みなさんは銭湯には行きますか?1週間の疲れを取るために、ごほうびとして週に1度銭湯に行くという方も多いかもしれませんね。お風呂に入ったあとの飲み物や食べ物っておいしいですよね。
スーパー銭湯などでは朝から夜まで1日を過ごすという方も多いのではないでしょうか?今のスーパー銭湯は充実していますよね。ところで、銭湯というと壁に富士山の絵が描かれていますが、なぜ富士山の絵なのかご存じですか?
また、銭湯の壁に描いてはいけない絵というものが3つあります。何の絵を描いていけないのか、知っている方は少ないのではないでしょうか?今日は銭湯で描いてはいけない絵や、銭湯にまつわる雑学をご紹介します。
目次
銭湯といえば富士山の絵!でも、なぜ富士山?
銭湯の壁に絵を初めて描いたのは大正元年のことでした。場所は神田町猿楽町にある「キカイ湯」が始まり。銭湯を増築する際に「壁を活かして何かできないだろうか?」と考えた時に絵を描くことにしたという話があります。日本のシンボルでもある富士山は縁起が良いとされ、たくさんの銭湯へと広まっていきました。
しかし、銭湯に富士山が書かれているのは関東に多く、西日本ではあまり一般的ではないとのことです。キカイ湯はもう廃業していますが、跡地にあるプレートに「ペンキ絵は当時の店主が描いたこと」。「その絵が評判になり、他の銭湯でも壁に絵を描いたこと」などが書かれています。
描いてはいけない3つの絵とは?
銭湯といえば「富士山」が描かれていますが、描いてはいけない絵というのが3つあります。まずは夕日。朝日は空へと上がっていくのに対して、夕日というのは沈んでいくものですよね。そのため、家業が沈むイメージや、景気が落ちるといったイメージを持つので描いてはいけません。
次に紅葉ですが、葉が赤くなることから「赤字」を連想させるためさけられる絵です。また、紅葉の葉が落ちる様子も赤字を思わせます。そして、描いてはいけない3つ目の絵はサルです。それは、お客さんが「去る」ことを連想させる言葉だから。以上の3つが銭湯で描いてはいけない絵です。
客が去る(サル)は、くすっと笑ってしまうダジャレですが、本当にお客さんが去ってしまっては困りますよね。
頭にタオルを乗せるのはなぜ?
銭湯でよく見る光景の1つに、頭の上にタオルを乗せて湯船につかっている姿がありますよね。これは「自分のタオルを間違えて持っていかれないため」だけではありません。ぬれたタオルを頭の上に乗せることで、頭がフラフラするのを予防できます。
「ぬらしたタオル」というのがポイントです。頭がフラフラしてしまう方は、ぜひ試してみてくださいね。
10月10日は銭湯の日!
10月10日を1010と書くと「せんとお」になるので「銭湯の日」となりました。1991年に東京都江東区にある公衆浴場商業協同組合によって作られました。この組合によると「運動をして汗をかき、入浴することで健康になる」という目的で銭湯の日を作ったといいます。
10月といえば季節は「秋」。運動して入浴するのが気持ちの良い季節ですよね。
男女の入り口の決め方とは?
入り口を決めるときに1番大事なのは、女性の入り口がのぞかれにくいこと。次に大事なのは下水の流れ方です。下水の流れが上流なのを「上手(かみて)」下流なのを「下手(しもて)」といいます。
女湯では下手であることが多いです。それは、水をつまらせないようにするため。女性はお化粧をすることや、髪が男性より長い場合も多いです。下手の方が水の流れがいいので女湯で採用されるのです。
お風呂と呼ばれるようになった理由とは?
元々お風呂ではなく、室(ムロ)という言葉がなまって「フロ」になったと考えられています。では、どうしてお風呂のことをムロと呼んでいたのでしょうか?ムロは洞窟や洞窟のような狭い場所のことを表します。
今のようなお風呂になる前は、蒸し風呂でした。狭い空間に蒸気をためて肌をふやかし、肌をこすって汚れを落としていました。当時は岩山にムロを作り、枯れ葉を使って蒸し風呂を楽しんでいたのです。
お風呂とシャワーのどちらが節約?
シャワーを20分ほど使うと浴槽にたまる量と同じぐらいになります。そのため、20分以内のシャワーでしたら、シャワーの方が節約できるといえます。浴槽にお湯をためて入浴するときでも頭を洗う際や、体を洗う際にシャワーを使ってしまいますよね。浴槽のお湯を使って頭を洗ったり、体を洗ったりするのであれば、浴槽にお湯をためた方が節約できるでしょう。
家族が多い場合はシャワーの方が高くなる場合が多いです。1人暮らしの方はシャワーの方が安く済むでしょう。
まとめ
銭湯にまつわる雑学はいかがでしたか?銭湯の壁に富士山が描かれているのは、一般的に関東地方でキカイ湯の店主が描いたのが始まり。また、描いてはいけない絵というものがありましたが、みなさんはご存じでしたか?
夕日、紅葉、サル…。どれも理由を知ると「なるほど」と納得の理由でしたね。久しく銭湯に行っていない方!今度のお休みは大きなお風呂に浸かって、疲れを癒しませんか?頭にタオルを乗せて、ゆっくりのんびり過ごしましょう!