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トートバッグの由来や歴史は?実は、あるものを運ぶために作られた!

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みなさんトートバッグはお持ちですか?きっと男性、女性に限らず1人1つは持っているのではないでしょうか?大きさも、布の種類も、いろんなものがあって、お出かけ用やお仕事用と分けて使っている人もいるかもしれませんね。通園バッグと呼ばれるトートバッグもあり、年齢問わず使われていますよね。

今は雑誌の付録などにも、トートバッグが付いていることも多いです。実はトートバッグは、元々キャンプ道具だったのです。みなさんは、ご存じでしたか?キャンプ道具で、あるものを運ぶために作られたのです。その「あるもの」とは何でしょう?今日はトートバッグが作られた理由や歴史をご紹介しようと思います。

トートバッグと呼ばれる由来は?

トートとは英語で「tote」と書きます。俗語で意味は「運ぶ」、「背負う」という意味です。トートバッグと呼ばれるものに、大きさや布の種類に決まりはありません。一般的に袋の形に持ち手が2本ついたものをトートバッグと呼びます。

形にも決まりは無く、縦に大きかったり、横に大きかったりします。トートバッグの特徴はバッグの上部が広く開くことです。また、上部の口にファスナーが付いているものもあります。袋部分には仕切りがあるものもありますが、ほとんどは仕切りが無いので大きなものを入れるのに適しています。

みき

私もトートバッグを使い分けています。

元々はキャンプ道具だった

今では毎日の生活に欠かせないトートバッグですが、実はトートバッグはキャンプ道具の一種でもありました。キャンプでは、水や氷を運ぶものとして使われていました。また、重労働の場面でも使われることがあり、木材を運ぶこともありました。当時のトートバッグはとても丈夫だったので、木材を運ぶことにも使われたのです。

みき

氷だけでなく、水も運んでいたのですね!

トートバッグの歴史

1944年にアメリカのアウトドアブランドのL.L Bean(エルエルビーン) が、「Bean’s Ice Carrier(ビーンズアイスキャリア)」という氷を運ぶためのバッグを作ります。L.L Beanの故郷であるメイン州では湖が凍ります。当時は冷蔵庫がまだ無かったため、クーラーボックスに氷を入れて、食べ物を冷蔵していました。夏の間は、このクーラーボックス用に氷を切って、販売していたのです。

この氷を入れる袋が「Bean’s Ice Carrier」でした。このバッグは24オンスという厚手のキャンバス地で作られていました。また、氷が解けても染み出さないほど丈夫だったのです。一般的なデニムの厚さは13オンス前後なので、どれだけ厚手なのかが良く分かりますよね。これが今現在のL.L Beanの定番トートバッグ、「Boat and Tote Bag(ボートアンドトートバッグ)」となったのです。

このバッグが1950年代にかけてデザインが豊富になると、「トートバッグ」が一般的にも使われるようになります。また、1960年に入ってからは、アメリカ人デザイナーのボニー・カシンが、『Coach』のデザイナーとして、レザーのトートバッグを提案します。これを機に、「実用的」なものから、「ファッション」を意識したものに変化していったのです。

みき

Coachが先駆者だったのですね。

トートバッグを使った広告

1980年代にはトートバッグが、広告として広まります。トートバッグで広告をし、有名になったのはニューヨークのブロードウェイにある「STRAND BOOK STORE」という本屋さんでした。1927年から創業している老舗の本屋さんです。

無地のトートバッグにお店のロゴと、住所などをプリントして販売されると、大人気のアイテムになったのです。数年前では、「DEAN & DELUCA(ディーンアンドデルーカ)」のトートバッグもブームになりましたね。また、ファッションブランドでも〇〇円以上買うとプレゼントされるノベルティーとして、トートバッグを作っているブランドもあります。

みき

ノベルティーのトートバッグが欲しいために、ついついお買い物しちゃいます。

日本での歴史

日本でトートバッグが広まったのは、まだ割と最近の1990年に入ってからのことです。アメリカの若い世代で流行っていたトートバッグが、日本でも流行します。丈夫であったことから、エコバッグとしても人気を集めました。レジ袋が有料化されたことから、トートバッグ(エコバッグ)を持つようになった人も多いのではないでしょうか?

みき

コンパクトになるエコバッグは優れものです!

まとめ

今日はトートバッグの由来や、歴史についてお話しました。元々、トートバッグは水や氷を運ぶために使われていました。また、水が漏れないように、かなり厚手のキャンバス地で作られたトートバッグでしたね。

今では小さなトートバッグから大きなものまで、いろんなサイズがあります。また、素材もキャンバス地だけでなく、ナイロンやレザーなどいろんな種類がありますよね。Coachのデザイナーが目を付けていなかったら、トートバッグは今もキャンプ道具の一種だったかもしれません。

ちなみに、ご紹介したL.L Beanのバッグは、名前などの刺繍ができるサービスがあります。オリジナルのバッグが欲しい方には、ぴったりのブランドです。丈夫ですし、大きさもいろいろあるのでプレゼントにもおすすめです。

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。