豊かさを示す一例でもあります。これらの魚たちが、私たちに深海への興味や理解を深めるきっかけとなることでしょう。

深海の世界はまだまだ未知の領域が多く、たくさんの謎に満ちています。彼らのかわいらしい姿や不思議な生態を通じて、深海への興味心を刺激された方も多いのではないでしょうか?深海にはまだまだ多くの秘密が隠されているので、ぜひご自身の手で調べ、楽しんでくださいね。

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趣味は絵を描くことや読書。映画や動画鑑賞もよく見る。日常生活において身になる情報をお届けします。