乳飲料と牛乳の違いは何だと思いますか？乳製品は牛乳以外にビタミンなどの加工品を加えた商品で、牛乳は牛から搾った生乳に何も加えることなく殺菌した商品です。
加工する工程に違いがある乳飲料と牛乳ですが、私たちでも簡単に見分ける方法があります。見分ける方法は以下の３点です。
- 乳飲料は、紙パックの上部が平らで切り込みがない
- パックに「乳飲料」と記載されている
- 牛乳は、紙パックの上部に切り口がある
牛乳の紙パック上部に切り口がある理由は、目が不自由な人でも判別できるためです。
この記事では乳飲料と牛乳の違いは何か？また間違えないための見分ける方法について説明します。
目次
「乳飲料」と「牛乳」の違いとは
乳飲料と牛乳の違いとは以下の通りです。
- 牛乳は、牛から搾った「乳(生乳）」に何も一切加えること無く殺菌したもの
- 乳飲料は、牛乳以外にカルシウムやビタミンといった加工品を加えたもの
栄養面にも違いがみられ、乳飲料は加工品を加えることで牛乳と栄養成分が違います。牛乳では、カルシウムやビタミンが豊富なので、成長期や骨の健康管理に最適です。
コーヒー牛乳は「牛乳」記載されていますが、実際は加工品が加えられているので乳飲料です。
「乳飲料」と「牛乳」の見分ける方法
普段の私たちでもわかる乳飲料と牛乳の見分ける方法について解説します。
紙パックの見た目
乳飲料は紙パックに「乳飲料」と大きく文字が記載されています。購入者が牛乳と間違えないよう、大きな文字で記載するようにする規約があるためです。
紙パックの上の部分が平ら
乳飲料の紙パックは、上部が平らとなっております。理由は、目の不自由な人が触ることで乳飲料だと分かるようにするのが理由です。
牛乳は紙パックの上の部分が凹んでいる
牛乳は紙パックの上の部分が凹んでいます。先ほどの目が不自由な人が牛乳だと分かるようにするのが理由です。
この切れている部分のことを「切欠き」と言います。
乳飲料のメリット
人によってメリットは違いますが、乳飲料のメリットは、便利さと商品のバリエーションの多さです。乳飲料は豊富な栄養を含んでいるので、簡単に栄養補給が可能なのがメリットと言えます。
低カロリー
乳製品は牛乳と比べて低カロリー・低脂肪なのが特徴です。低カロリー・低脂肪なので、ダイエット中にも必要な栄養補給をとりつつ体重管理がしやすいと言えます。
豊富な味のバリエーション
コーヒー牛乳やフルーツオレと言った、味のバリエーションが豊富なのも乳飲料のメリット。
味もあっさりして低カロリーなのも特徴なので、お菓子作りに最適な材料だと言えます。
ホットケーキやマフィン作りの材料に、低カロリー・低脂肪の乳飲料はおススメです。
牛乳のメリット
牛乳のメリットは豊富な栄養成分を含んでいることです。子供の成長維持や骨の健康維持に効果があります。
豊富な栄養成分
牛乳にはカルシウムやビタミンの他、たんぱく質も豊富に含まれています。
カルシウムは骨の健康維持に重要な物質なので、骨粗しょう症予防にも牛乳は欠かせません。
健康維持に必要な栄養が含まれている
牛乳は生活習慣病や睡眠の質の向上効果があります。子供の成長維持に必要な栄養分が多く含まれているのことが、学校給食で提供している理由です。
かつて学校給食の牛乳は牛乳瓶だったので、クラス全員分の牛乳を運ぶのがとても重かった思い出があります。
注意点
乳飲料と牛乳にはそれぞれメリットもありますが、同時に注意すべき点があります。
乳製品の注意点として、製造過程で加工品を加えるので糖分を多く含んでいる点です。飲むときは知らない間に糖分を取りすぎている可能性があります。
牛乳の注意点は、高脂肪やアレルギーです。脂肪は乳飲料よりも多いので、脂肪を気にする人は低脂肪牛乳を選ぶ必要があります。
牛乳アレルギーを持っている人は特に注意が必要で、代替え品も成分にアレルギー成分がないか注意が必要です。
コンビニなどで簡単に手に入る乳飲料は糖分が多いので、糖尿病の人は注意して下さい。
さいごに
乳飲料と牛乳は同じように見えて、実際にはまったく別の飲み物です。
乳飲料は製造過程に加工品を加えることで、気軽に必要な栄養補給が取れる一方、糖分が多く含まれています。乳製品を飲むときは摂取量に注意が必要です。
牛乳はカルシウムやビタミンなど、健康維持や成長に必要な栄養分が豊富に含まれているが特徴と言えます。
なかでもカルシウムは子供の成長過程に必要不可欠な成分なので、いつの時代でも学校給食に定番メニューです。
牛乳は高脂肪なので、飲むだけでなくスープやグラタン作りに最適な原材料です。その一方で脂肪を気にする人には注意が必要で、低脂肪牛乳を選ぶなどの対策が必要と言えます。
乳飲料と牛乳にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、活用次第で最大限の効果が得られる飲み物です。
乳飲料や牛乳を手に取る機会があれば、それぞれのメリット・デメリットを理解して選ぶのも一つ手段ではないでしょうか？
