みなさんは普段、ジャムを使いますか?今、ご自宅の冷蔵庫にはジャムが入っていますか?今回はジャムの雑学です。
「ジャム」と言うとみなさんはどのようなジャムを思い浮かべますか?一般的なスーパーで売られているジャムはイチゴやブルーベリー、マーマレードくらいだと思います。また、「ジャムパン」と言うと「いちごジャム」ですよね?
今回はこれら一般的な「ジャム」の枠を超えた、変わった、珍しいジャム。マシュマロジャムや松ぼっくりを使ったジャムなど、驚きのジャムを厳選して紹介します。
はじめに「あらためてジャムとはどんなものか」の説明。その後、変わったジャムを「お菓子系」「乳製品系」「お茶系」「お酒系」「果物・果実系」「野菜系」大きく6つに分けて記しました。
あなたも変わったジャムに興味を持つこと間違いなし!また、ご自身でもぜひ作ってみてください。
目次
あらためて「ジャム」とは・・・

はじめに「ジャムとはどんなものか?」についてあらためてご紹介します。
一般的にジャムとは砂糖を使って果物などを煮詰めたもののことです。砂糖は食材の水分を抱え込むので腐敗するスピードを遅らせることができます。だから生の状態の物より長く保存できるようになるのです。
砂糖で煮詰めただけあって甘く、そのまま食べることはほとんどしません。パンやクラッカーに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、また、フレッシュチーズと共に食べたりします。
変わったジャム

ここからは「変わったジャム」について大きく6つに分けて紹介します。
お菓子系のジャム
ここではお菓子系のジャムをご紹介します。クラッカーやケーキなどお菓子にジャムを乗せることはありますが、ここで紹介するのはお菓子がジャムになった物です。
プリンジャム
プリンとほぼ同じ材料を使って作ったのがこのプリンジャムです。卵、クリームにバニラビーンズを加え、じっくり煮詰めたジャムです。なめらかでとろっとした濃厚な味です。
パンを焼いてから塗ってもいいのですが、塗ってから焼くとフレンチトーストのような香り、味わいになります。
ロータス・ビスケットスプレッド
ベルギーのビスケットの会社ロータス。この会社のビスケット・ビスコフの味のPRのために作られたビスケット入りのジャムです。ジャムのなめらかさの中にサクサク感が味わえます。アイスクリームにもクッキーが入っているものがありますが、同じような感じです。
私の姪が好きで、我が家の冷蔵庫には絶えず入っています。
マシュマロクリーム
マシュマロの中にジャムが入っているものもありますが、こちらはマシュマロがジャムになりました。アメリカの「フラフ」というブランドでバニラ味、イチゴ味、キャラメル味のマシュマロクリームを販売しています。食感はネチネチふわふわで、パンに塗るのはもちろん、コーヒーやココアなどに浮かべてもおいしくなります。
キャンプなどで「焼きマシュマロ」を食べたことがある方もいると思います。(焼きマシュマロは外が少しカリッとした感じが出ますが)マシュマロクリームも似たような感じです。紹介したマシュマロジャムでなくても、パンにマシュマロを乗せてトーストする。これだけでもマシュマロがモチとろっとしておいしくいただけます。
乳製品系のジャム
那須高原にある南ヶ丘牧場ではミルクジャムを販売しています。生乳とクリームにグラニュー糖を加え、煮詰めて作られるジャムです。真っ白でとろ~んとしたこのジャム。練乳よりしつこくなく、すっきりしています。
またミルクジャムとセットで(パンなどに)塗るチーズ(プレーンタイプ・スモークタイプ)も販売されています。
さらに南ヶ丘牧場にはパンなどに塗るためのチーズケーキまであります。こちらにはベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキ、いちごのチーズケーキの3種類があります。パンのみならず、ホットケーキやクッキーなどにつけてもおいしくいただけます。
お茶系のジャム
紅茶ジャム
澤井珈琲では紅茶のジャムを販売しています。「ウバ」「ダージリン」「アールグレイ」のジャム。さらに「マスカットのフレーバーティ」のジャムが販売されています。
マスカットはフレーバーティでジャムを作らず、そのままマスカットの実を使ったジャムを食べたいですよね。しかし、あえて紅茶(フレーバーティ)にこだわりジャムにしています。
その他お茶系ジャム・食べるお茶ジャム
この他にお茶系ジャムには
- 西製茶所のロイヤルミルクティーを使ったジャム。
- ちきりやのほうじ茶と牛乳で作ったほうじ茶ジャム。
- たかはた果樹園のコーヒージャム。
などがあります。
そんな中、煮出したお茶(飲み物)を使うのではなく、茶葉自体をジャムにしたのが松田製茶の「食べるお茶ジャム」です。
急須で淹れたお茶では有効成分が30%ほどしか摂取できません。しかし茶葉をそのままジャムにするのでお茶の成分を丸ごと余すことなく食べることができます。
「緑茶の茶葉」というと苦みがありますよね。でもそのほろ苦さがヨーグルトやパンに意外と合います。
お酒系のジャム
ウイスキージャム
イギリスのマーマレードを中心としたジャムブランド「チップトリー」。ここではマーマレードにウィスキーを加えた「オレンジマーマレード&モルトウィスキー」を製造しています。マーマレードに10年物のモルトウィスキーを加えた芳醇(ほうじゅん)なジャムです。
このジャムはアルコールが残っているので子供が食べる時には注意してください(法律上は飲み物ではないので子供が食べても違反にはなりません)。
ちょっとブレイク~ジャムとマーマレードの違い
みなさん、ジャムとよく似たマーマレード。ジャムとの違い、ご存知ですか?実はマーマレードもジャムの仲間の内の1つです。
ジャムの仲間ではありますが、マーマレードと呼ぶには2つの条件があります。1つは柑橘系のフルーツを使っていること。もう1つは皮が入っているということです。
マーマレードを食べたことがない方は皮が入っていることに驚かれるかと思います。私も小さい頃は皮の苦みが苦手でしたが、大人になっておいしさがわかるようになりました。大人の味なのでしょうかねぇ?
この他にお酒系のジャムにはワインを使ったジャム、甘酒を使ったジャムなどがあります。ワインのジャムにはアルコールが少し入っているものもあります。しかし甘酒には入っていないので子供でも大丈夫です。
果物・果実系のジャム
ジャムの王道と言えばフルーツですよね。いちごやブルーベリーなどがメジャーな中、バナナやスイカのジャム。パイナップルやさくらんぼバタージャムなどもあります。
また、果実から作られるジャムには梅やピスタチオ、桑の実などのジャムがある中、なっ、なんと松ぼっくりのジャムもあります。(ナッツの雑学で紹介した)松の実ではなく松ぼっくりです。みなさんご存じでしょうか?
この松ぼっくりのジャム。ロシア風のジャム「ヴァレーニエ」の1つです。ヴァレーニエは果物や野菜などを砂糖で煮たロシアの「ジャム」の総称です。このヴァレーニエの1つに松ぼっくりを煮た物もあります。
この松ぼっくりのヴァレーニエはまだ若い緑色の松ぼっくりを砂糖で煮た詰めたものです。これをお茶菓子にして食べます。日本でロシアンティは「紅茶にジャムを入れたもの」のこと思い浮かべる方が多いと思います。しかし本場ではジャム(ヴァレーニエ)をお茶菓子にして食べるのです。
このジャムは甘く柔らかく煮込んだ松ぼっくりの香りや渋みがします。
残念ながら現在日本では購入できませんが、インターネットでレシピを検索することができます。
ちょっとブレイク~4月20日はジャムの日
以前いろんな記念日(①・②)をご紹介しましたが、ジャムにも記念日があります。4月20日で日本ジャム工業組合が制定した記念日です。
1910(明治43)年のこの日、長野県の旧三岡村(現在の小諸市)に住む塩川伊一郎さんが苺ジャムを明治天皇に献上しました。日本のジャム産業の礎(いしずえ)となった伊一郎さんの技術。ジャム産業への貢献などの功績から4月20日がジャムの日になりました。
野菜系のジャム・なすジャム
「野菜でジャム?」なんて思う方も多いかと思います。野菜でもいろんなジャムが作られています。
例えば
- 淡路島の名産、玉ねぎを使ったスイートオニオンジャム。
- 北海道のふらのジャム園のキャロットジャム。
- パプリカとトウガラシを使ったイタリアINAUDIのパプリカンテジャム
をはじめその他、トウモロコシやカボチャ、トマトやさつまいもを使ったジャムがあります。
そんな中、トルコには現地で大人気な野菜「ナス」を使ったジャムがあります。みなさん「ナスのジャム」と聞くと驚くことでしょう。しかしリンゴジャムのようでおいしいジャムです。
こちらもインターネットでレシピも出てきます。皆さんも1度試してみてください。
最後に~ジャパニーズ・ジャム
いかがでしたか?驚きのジャム、食べてみたいジャムはありましたか?
最後ではあるのですが、日本にも昔から伝わるジャム(のように砂糖で煮詰めた食べ物)があることを知っていますか?それは小豆を砂糖で煮た「あんこ」です。
ジャムのように砂糖で煮詰めて作る「あんこ」は日本のジャムと言っても過言ではありません。あんパンや「あんバタートースト」などパンとの相性が抜群なあんこ。「ジャパニーズ・ジャム」と言ってもいいと思います。
私は変わったジャムをそれほど頻繁(ひんぱん)には食べませんが、普段から自家製ブルーベリージャムを作っています。さすがに生のブルーベリーは高いので使いませんが、スーパーの冷凍食品コーナーで1袋数百円のものを購入して作ります。
さらに親戚から夏みかんをたくさんもらったと時にはマーマレードにしたり、いただいた柿が熟れすぎた時は柿ジャムにしたりします。
みなさんも(今回紹介したような「変わったジャム」も試していただきたいのですが)ご自宅でジャム作りに挑戦してみましょう!自分で作ると甘さなども調整できますし、いろんな材料を混ぜ合わせアレンジした「オリジナルジャム」を作ることもできます。ぜひ作ってみてください。