みなさん、飲食店が集まる「横丁」に行ったことありますか？行ったことがある方に質問です。横丁の本来の意味をご存知ですか？この記事では横丁の「意味」「歴史」「横町の違い」について詳しく解説していきます。令和の進化系横丁と呼ばれる「ネオ横丁」は昭和レトロな横丁とどんな違いがあるのでしょうか？
そちらについても分かりやすく説明していきます。最後には春の旅行に行きたい穴場な横丁もご紹介しています。北は「青森県」南は「長崎県」まで筆者が厳選した7つの横丁をご紹介しています。この記事を読んで横丁に興味を持って足を運んでいただけたら嬉しいです。お酒が飲めなくても楽しめる横丁ばかりです！
目次
横丁とは
横丁とは表通りから横道に入った細い通りのことをいいます。これが横丁の本来の意味です。
歴史
横丁の歴史をご紹介します。横丁は第二次世界大戦後の※「闇市」が起源とされています。空襲で焼け野原だった場所に屋台や露店などの飲食店が集まったことから始まりました。
※闇市とは・・・第二次世界大戦後に政府の経済体制を無視して生活必需品の売買をしていた市場のこと。
横町（よこちょう）との違い
横町は横丁の意味と大きな違いはありません。しかし、細かい違いはあります。横町は江戸時代の木で造られた出入口「木戸（きど）」があるのに対して、横丁はないのが違いです。
ネオ横丁とは
令和の横丁「ネオ横丁」とは商業施設の中に飲食店が集まっている横丁のことです。自然と飲食店が集まった場所が昭和の横丁ですが、ネオ横丁は商業ビルや商業施設の開発から計画的に集められた横丁になります。
特徴
ネオ横丁の特徴は、女性や若者が入りやすいことです。昭和の横丁は路地裏にあり、入りにくい雰囲気も残っているのが現状です。ネオ横丁は商業施設の中にあるため、女性や若者でも気兼ねなく楽しめます。
横丁も良さがたくさんあります！
観光で行きたい穴場横丁7選
この春行きたい穴場横丁を7つ紹介します。
岐阜横丁（岐阜県）
岐阜県岐阜市にある岐阜横丁は「日本最大級」の屋内型グルメ横丁です。東海地方が名物の「味噌おでん」や地元岐阜県の特産牛「飛騨牛」などの名産品を味わうことができます。それ以外にも焼き鳥・ホルモンといった定番料理も楽しむことができる横丁です。
岐阜横丁の屋上には、屋上ビアガーデンもあります。屋根が開閉式となっているため、雨天でも安心して楽しめます！
八戸屋台村みろく横丁（青森県）
青森県にある八戸屋台村みろく横丁は、青森県の海の幸や郷土料理、地酒まで26の飲食店が軒を連ねています。東北新幹線「八戸駅」からシャトルバスも出ており、アクセスもしやすい場所です。
伊勢夫婦岩めおと横丁（三重県）
伊勢夫婦岩めおと横丁は三重県伊勢市にあります。縁結びで有名な「夫婦岩（めおといわ）」の参道にあり、伊勢のグルメ・お土産・体験と家族で楽しめる横丁です。
伊勢夫婦岩めおと横丁の隣は水族館があります。水族館のお土産をここで購入できます！
ご縁横丁（島根県）
ご縁横丁は、島根県出雲市（いずもし）にあります。縁結びで有名な神社「出雲大社」の目の前にあります。店舗は地元の企業が多いので、どの店舗でも出雲の良さを知ることができます。
とんねる横丁（長崎県）
とんねる横丁は長崎県佐世保市にあります。特徴は第二次世界大戦時に使用された防空壕（ぼうくうごう）をそのまま使用していることです。とんねる横丁は大正時代から佐世保市民に親しまれている市場街「戸尾市場街（とのおいちば）」の中にあり、別名「佐世保の台所」とも呼ばれています。
新大久保韓国横丁（東京）
新大久保韓国横丁は「コリアンタウン」で知られる東京都新宿区大久保にあります。日本にいながら韓国屋台の雰囲気を味わうことができます。飲食店以外にも購入した食事が持ち込める「カラオケ」や購入した食事を持ち込んで、友人と会話ができる「フリーラウンジ」など韓国好きにはたまらない横丁です。
呑龍横丁(群馬県)
「呑龍横丁（どんりゅうよこちょう）」は群馬県前橋市にあります。第二次世界大戦後、復興のシンボルとして建設されたのが「呑龍横丁」の前身となる「呑龍仲店」です。「呑龍仲店」が2021年にリニューアルし「吞龍横丁」となりました。昭和の雰囲気が残るディープな世界が味わえるのも魅力の1つです。
まとめ
いかがでしたか？横丁の良さを理解いただけましたか？横丁はお酒が飲める人ばかりが楽しめる場所ではなく、お酒が飲めない方でも楽しめる場所です。
筆者が感じる昭和レトロの1番の良さは「人情がある」ことだと思います。人情があるからこそ、楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか？この記事を読んで「横丁に行ってみたい！」「興味を持った！」と思っていただけたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
