海の幸と言えば、魚や貝などの魚介類をイメージしますよね。では、山の幸といえば何を思い浮かべますか?山の幸と言えば、木の実や山菜、きのこです。きのこには毒があり食べられないものもあります。きのこってなんだか不思議ですよね。
「そもそもきのこはどうして存在するのかな?」「きのこって傘の形をした植物じゃないの?」改めて考えると謎が多い存在です。今回は、きのこの雑学を紹介します。きのこの生態や、かわいらしいきのこの雑貨も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
きのこの生態

きのこは菌類
きのこは菌類の一種であり、植物とは違うものです。カビの仲間であると言われていますが、同じものではありません。生物学上近いとはいえその形は大きく違っています。では、きのことカビはどこが似ているのでしょうか?きのことカビの類似点は生き方です。
カビと言えば、細い糸のような形状をしていますよね。きのこの菌糸という部分と同じです。きのこもカビも胞子を作る器官を持ちますが、カビはきのこのように大きく成長しません。きのこの定義は、きのこの形をしていることです。
実は森の掃除屋さん
植物や動物がそうであるように、きのこにも自然界での役割が存在します。きのこは、死んだ動物や植物を自然界に還すのです。すべてのものに役割があることは、自然界でも同じですね。
きのこもこうすることで水や養分を得られます。よくできた仕組みですね。次項で、きのこの雑学を紹介します!
きのこの雑学

海外でマツタケは不人気
日本で高級な食材とされるマツタケは、海外ではあまり人気がないきのこです。独特な香りが愛されている印象がありますが、それが逆に海外で不人気である理由であると言われています。
一部の地域では「靴下きのこ」と呼ばれ、履き古した靴下のような匂いだと思われているのです。しかし、日本にもマツタケの香りが好みでない人はいるのではないでしょうか。価値があるものだけがすべての人に愛されるとは限らないですね。
人間が食べている部分は植物で言うと花
きのこの形で印象的なのが、傘の部分です。私たちは、主にきのこの傘と軸の部分を食します。傘が大きいものはシイタケやシメジ、軸が目立つものはエリンギやエノキなどが有名です。この、人が食べる部位は子実体(しじつたい)と呼ばれています。
子実体は胞子を作る器官であり、繁殖を行う部分です。植物で言うと花がその役割を果たします。つまり、人間が食べる部分は植物でいうと花の部分であるということです。
きのこをたくさん食べているのは何県民?
きのこの消費量は、その年によって変化があります。しかし、どの年も長野県の消費量がトップクラスです。次いで山形県、富山県、秋田県、新潟県で多く消費されていることがわかっています。これらの県は、涼しい気候であることが共通の特徴です。
山の付近にある食事処では、きのこがよく出てくるイメージがありますよね。ちなみに一番少ないのは沖縄県で、本州との食文化の違いがあることが理由です。
きのこの山の日が存在する
きのこから一度離れ、大人気のお菓子「きのこの山」に関する雑学になります。山の日は、2016年8月11日に新しく登録された祝日です。きのこの山はそれに便乗し「きのこの山の日」を記念日として登録するための申請を行います。
これが受理され8月11日は「山の日」、「きのこの山の日」となりました。2020年に、「山の日」は特例で8月10日に移動したことがあります。その時、「きのこの山の日」は「山の日」に便乗して8月10日に記念日の申請をしました。それが「きのこの山の日2020」です。
そして2021年に、「改正五輪特措法」によって「山の日」は8月8日に移動しました。ここまで読んで、なんとなく予想がついている方もいるのではないでしょうか。そうです、またしても「きのこの山の日」は、「山の日」に便乗して8月8日に記念日の申請をしました。
この記念日が「きのこの山の日2021」です。きのこの山の担当者はこのことについて、「山」ブランドとして譲れないプライドがあると語っています。今後も「きのこの山の日」の便乗が当然のように行われるのかもしれません。おもしろい試みですね。
茶碗蒸しにマイタケはNG
茶碗蒸しには、鶏肉、銀杏、三つ葉、かまぼこ、そしてシイタケが入っていることが多いです。茶碗蒸しは、卵のオボアルブミンという物質が熱で固まる性質を利用してできています。
筆者はマイタケが好きで、マイタケの茶碗蒸しと言うのも食べてみたいです。
しかし、マイタケの茶碗蒸しはできません。マイタケで作る茶碗蒸しは固まらないのです。マイタケにはオボアルブミンを分解する作用があるので、茶碗蒸しが水状に仕上がってしまいます。非常に残念です。
有名ゲームキャラクターが食べているきのこは実在する!?
ゲーム「スーパーマリオ」で、マリオの食べているきのこはとても個性的な柄をしています。実際にはなさそうなきのこですよね。しかし、赤に白い水玉模様のきのこは実在します。それが、ベニテングタケという毒きのこです。
実際にモデルになったというわけではありませんが、とてもよく似ています。マリオが毒キノコを食べてパワーアップしている…ということではないので安心してください。
しかしよく似ているように思えます。偶然でしょうか…。
きのこのおすすめ雑貨紹介

次に、かわいらしいきのこの雑貨を3つ紹介します。
きのこの椅子です。カラフルなきのこがインテリアにいろどりを添えます。緑色のカーペットの上に配置しても面白そうですね。
きのこの形をしたスピーカーです。きのこが好きな友人へのプレゼントにおすすすめできます。
きのこのソーラーライトは、庭のデザインをより幻想的なものにしてくれます。並べ方を工夫することでオリジナリティを出すことも可能です。
きのこが好きな方へのプレゼントにもぴったりです。ぜひチェックしてみてください!
さいごに
以上、きのこの生態や雑学を紹介しました。きのこは、森という社会の中で還元者としての役割を果たしながら生きていきます。特徴のあるかわいらしいきのこの形は、キャラクターやお菓子、雑貨などのモチーフになることも多いです。
形にも生態にも不思議な魅力のあるきのこには、まだ謎も多いと言われています。きのこが好きな人もそうでない人も、一度きのこについて調べてみはどうでしょうか。外に探しに行っても面白いかもしれませんね。