競走馬にも個性があることをご存じでしょうか?競走馬すべて違う個性をもっており、調教のときはそれぞれに合ったトレーニングを行います。馬たちにとっては一生懸命トレーニングをしているつもりですが、人間からすればその姿がかわいく見える競走馬がいます。
競走馬としては小柄でかわいい姿からファンが多いメロディーレーンや、サラブレットよりも大きな馬体でありながらかわいい飾りつけが特徴のばんえい競走馬など、かわいい基準はさまざまです。
競走馬のかわいいは人によって違います。見た目や仕草、性格などかわいい判断基準は人によって違いますが、最終的に自分の推しが一番です。
この記事では、現役・引退問わず、かわいい競走馬たちを7点紹介します。皆さんの一押し競走馬を知るきっかけになれば幸いです。
目次
見た目がかわいい競走馬

かわいい衣装のばんえい競走
ばんえい競馬は競技内容の特徴から馬体が大きいのが特徴。その大きさは、普段私たちが競馬で見かけるサラブレット種よりもさらに大きな体格です。これだけ巨体の競走馬なのでサラブレット種みたいに気性も荒いと想像しますが、意外にも穏やかな性格を持っております。
ばんえい競技は競走馬におしゃれな飾りをするのが特徴と言えます。特に牝馬(ひんば)は大きな馬体にかわいい飾りつけをするので、ギャップ萌えになるファンの多いです。
小さな競走馬メロディーレーン
競走馬の平均体重は450~500kgに対して、メロディーレーンは300kg前半と小柄な牝馬(ひんば)です。小柄な馬体がかわいいとファンを魅了します。
小柄な体格のメロディーレーンですが、得意とする距離は意外にも長距離です。長距離はスタミナとパワーが求められる距離なので、見かけに反したギャップがかわいいと言うファンもいます。
レーンちゃんの愛称で呼ばれていますが、父親はあのオルフェーヴルです。
仕草がかわいい競走馬

猫大好きメイショウドトウ
メイショウドトウは2000年前半に活躍した競走馬です。現役の頃は複数の重賞を勝利している競走馬です。今は引退しており、北海道で余生を過ごしております。
メイショウドトウのかわいいエピソードとして、牧場の看板猫と触れ合う姿が挙げられます。メイショウドトウの背中に看板猫が乗ってもなにもしない姿はかわいいと動画で反響を呼び人気です。
元競走馬からの転職、ヨシオ
2015から2022まで現役で活躍後、福島競馬場にて誘導馬として今なお活躍しています。
ヨシオがかわいいといわれるのは誘導馬時代です。誘導馬の仕事中に花壇の花を食べる姿は、元競走馬なのかと疑いたくなります。
誘導馬になる条件は性格が穏やかであることが条件で、元競走馬でもあるヨシオがいかに穏やかな馬なのか分かります。
現役のヨシオは芝・ダート・障害コースを走り、引退後は誘導馬になった馬です。
性格がかわいい競走馬

ダメ人間みたいな性格のヒシミラクル
ヒシミラクルは2001年から2005年に活躍した競走馬です。ヒシミラクルの性格を一言で表すなら、サボる馬。競走馬に不可欠な調教も、どうすればサボることができるかを考えているような馬です。
この調教中のサボり癖がまるでダメな人間を調教しているみたいでかわいいとファンから人気があります。ヒシミラクルのサボり癖がよく表れているのがプールトレーニングです。
ヒシミラクルはエンジンがかかるまでに時間が必要な馬なので、騎手も苦労したと言われます。
人に甘えるのが大好きなスペシャルウィーク
スペシャルウィークは1997年から2000年頃に活躍した競走馬です。関係者からは非常に人懐っこくてかわいいと評判でしたが、その理由は生い立ちが影響しております。
スペシャルウィークは幼いときに親に先立たれ、親から愛情を受けることがなかった馬です。人懐っこい性格なのは、親の代わりに関係者が愛情をもって育てた影響だといえます。
馬らしくない性格がかわいいと評判

やらかしと愛嬌を使い分けるゴールドシップ
馬なのに馬らしくない、変だけどそこがかわいいと評判なゴールドシップ。馬らしくない性格と過去の実績から、ファンからの人気があります。
変な馬として有名ですが、実はゴールドシップは頭が良くて繊細の馬です。この性格が影響して、勝つときは豪快に勝ち、負けるときは想像以上の負け方をします。
ゴールドシップの繊細さが表れたのが、2015年宝塚記念の事件です。
さいごに
競走馬のかわいい部分はいろいろです。ばんえい競走馬のように馬具がかわいいと思う人もいれば、普段の性格がかわいいと言う人もいます。かわいさのポイントはそれぞれですが、推しの競走馬を愛していることに変わりはありません。
競走馬にもいろいろなエピソードがあることをご存じでしょうか?現役では思うような結果が残せなかったが、違う世界へ転職したら人気が出た元競走馬もいます。
毎年、競走馬としてデビューすることができるのは全体のわずか1割。かわいい競走馬ですが狭き門を潜り抜けたエリートだということを考えると、また違った見え方をするのではないでしょうか?
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