2024年7月3日から、いよいよ新紙幣が発行されます。約20年ぶりに変わる新紙幣は、SNSを中心に大きな反響を呼んでいます。そんな新紙幣ですが、どこかデザインがダサいと感じていませんか?そこでこの記事では、
- 新紙幣のデザインがダサいと言われる理由
- 中国っぽいデザインに見える?
- 新紙幣になったらタンス預金はどうなるの?
ということを徹底解説。この記事を読めば、新紙幣のデザインがダサいと言われる理由、さらに今まで貯めたタンス預金の今後についても知ることが出来ます。SNSの情報もまとめて読みやすい内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
新紙幣のデザインは中国っぽいとSNSで話題!ダサい理由3選!

新紙幣のデザインが中国っぽい、ダサいと言われている理由には3つあります。それは、
- 数字が大きいから
- 高級感が無いから
- 見慣れていないから
です。それぞれ、1つずつ詳しく見ていきましょう。
数字が大きいから
まず1つ目の理由は、数字が大きいからです。
このように、新紙幣は左側にアラビア数字が大きくデザインされました。この数字の大きさが、絶妙にダサいというわけです。現在使っている紙幣は、漢数字が左側に大きくデザインされています。この漢数字も古印体というデザインで重厚感があり、安っぽさが全くありません。
それに対して新紙幣の自体は、なんとゴシック体。ゴシック体はカジュアルで、ポップな印象を与えます。その結果、数字の大きさ、字体、見た目のバランスが悪くなり「ダサい」と言われるようになりました。
現在の紙幣に使われている文字は、篆書体(てんしょたい)といって、印鑑にも使われる字体です。
高級感が無くなったから
2つ目の理由は、お札に高級感が無くなったからです。改めて、新紙幣のデザインを確認してみましょう。
そのうえで、以下のようなことに気付くと思います。
- ゴシック体のアラビア数字がメインになっている
- 偽造防止のホログラムの位置に統一感がない
- 全体的に無駄な余白がある
- 5000円札だけ透かしの位置が中途半端
これらの要点をまとめると「お札に高級感が無くなった」と感じませんか?そう感じる人は多く、どこか薄っぺらい印象を受ける人も多いのが現状。「子供のお札みたい」というイメージを持つ人もいます。
見慣れていないから
3つ目の理由は、見慣れていないからです。ダサいと言われる原因のほとんどが、見慣れていないからと言われています。確かに、今までずっと使ってきた紙幣は見慣れていますよね。それが急に新紙幣のデザインを見るわけですから、見慣れないのも当然です。
慣れていないから、ダサいとか、カッコ悪いというマイナスなイメージがつくのも当たり前のこと。長年見てきたアニメの声優さんが新しい人に変わると、違和感がありませんか?それと同じ現象です。
1万円札のことを「諭吉がさ~」と呼んでいた世代の方には、どこか寂しい気もしますね。
新紙幣は中国っぽい?
新紙幣のデザインを受けて、ネットやSNSでは「中国っぽい」とか「東南アジアのお札みたい」と言われています。その理由は、毛沢東をイメージするからです。特に1万円札のデザインや、渋沢栄一の肖像画が、中国紙幣に使われている毛沢東を連想させています。
しかし、実際に中国の紙幣と比べると、全く日本の新紙幣とは似ていません。言われてみれば、毛沢東と渋沢栄一の肖像画が似ているかも?くらいの印象です。数字のフォントも似てはいますが、そこまで大きく似ている印象はありません。
アラビア数字が大きくデザインされることで「中国っぽい」「海外っぽい」と感じるようです。
新紙幣になったらタンス預金ってどうしたら良い?

新紙幣といえばデザインも気になりますが、今あるタンス預金はどうなるのでしょうか?旧札が使えなくなったり、贈与税など税金関係の問題が出てきたりと、不安もあります。そこでここからは、新紙幣になったらタンス預金がどうなるのか、詳しく見ていきましょう。
旧札のままでも使える
結論から言えば、新紙幣が発行されても旧札は使えます。現在、日本の紙幣には22種類のお札があります。これらの紙幣はどれだけ新紙幣が発行されても、効力を失うことはありません。これは日本銀行法という法律で定められており、その中には「無制限に通用可能」と記されています。
今回、新紙幣を発行する理由は、偽造防止の強化。しかし、これは表向きの意見で、実際は「タンス預金のあぶり出し」とも言われています。現在、日本のタンス預金は総額で約50兆円。新紙幣になることで、自販機などで現在の紙幣が使えず、両替をする時代が来るかもしれません。両替をさせることで、タンス預金を市場に流通させる目的もあります。
そうなると気になるのは、相続税や贈与税の税金関係です。
タンス預金は法律でも禁止されていません。災害時に紙幣だと燃えたり、流されたりするので、硬貨もタンス預金に加えておくと、もしもの時に役立ちます。
自分で貯金しているなら問題ない
現在、タンス預金をしていて、そのお金が自分で貯金しているお金であれば、税金関係で問題はありません。税務署から目をつけられることも無いでしょう。
しかし、そのお金が親から譲り受けたもの、または身内にあげるなどをした場合、贈与税や相続税の対象になります。取引のある銀行に相談して、適切に納税をしてください。その金額が200万円以上になる場合、犯罪収益移転防止法という法律に基づいて、本人確認が必要な場合があるので注意しましょう。
まとめ
この記事では、新紙幣がダサいとか、中国っぽいと言われる理由、タンス預金についても解説してきました。具体的には、
- 新紙幣はゴシック体の数字が大きく、高級感が無くなったデザインだから
- 毛沢東がデザインされた中国の紙幣に似ているから
- 新紙幣になってもタンス預金に大きな影響はない
- タンス預金を譲り受けたもの、誰かに渡す場合は納税する必要がある
ということでした。いよいよ新紙幣が発行されます。発行されてすぐは、なかなか手に入れることが出来ないかもしれません。最初は見慣れないかもしれませんが、いずれ慣れてくるものなので、手に入れた方は早速デザインを比べてみてください。
雑学のあしあとでは、誰かに話したくなる雑学を多数執筆しています。そのほかの記事もぜひ読んでみてください。