平成に流行したスイーツと言えば、何でしょうか?平成31年間の中で、いろいろなスイーツが流行りました。この記事では、平成に流行ったスイーツを振りかえり、紹介します。
平成には、いろんなスイーツが流行りました。中には、流行のあと、残念ながら消えていったスイーツもあります。この記事で紹介するスイーツは、今でもケーキ屋、パン屋、専門店で買えるスイーツや、実際に店舗で食べられるものばかりです。気になるものがあれば、ぜひ、お店に足を運んで平成レトロを体験してください。
それぞれのスイーツは、作り方や由来を簡単に紹介し、日本でブームになった経緯を説明します。「ぜひ一度食べてみたい!」「ブームになった理由がわかった!」と思ってもらえれば幸いです。
目次
食べてみよう!平成に流行ったスイーツ!
平成の31年間には、多くのスイーツがブームを巻き起こしました。中でも代表的な平成スイーツを紹介します。お客さんがブームのスイーツを求めてお店に長蛇の列を作るなど、社会現象になったスイーツもあります。
平成2年(1990年)ティラミス
ティラミスはイタリア生まれのデザートで、コーヒーを染み込ませたケーキに、カスタードソースとマスカルポーネチーズを添えたケーキです。コーヒーのほろ苦さと、コーヒーがしみこんだケーキの食感、チーズの酸味の一体感が特徴です。
平成2年に女性雑誌で取り上げられたことで大ブームになり、テレビでも大々的に紹介されました。ティラミスは、ブームが落ち着いてからも、イタリア料理店はもちろん、コンビニやケーキ店でも手に入るスイーツとして定着しました。
ティラミスは今でもコンビニで新製品が出ていますね
平成4年(1992年)タピオカ
タピオカは、キャッサバというイモのデンプンを丸く加工したものです。令和に入ってから、タピオカミルクティーがブームになったのが記憶に新しいかと思います。そのため、タピオカが流行ったのは令和に入ってからだと思う方が多いのではないでしょうか?
しかし、タピオカはココナッツミルクに入れて食べるデザートとして平成4年にブームになっています。当時は、エスニック料理がブームでした。その中でも、タピオカ入りココナッツミルクがブームになりました。ココナッツミルクは、現在もタイ料理店やベトナム料理店などで食べられます。
タピオカは、令和も含めて何度もブームになっているんですよ
平成5年(1993年)ナタデココ
ナタデココは、フィリピン生まれのスイーツで、ココナッツ果汁が原料です。見た目は寒天やくず切りのようにプルプルしていますが、口にしてみると、思いのほか歯ごたえがあります。そして、噛みしめると、ギュッとココナッツのエキスが染み出てきます。この食感と味わいが独特のスイーツです。
ファミリーレストランがデザートに出したことと、テレビが紹介したことによって、ナタデココは一大ブームとなりました。現在でも、コンビニなどでナタデココが入ったスイーツを見かけます。
平成6年(1994年)パンナコッタ
パンナコッタは、イタリア生まれのスイーツです。バニラやコーヒーなどの味をつけたクリームをゼラチンで固めて作ります。固めるときに円形の型に入れるので、見た目は白いプリンのようです。プリンと違い卵を使っていないので、食感はとてもなめらかです。
食品会社がデザートとして売り出したのがきっかけで、パンナコッタは日本でブームになりました。現在では、簡単に作れるデザートとして、家庭でも楽しまれています。レシピ投稿サイトにはたくさんのパンナコッタのレシピが投稿されていて、デザートとしての人気の高さがわかります。
平成10年(1998年)クイニーアマン
クイニーアマンは、フランス生まれのお菓子で、「バターのケーキ」という意味のスイーツです。クロワッサンのように幾重にも折り重ねた砂糖とバターたっぷりの生地を、バターを塗った丸い型に入れて焼き上げます。外側はバターと生地がカリッとしていて、中は柔らかくてふんわりした食感が特徴です。味は、砂糖の甘さとバターのしょっぱさが重なって、とても食べやすいです。
クイニーアマンは、コンビニエンスストアが初めて販売して、ブームのきっかけを作りました。その後、日本のパン屋、スイーツ店がこぞって販売し、ブームとなりました。クイニーアマンは現在もパン屋やスイーツ店で見かけます。
クイニーアマンはバターと砂糖の風味がしっかり効いています!
平成11年(1999年)シナモンロール
シナモンロールは、パン生地を伸ばしてロール状に巻き、輪切りにした形のロールパンです。味付けは、バター、シナモン、砂糖を使っています。焼き上げたあとに、シナモンパウダーを多めに振りかけると、シナモンロールの完成です。
日本では、1990年代にパン屋で販売され始めました。そして、アメリカの「シナボン」というチェーン店が日本に上陸したのがきっかけで、一大ブームとなったのです。シナモンロールの人気はその後も続き、今もパン屋で販売されています。
平成18年(2006年)グレイズドーナツ
グレイズドーナツとは、ドーナツの表面にシュガーシロップをたっぷりつけた甘いドーナツです。オールドファッションのようなシンプルなドーナツとは違い、味付けたっぷりのドーナツです。
平成18年に、アメリカで人気のドーナツチェーン店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が日本に上陸しました。クリスピー・クリーム・ドーナツの主力商品が、グレイズドーナツです。クリスピー・クリーム・ドーナツは瞬く間に大人気となり、一時は店舗が2時間待ちの行列になったこともありました。
クリスピー・クリーム・ドーナツは今も店舗があるので、グレイズドーナツが買えます。また、お近くのパン屋やドーナツ屋でもグレイズドーナツを取り扱っているかもしれません。見かけたら手にとってはいかがでしょうか?
グレイズドーナツは甘さたっぷりで大満足です!
平成18年(2006年)パンケーキ
パンケーキはもともと日本でもよく食べられているスイーツでした。そこにハワイのパンケーキ店「エッグスンシングス」が日本上陸し、目新しさから大人気となります。エッグスンシングスのパンケーキは、山盛りのホイップクリームと、ちりばめられたフルーツが見た目にも華やかです。当時はテレビでも毎日のようにパンケーキが紹介されていました。
現在はハワイ風のパンケーキを出すお店も増え、ブームとなったハワイ風のパンケーキはすっかり定着した印象です。
さいごに
この記事で紹介した平成に流行ったスイーツは、いくつ知っていましたか?また、ブームのきっかけは知っていましたか?どのスイーツも、平成を代表するスイーツです。特に、ティラミスやナタデココ、グレイズドーナツなどは、社会現象とまで言われました。振り返ると、平成のスイーツは海外から入ってきて日本で流行るのが定番の形になっているようです。
紹介した中で食べたことがないスイーツがあれば、ぜひ食べてみてほしいです。どのスイーツも特徴があり、おいしさに定評があります。特別な体験になること間違いなしですよ!