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プロレスの試合は勝ち負けが決まってる?永遠の謎の真相に迫ります!

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あなたはプロレスと聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?マッチョな男性がぶつかり合うスポーツだと思う人もいれば、アクロバティックな技を繰り出すスポーツだと思う方もいるでしょう。

一方で、こんな意見もよく耳にします。

「プロレスは勝ち負けが決まってる。」
「プロレスは八百長だ。」

八百長とは、勝敗を事前に決めていて、表面上は真剣勝負のように振舞うことを指します。この記事では、プロレスは実際にあらかじめ勝ち負けが決まってるのか解説します。

結論から言うと、プロレスには台本があり、重要な試合の勝ち負けや、ストーリーの流れはあらかじめ決まってることが多いです。それでも観客が熱狂するプロレスとはどのようなものなのでしょうか?

プロレスには台本がある

プロレスには「ブック」と呼ばれる台本が存在します。アメリカの世界最大のプロレス団体であるWWEが、自社の株主総会で存在を公に認めています。ただし、ブックの中身については一切公開されていません。つまり「台本はあるが、具体的に何を書いているのか」は非公開なのです。

ブックが試合やストーリーに与える影響というのは、ファンの推察の域を出ないということです。

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ブックは映画の台本のようなものです。事前に公開されることはこれからも無いでしょう。

どこまでが台本なのか

ストーリー

プロレスには、ある選手がチャンピオンになるまでのストーリーが決められていると言われています。よく言われるケースでは、大きな大会でのタイトルマッチがゴールで、その間の中規模の大会で選手の周りで挑戦表明など目立った動きがあるというパターンです。

このような選手ごとのストーリーは、ほとんどすべての選手について決まっているというのが定説です。

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ストーリーから外れて、負け役として存在する選手もいます。

マッチメイク

どの選手が試合で対戦するのかというのは、プロレス興行を成功させるための大きな要素です。マッチメイクはブッカーと言われる役割を持つ人(選手、または関係者)が決めています。

人気選手同士の対戦、遺恨マッチ(過去の選手同士のもめ事を清算する試合)など、ファンが観たい対戦を、観たいタイミングを見て提供するのがブッカーの役割です。

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ビッグマッチ(大会場での試合)ではファンがマッチメイクに期待します!

試合の流れ・勝ち負け

マッチメイクと同様、試合の勝ち負けはブッカーによって決められているというのが通説です。大きな大会までの選手間の関係性を作り上げていくために、勝ち負けの積み重ねで、ファンのストーリーへの盛り上がりを作っていきます。

一方で、試合の流れは、選手間に委ねられていることが多いとされています。どのような技を繰り出し、見せ場を作って盛り上げるのかは選手次第です。

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危険な技を掛ける前にはこっそり合図をしたりしているとか・・・。

場外での駆け引き

場外での駆け引きも見逃せない要素です。記者会見やマイクパフォーマンスを通じて、選手の生の声がファンに届けられるのです。選手自身が、各々の想いを言葉にします。

「何をしゃべるか」に関しては、ブッカーの決めたストーリーの範囲内で、選手の手に委ねられています。

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控室での試合後コメントや記者会見からすでに次の試合は始まっているのです!

台本があっても楽しめるのがプロレス

台本を事前に知ることは無い

ファンは、事前に台本の中身を知る事はありません。つまり、台本があっても無くても、ファンがプロレスを楽しめることに影響はないのです。

「どうせあの選手が勝つに違いない。」

と思いながら観ることもできますが、試合の行方をドキドキしながら観戦するのをおすすめします。たとえ結果が決まっていようが、そんなことはどうでもよくなるほど激しい試合が繰り広げられます。

台本があるかどうかは関係なく楽しめるのがプロレスです!

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通好みの観戦として、勝ち負けの予想をする、という楽しみ方もあります。

ドラマティックな展開

プロレスは数ヶ月に渡り、選手同士で抗争を繰り広げます。その中には、味方の裏切り、ライバル同士の結託など、ファンの予想を次々に裏切る展開が盛りだくさんです。まさに目を離せない展開が続きます。ある意味、ブッカーの腕の見せ所です。

最大手の新日本プロレスを例に挙げると、個人闘争に加えて、ユニット・軍団同士の抗争があり、複雑な人間模様を見せます。極端な例を挙げると、退団・移籍が決まってしまったトップレスラーの退団までのストーリーすらも興行の中で描かれます。

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まさかと思うようなストーリー展開が繰り広げられてファンは熱狂します。

選手それぞれのストーリー

プロレス団体には、数多くの選手が在籍し、日夜熱いファイトを繰り広げています。多くのファンがついている選手がメインストーリーに登場することが多いです。

プロレスは、ベルトを持っていること自体が重要ではありません。選手がベルトを手にするまでの過程を経て、チャンピオンとして輝くことにファンは胸を熱くします。

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この状態をプロレスファンは「チャンピオンとして説得力がある」と表現します。

迫力ある試合

プロレスの醍醐味は、やはり大迫力の試合にあります。結末が決まっているかどうかは関係なく、対戦するまでのストーリーや選手それぞれの想いがリング上でぶつかる姿は、観ていて感情を揺さぶられます。

プロレスファンは、それぞれひいきの選手が勝ってくれるよう、精一杯応援します。声援むなしく敗れてしまっても、拍手や声援で、死力を尽くした選手を称えるのです。

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プロレスファンの目は厳しいので、無気力で雑に負けた選手には厳しい反応をします。

さいごに

冒頭から説明した通り、プロレスにはブックという台本があり、勝ち負けは決まってるといえます。そこだけ切り取ると、「八百長だ!」「いんちきだ!」という声を上げる人もいるかもしれません。事実、昭和の時代には八百長か否かでファンの間で論争が巻き起こったこともあります。

しかし、プロレスには筋書きがあったとしても、観客を魅了し、虜(とりこ)にしているのもまた事実です。台本なんて気にせずとも、プロレスはとても楽しめるエンターテインメントといえます。ぜひ、プロレスというドラマをぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。