世の中にはさまざまなバンドやアーティストが存在します。音楽が好きな方であれば、複数のアーティストが好きで、いつも情報を追っていることも多いはずです。今回は、そんなバンドやアーティストに関する雑学です。
ところで、あなたは好きなアーティストの名前の由来をご存知でしょうか?「もちろん、知っている」という方もいれば「考えたこともない」なんて方もいるかもしれませんね。そんなこともありバンド名、アーティスト名の由来について紹介します。
今回、代表的なアーティストをピックアップしてみました。一部になってしまいますが「最近の流行編」「00年代編」「90年代編」と分けて紹介していきます。とても意外な由来となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
最近の流行編
Ado
「うっせぇわ」の大ヒットで誰もが知っている存在となったAdo(アド)。Adoという名前は、本人が国語の授業で習った狂言の「シテ」と「アド」が由来です。Adoは「アド」のことを主役の「シテ」を支える脇役ということを後で知りました。そのことから、誰かの人生を支える脇役になりたいという意味付けもされています。
乃木坂46
AKB48の公式ライバルとして活動しているのが乃木坂46。「乃木坂」という名前は、グループの最終オーディション会場が「SME乃木坂ビル」だったことから名付けられました。一方「46」という数字は、秋元康氏によると「AKB48よりも少ないけど負けない意気込みで」という意味が込められています。
NiziU
日本の9人組ガールズグループであるNiziU(ニジュー)。NiziU という名前は、Nizi Projectの「Nizi(虹)」と、メンバーとファンと示す「U」をプラスした造語です。他にも「Need you」という意味も含んでいます。
Official髭男dism
近年、ヒット曲を連発しているのがOfficial髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)。とても変わった名前で、特に「髭」という言葉が印象に残ります。それもそのはず。「髭が似合う年になってもみんなをワクワクさせてこのメンバーで音楽を続けていたい」という意味合いがあるからです。
TWICE
韓国の人気ガールズグループTWICE(トゥワイス)。TWICEとは英語で「2回」という意味です。「音楽で1回、パフォーマンスでもう1回魅了させる」という意味が込められています。
BTS(防弾少年団)
韓国や日本のみならず、全世界で注目を浴びているのがBTS(防弾少年団)です。そもそも防弾少年団という名前は「若者に向けられる偏見や抑圧を止めて、自分たちの音楽を守り抜く」という意味があります。防弾少年団は韓国語で「バンタンソニョンダン(Bang Tan Sonyondang)」と言うため、その頭文字からBTSと言われています。
ゴールデンボンバー
金爆の愛称で親しまれているゴールデンボンバー。バンド名の由来は、名前を決める際に近くにあった缶コーヒー「ゴールドラッシュ」から発想したものです。
SEKAI NO OWARI
一見ネガティブに見えるバンド名ですが、実はそこには深い意味が込められているのです。
命名したFukaseは、過去に閉鎖病棟への入院などさまざまな辛い経験をし「世界の終わり」だと思っていました。しかし、その時に音楽や音楽にまつわる仲間たちがいたことで「世界の終わり」からスタートするというポジティブな意味付けになり、バンド名を付けたと言われています。
最近の音楽はSNSなどで火がついたりして、かつてのテレビ主体の活動方法とは大きく変わりましたね。
00年代編
AKB48
秋元康がプロデュースする国民的アイドルグループAKB48。AKB48が活動する本拠地が秋葉原なので、その略したアキバ(AKIBA)からAKBと名付けられています。48はあえて無機質なものにしたいとのことから数字になりました。例えば「おニャン子」のような言葉を入れてしまうと、風化して時代を感じる名前になってしまうからとのことです。
BUMP OF CHICKEN
BUMP OF CHICKENというバンド名は、メンバーが10代のころに「臆病者の反撃」という意味合いで付けられた名前です。しかし、英語圏では「鳥肌」というように訳されてしまい、本来とは違う意味として捉えられています。
EXILE
歌とダンスで魅了する男性グループのEXILE(エグザイル)。EXILEは「放浪者」「追放者」という意味がありますが、実はそこまで深い意味合いを考えて付けたわけではありませんでした。元々はJ Soul Brothersという名前でしたが、途中で名前をEXILEに変更しています。
いきものがかり
結成した際、水野と山下の共通点が小学一年生の時に「生き物係」をしていたことに気づき、このように命名されました。二人は小、中、高と同じ学校に通っていて、1999年に結成しました。
このくらいの時期はあまりJ-POPを聴いていませんでしたが、それでも今回紹介したアーティストの曲は知っている曲が多いです。
90年代編
モーニング娘。
90年代に一世を風靡したアイドルグループがモーニング娘。です。名前を付けたのはプロデューサーのつんく♂。喫茶店のモーニングセットのようなお得な感じを印象付けさせたかったということです。
ちなみに最後の「。」は、テレビ番組「ASAYAN」でグループ名の発表があった時の語尾にあったことから付きました。番組MCの矢部浩之が独断で「。も含まれる」ということを言ったことがきっかけです。
Mr.Children
90年代のみならず、現在もリリースすればチャートの上位にランクインするMr.Children。
「Children」という言葉は、彼らが好きなCDアルバムのタイトルやバンド名、写真集、アルバムジャケットなどからよく使われていた言葉です。その反対の意味合いになる「Mr.」を付けることで「形にこだわらない」という意味合いを付けたかったということです。
B’z
「名前に意味はない」という発言もしていますが、さまざまな説があります。「z」は最初決まっていたので、英語を全部ひっくるめた意味にしようということでA’z(エーズ)にする案がありました。しかし、エイズと似ていることなどから、その次の「B」を使うことになったという説があります。
他にも本人の口から「bees」(蜂の群れ)や「ビートルズ(B)とツェッペリン(Z)」という説も出てきています。おそらく、これは冗談で言っているものと考えられます。
Hi-STANDARD
90年代後半のコア系ブームで最も人気だったと言っても過言ではないのが、Hi-STANDARDです。Hi-STANDARDという名前は、メンバーが好きだったThe WHOから名付けたものでした。The WHOの元々のバンド名はThe High Numbersでしたが、そのHighからHi-STANDARDとなったのです。直訳すると「高水準」という意味になります。
THE YELLOW MONKEY
ボーカルの吉井和哉が「ダサくてシニカルな名前がいい」と思い、命名。イニシャルであるYから始まる言葉を辞書で探していたところ「イエローモンキー」という言葉を見つけました。イエローモンキーとは東洋人の蔑称ですが、洋楽に対するコンプレックスがある吉井にとっては最適な名前だったようです。
90年代の音楽はよく聴いていたので、他にも紹介したいアーティストがたくさんあります!
おわりに
バンド名やアーティスト名の由来は、音楽好きであればとても楽しく読むことができたのではないでしょうか?私自身、過去にバンドをやっていたことがあり、バンド名を決めたりしていました。そんなこともありバンド名、アーティスト名に気持ちを込めるのはとても共感しています。
一方、意外な決め方をしているアーティストも多くいますね。今回紹介したアーティストはほんの一部なので、好評であればまた続編など検討していきます。他にも洋楽、ジャニーズ、ヴィジュアル系などのくくりで紹介することがあるかもしれません。