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Googleの名前の由来を紹介!失敗したサービスや社風についても解説

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今や人々の生活には欠かせなくなったインターネット。インターネットを使えば、さまざまな情報を得ることができます。そんなインターネット界の覇者と言えばGoogle(グーグル)です。Googleは1998年に設立した検索エンジンなどのサービスを展開しているIT企業。「ググる」という言葉も生まれるくらい有名な存在です。

そんなGoogleですが、急成長を遂げている一方、数々の失敗をしています。会社名のGoogleも実は失敗から生まれたもの。とても意外ではないでしょうか?Googleは失敗を推奨しているという一見変わった社風で、その社風のおかげで世界的な企業になったとも言えます。

本記事では、Googleの名前の由来から歴史、サービス紹介、社風などについて紹介していきます。Googleが好きな方や、IT業界に興味を持っている方はとても楽しく読み進めることができるでしょう。

名前の由来

今でこそ全世界に知られているGoogleですが、いったいどのような経緯で名前が付けられたのでしょうか?実は、本来であればGoogol(グーゴル)という名前にする予定でした。しかし、ドメインを取得する際にスペルミスをしてしまい、Googleとなったのです。これがきっかけで間違いを訂正することなく、Googleとしてスタートすることになりました。

元々の名前にする予定だったGoogolというのは、数学用語で10の100乗を表します。しかし、このGoogolという言葉も数学者であるミルトン・シロッタの造語だったのです。Googleは、10の100乗のような膨大な数の情報を整理するという意味合いでGoogolという社名、サービス名にしようとしていました。

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Googleという表記に見慣れている私たちですが、実はスペルミスだったなんて面白いですよね。

Googleのかんたんな歴史

Googleの創業者は、ラリー・ペイジとセイゲイ・ブリンという人物です。1996年にBackRub(バックラブ)というGoogleの前身となる検索エンジンが開発されました。1998年にはGoogleを創設し、ガレージを事務所にして本格的なサービスの開始となります。

Googleの検索エンジンは評判が良く、2000年にはYahoo!のサーチエンジンに採用されました。2001年には日本法人のグーグル株式会社(現:グーグル合同会社)を設立。その後も2003年にAppleと提携し、Appleのインターネットブラウザ「Safari」の検索ツールバーに採用されました。

検索エンジンのシェアは圧倒的なものとなり、ほぼ独占状態となりました。2008年にはAndroidのスマートフォンを発表。インターネットサービスだけでなく、スマートフォンのOSにも参入したわけです。IT企業ということもあり、創業から20年ちょっとで世界を代表する企業となりました。

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ネットを利用する人にとって神様的な存在なのがGoogleです。

Googleの代表的なサービス

ひと昔前であればGoogleと言えば検索サービスというイメージしかありませんでした。しかし、現在ではさまざまな便利なサービスがリリースされており、しかも無料で使うことができます。Googleの収益源のほぼすべてが広告収入というのも驚きではないでしょうか?それでは、そんなGoogleの代表的なサービスを一部ご紹介していきます。

検索

Googleというと思い浮かべるのは検索です。近年、検索順位の精度が高まり、より知りたいことがすぐにわかるようになりました。Google広告(旧アドワーズ)による広告収入で収益が出ています。

Gmail

2004年にリリースされたGmail。それまではYahoo!メールやHotmailがWebメールの主流でしたが、リリースすると人気に火が付き、シェアがトップとなります。スパムメールの振り分けやラベルの機能などが優秀です。

Chrome

2008年にリリースされたのがウェブブラウザのGoogle Chrome。当時、Internet ExplorerやFirefoxなどのブラウザが人気だったのにもかかわらず、現在では断トツのシェアトップという位置にいます。他のブラウザよりも軽快に動く点や、アドオンなどの機能が充実している点が大きかったのでしょう。

YouTube

2005年に設立されたYouTubeですが、翌年にはGoogleが買収しました。ご存知の通り動画共有サイトですが、インターネットの普及に伴い、爆発的にヒットしました。ユーチューバーという言葉も生まれ、子供が将来なりたい職業で上位に入るなどたくさんの人をとりこにしています。

ドキュメント

Googleドキュメントはインターネットブラウザ上で作成、編集、共有ができるワープロソフトです。一般的に使われているWordとは違い、インターネット上で文書を作成することや、他者とやり取りができるのが特徴です。保存が自動で行われるのでとても便利です。

マップ

2005年にベータ版がリリースされたGoogleマップ。ストリートビューという機能で建物まで把握でき、さらには口コミ機能の評判が高いです。

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他にも数えきれないくらいのサービスを展開しています。

意外にも失敗したサービスは多い

世界中で利用されているGoogleのサービスですが、何でもうまくいっているとは限りません。実は、うまくいかずにサービス終了したサービスは意外にも多く、中でも有名なのが「Google+」です。Google+はFacebookなどのサービスに対抗すべく立ち上がったSNSです。Google愛用者であれば、名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。

Googleが立ち上げたサービスということで、期待していた方も多かったのですが、想定していたほどの盛り上がりはありませんでした。さらには個人情報が流出するという問題も起こり、2019年にサービスが終了しました。

AKB48のメンバーがアカウントを作成したことで一時話題にもなりましたが、あのGoogleでもSNSサービスを軌道に乗せることはできなかったのです。しかし、Googleでは失敗を歓迎する独特の文化があり、それほど痛手ではなかったかもしれません。

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『失敗は成功のもと』を信条にしているのですね。

Google躍進の秘密は自由な社風にある?

Googleは一般的な会社とはかなり異なります。社内には卓球台やビーチバレーのコートもあり、仕事ではなく遊びに来ているような錯覚がします。好きな時に遊んでもいいということから生産性が低そうな印象を持ってしまいますが、そんなことはないのです。

一般的な日本の会社のように長時間働けば評価されるというわけではありません。労働時間よりも成果を重視しているのがGoogleの特徴です。それだけでなく、失敗も歓迎されています。失敗とは挑戦した証ということだからです。

また、全体のうち20%の時間は、自分の好きなプロジェクトに取り組むことができます。このような背景から世界規模の企業になったわけです。もちろん、優秀な人材が集まることから、あえて管理する必要がないというのもあるかもしれません。

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自発的に物事に取り組めることは、モチベーションアップにもつながります。

おわりに

Googleという会社名が、実はスペルミスだったというのはとても面白いですね。通常であれば、ドメインを取り直すのが一般的です。しかし、間違いのままにしてインターネット界で天下を取ったのですからすごい会社です。これも失敗を奨励し、失敗を恐れずに働ける環境を作ったことが大きいかもしれません。

またGoogle検索で面白いのは「Doodle」と呼ばれる記念日によって変わるデザインです。毎日使っていると、時々デザインが記念日仕様になるので、その都度新鮮さを感じることができます。他にもGoogleはたくさんの便利なサービスがあるので、ぜひとも有効活用してみましょう。

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30代の男性。趣味は音楽鑑賞、読書、ファッションなど。ライティングだけでなく、コンテンツ企画からライターへのディレクションまで行う。自身のWebライティングの経験をもとに、たくさんの方に喜んでもらえるコンテンツ作りを目指します。