マイ弁当を持参している方の悩みの一つが「お弁当が傷まない方法はないか?」だと思います。朝、せっかく作ったお弁当が、お昼休みに食べようと思ったら傷んでいる・・・。楽しみにしていた分、ショックですよね。何とかして、お弁当を無事に食べたいですよね。
この記事では、ひと手間でできる、お弁当が傷まない方法を紹介します。簡単にできる方法を厳選しましたので、ぜひ試してもらいたいです。お弁当が傷まないための工夫はたくさんあります。そこで、お弁当が傷むのはなぜか、どうすれば防げるのかといったお弁当が傷まない方法につながる知識も紹介します。
この記事を読んで、傷まない美味しいお弁当を作っていただければ幸いです。
目次
お弁当が傷むってどういう状態?
お弁当が傷んでいるのは、細菌やカビが弁当内で繁殖し、食品が腐っている状態です。お弁当が傷んでいると、匂いや見た目、味が変わります。「おかしいな」と思ったら、すぐに食べるのを止めましょう。無理をして食べると食中毒になります。
傷んでいるかどうか一番わかりやすいのは、匂いです。入っている食材とは違う、酸味のある匂いがしている場合は要注意です。
お弁当が傷まないために何をすればよい?
お弁当を腐らせないためには、以下の点に注意しましょう
- 菌が入らない状態で調理する
- お弁当箱を菌が増えない状態で保管する
- お弁当を細菌が繁殖する温度(30℃~35℃)にしない
お弁当箱に菌が入らなければ、腐ることはありません。ですので、できるだけ菌を避けて調理することが大事です。次に、お弁当内で菌が繁殖しないように工夫することです。お弁当の詰め方や調理の方法で、傷むのをある程度防ぐことができます。最後に、お弁当は冷暗の環境で保管するということです。傷みやすい環境で保管していると、どれだけ工夫していてもお弁当は刻々と傷んでいきます。
外の気温が高い夏は持ち運びのときの温度に要注意ですね!
一般的に普及しているお弁当が傷まないための対策
普及しているお弁当が傷まないための工夫は以下です。いずれも、先ほど挙げたお弁当を傷ませないための注意点にマッチしていて、とても有効な手段です。どれも簡単にできますので、ぜひやってみましょう。
- 弁当箱のバッグに保冷剤を入れる
- 弁当箱を保冷バックに入れる
- 防腐シートを入れる
- 弁当箱を消毒する
- 生野菜を入れない
さらにひと手間加えてお弁当の傷みを防ぐ方法
調理器具を殺菌してから調理する
調理器具は、普段は食器用洗剤で洗っていると思います。しかし、実は食器用洗剤でゴシゴシ洗うだけだと、雑菌が残る場合があります。特にまな板は細かい傷がついているため雑菌が残りやすいです。そこで、雑菌をしっかり消毒するために、キッチン用アルコールスプレーを吹きかけましょう。その際、調理に使う包丁や箸なども消毒するとより安全です。
まな板はキッチンぺーパーでくるんで漬け置き消毒すると効果的です!
殺菌効果のある食材を使う
お弁当といえば梅干しが入っていますよね。梅干しが入っている理由は、おいしいからだけではなく、梅干しの酸に防腐効果があるからです。シソも、防腐効果があるのでおすすめです。また、お酢は殺菌効果が強いため、お酢を使った料理を多めに入れると、お弁当が傷みにくくなります。
水分の多い料理は避ける、または水分をしっかりとばす
水分は、弁当箱の中で最も腐りやすいものの1つです。しかも、お弁当の中で全体に広がってしまいます。そこで、水分の多いおかずは避けるか、水分をしっかりとばすことが有効です。例えば、だし巻き卵は水分である出汁がでるので、代わりにしっかり火を通した卵焼きにしましょう。くれぐれも水分の多いお弁当は避けてくださいね。
お弁当に、揚げ物や焼き魚が多い理由が分かりましたね!
しっかり冷ましてから弁当箱に詰める
雑菌は30℃~35℃で繁殖しやすいです。そのため、おかずとご飯をこの温度で弁当箱に詰めてしまうと一気に雑菌が繁殖します。しっかり温度を下げてから弁当箱に詰めましょう。
小分けカップなどを使って料理が混ざるのを防ぐ
おかずを詰めるときには、小分けにするカップを活用しましょう。小分けカップを使えば、おかずとおかずが接触して水分が移ってしまうのを防ぐことができます。何しろ水分が回ることが傷みの一番の原因ですので、小分けカップはぜひ使ってください。シリコン製のカップは、雑菌が残ってしまっている場合があるので、使い捨てのカップをおすすめします。
おかずが小分けカップで入っていると、彩りもよくて美味しそうに見えます!
作り置きは必ず再加熱する
前日のおかずや作り置きして冷蔵庫に入れていたおかずは、再加熱して冷ましてから弁当箱に入れましょう。理由は、冷蔵庫で保冷している間にもおかずから水分が出ているからです。冷蔵庫から取り出して再加熱することで、昨日のうちにおかずから出た水分をとばすことができます。
さいごに
手作りお弁当の傷まない方法はいくつもあります。なぜお弁当が傷むのかを知っていれば、工夫することで傷まないお弁当を作ることができます。お弁当は、夏場が特に傷みやすいですが、冬場も空調が効いて暖かい環境だと、傷むことがありますので注意してくださいね。
ひと手間加えるのは、安全にお弁当を食べるため、せっかくのお弁当を台無しにしないためです。この記事で紹介した方法は、やってみるとすごく簡単ですので、ぜひ取り入れてみてください。