みなさん、バナナは良く食べますか?栄養もあるし、腹持ちも良くて、まさにスーパーフルーツですよね。なんと2005年~2019年の15年間、良く食べる果物の1位(総務省家計調査より)にもなっています。毎日の朝食や、おやつに食べている人も多いと思います。
でも、スーパーで食べごろに見えるバナナを買っても、「食べようと思ったら硬かった!」なんていうことはありませんか?「すぐ食べたくて買ってきたのに!」と思いますよね。今日、ご紹介する方法を使えば、熟れるまで日にちを待たなくてもいいのです!
また糖度も、この方法を使うだけで5度も上がります。今日はバナナを甘くする方法や、長く日持ちさせる方法をご紹介しようと思います。
お湯の中に5分入れるだけで甘くなる!

用意するのはバナナが入る大きさの容器と40~50度のお湯を用意するだけです。容器にお湯を入れて房から取ったバナナをお湯に5分浸けます。バナナを入れる時に40~50度であることが条件なので、常に40~50度を保つ必要はありません。その後、1時間常温で放置します。
これだけで、糖度が5度も上がります。お湯に5分浸けると糖度が2度上がり、常温で1時間置くことでさらに3度も糖度が上がるのです。お湯に浸けていたバナナですが、皮をむいてもべちゃべちゃにはなっていません。ねっとりとした甘いバナナに変わります。
糖度が5度も上がるのですね!
レンジで温めても甘くなる!

こちらもとっても簡単!600Wの電子レンジで、30秒温めるだけ。温かいまま食べてもいいですし、冷蔵庫で冷やしてから食べてもいいです。ちなみに、2~3分レンジで温めると、とろっとろになってジャムのようになります。
そのまま食べても美味しいですし、お菓子作りにも使いやすくなりますよ。温かいうちに食べるなら、バターを溶かして食べたり、アイスを乗せたりするのがおすすめでお手軽です。
めちゃくちゃお手軽レシピです!
どうして甘くなるの?

なぜ甘くなるかというと、「アミラーゼ」という消化酵素があるためです。バナナはでんぷん質が多い果物です。このアミラーゼという消化酵素が、でんぷん質を糖に変えるのです。アミラーゼは40~50度の温度で活性化します。なので、40~50度のお湯につけるだけで、アミラーゼが活性化して糖度が上がるということなのです。
糖度が5度も上がるなんて試したくなりますよね!
甘くする方法には注意点があります!

このお手軽なバナナを甘くする方法ですが、注意することがあります。黒くなったバナナには効果がありません。そして、お湯の温度ですが、ぬるすぎても熱すぎてもダメです。ちょっと難しいかもしれませんが、40度~50度のお湯を使いましょう。
熱いお湯に浸けてしまうと、バナナがドロドロに溶けてしまいます。そして、すぐに食べない場合ですが、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
注意点に気を付けて美味しいバナナを作りましょう。
日持ちを長くする方法とは?

バナナは暖かい気温の地方で作られています。なので、寒いところは苦手です。温度で言うと15度~20度の気温が最適です。バナナを保管する温度に気を付けましょう!そして、バナナの置き方にもポイントがあります。
接触する面があると、そこから悪くなってしまうので、「し」の形で置くのではなく、「へ」の形で置きましょう。また、房についたまま保存すると、隣のバナナの熟成を促してしまうので、1本ずつちぎって保管しましょう。
バナナは通常、5日ほどで黒く変色をしてしまいます。ところが、上記でお伝えした「お湯に5分浸けたバナナ」はなんと3倍近くも長持ちするようになるのです!こんな簡単な方法で2週間近く日持ちするなんて!ぜひ、試してみてくださいね。
少し気をつけるだけで日持ちするのですね。
皮ごと食べられるバナナがある?

日本産のバナナで、皮ごと食べられるバナナがあります。「もんげーバナナ」、「神バナナ」、「ともいきバナナ」、「瀬戸内バナナ」などがあります。今回は「もんげーバナナ」についてご紹介します。まずびっくりするのが、値段です。
なんと1本648円!高級ですが、手に入りにくく幻のバナナとなっています。なぜ幻なのかと言うと、特別な製法であるため、数に限りがあります。もんげーバナナを取り扱う直売所では、開店前に行列ができることも!取扱店はなんと1か所のみ。
天満屋岡山店B1階の「おかやま産直市場」で販売されています。毎週金曜日のみの販売です。ちなみに、「もんげー」とは産地である岡山弁で「ものすごい」という意味です。
実はバナナが苦手で食べられないのですが、高級バナナは食べてみたいです。
まとめ
今日はバナナを甘くする方法をご紹介しました。この記事で書いたバナナを甘くする方法を知っていれば、硬いバナナも美味しく食べられますね。
また、お湯を使ったバナナを甘くする方法では、日持ちも3倍になるので、お湯を使った方法がおすすめです。また、皮ごと食べられるバナナは幻のバナナでした。皮ごと食べられるバナナは、お取り寄せできるお店もあるので、試してみてくださいね。