みなさんはどの色が好きですか?人によって答えは違いますが、インテリアやコーディネイトに欠かすことができない色に意味があることをご存じでしょうか。色が持つ意味を「色言葉」と言います。
明るい色だと気分も明るくなり活動的になるし、重厚色だと高級感が漂うセレブになった気分になります。なぜ色が変わるだけで気分まで変わるのでしょう。それが色言葉の意味で私たちは知らずに色の影響を受けております。
色言葉にはそれぞれ意味があることをご存じでしょうか?その意味を知ることは自分好みのインテリアやコーディネイトをするにあたり重要です。この記事では代表的な色を取り上げ、色言葉の意味を一覧にして紹介します。最後まで読んでインテリアやコーディネイトの役に立てれば幸いです。
目次
色言葉の意味

自分が好きな色を見ると心が癒されることや、元気が出ます。それは色がもつ心理効果で、カラーコーディネイトをするためには重要な要素です。
色言葉の一覧

白色の色言葉は「純潔」「清潔」
軽やかな印象をイメージする色です。ほかの色が混ざっていないこともあり、純潔・清潔を表します。
- 例、ウエディングドレス、医療従事者
医療現場で白衣が採用されているのは、清潔感を出す意味合いもあります。
赤色の色言葉は「情熱」「危険」
炎を連想する色で、力強い・熱いイメージがあり情熱を表現するのに最適です。
しかし赤色は火を連想する色なので、警告色という一面もあります。
- 例、緊急車両、信号機
ピンク色の色言葉は「かわいい」「やさしさ」
赤ちゃんをイメージする色で、やさしく包まれる雰囲気を連想する色です。ピンク色はかわいい雰囲気を出す色なので、商品のイメージカラーに採用されております。
- 例、桜、スウィーツショップのイメージカラー
黄色の色言葉は「活発」「光」
日の出を連想する色で、これから活発になるイメージの色です。黄色は光が輝くシーンをイメージできる色なので、記念撮影の背景に使いやすい色だと言えます。
- 例、陽光、ひらめき
オレンジ色の色言葉は「暖かさ」「元気」
明るく活発な印象と元気を連想する色です。暖かく庶民的な色なので、私たちの身近な商品にはオレンジ色が取り入れられることが多いです。
- 例、柑橘系、 日曜雑貨商品
緑色の色言葉は「健康」「平和」。
緑色は明るく爽やかなイメージをもつ色です。エコ活動を連想しやすい色なのでエコステーションのイメージカラーとして採用されております。
- 例、ガーデニング、エコステーションのマーク
青色の色言葉は「知性」「未来」
クールで知的のイメージを持つ青色は、ビジネスでは「信頼」「誠実」を連想させやすく、ポジティブな色として取り入れられております。クールな青色は情報化社会や未知との発見のシーンを連想する色です。
- 例 海、企業のカタログ、ビジネス本
紫色の色言葉は「高貴」「優雅」
上品で奥ゆかしさのあるどこか懐かしさを感じる色で、日本の心を表現しやすい色です。
着物や浴衣などトーンを控えめにした紫色は、見る人に高貴さや優雅さを感じるので人気の色だと言えます。
- 例、神社仏閣、和菓子のパッケージ
茶色の色言葉は「落ち着き」「安定」
ビジネスの重役がもつ独特な重厚と格式の高さを表現する色です。金色と黒色、茶色の配色で格式ある名店の落ち着いた雰囲気を表現できます。
トーンをおさえた茶色は、安定し余裕をもつ大人を連想する色で、ゆとりのある時間や優雅な昼下がりを連想する色です。
- 例、高級店のカタログ、メニュー表
黒色の色言葉は「高級感」「意思の強さ」
高級車などに取り入れられることが多い黒色は威厳を表す色と言えます。黒が似合う人は意思が強い人を連想しやすい色なので、「威厳」と「プロフェッショナル」をイメージできます。
- 例、高級車やタクシー、スーツ
タクシーが黒色のセダンタイプを多く採用しているのも高級感を出す演出です。
まとめ
色は私たちに心理的な作用を及ぼします。明るい色を身にまとうと明るい気持ちになる、格式のある店に行くと落ち着いた気持ちになるのも色の影響だと言えます。色にも意味があり、それをわかりやすい言葉として残したのが色言葉です。
今回は単色の色言葉を紹介しましたが、複数の色を組み合わせた色言葉もあります。たとえば紫色と金色の組み合わせは、よくお守りの色として使われている組み合わせです。
全ての色言葉を紹介することは数が多すぎて難しいですが、自分好みの組み合わせや色言葉を探してみるのもよいでしょう。日常生活で見かける色にはどのような意味をもっているのか。この記事を読んでいただいたみなさんが少しでも興味をもっていただけたら幸いです。