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豆腐の雑学をご紹介!豆「腐」と書く理由は? 1丁に何粒の大豆が使われている?

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毎日の食卓にあると嬉しい豆腐。夏は冷ややっこに、冬はお鍋に…と欠かせない食品ですよね。豆腐には、木綿豆腐と絹ごし豆腐がありますがどちらが好きですか?料理に合わせて変える方も多いでしょう。冷ややっこなら絹ごし豆腐は舌ざわりが良く、お鍋や麻婆豆腐には味の染みやすい木綿豆腐がおすすめです。

今日は豆腐にまつわる雑学をご紹介していきます。たとえば、豆腐という漢字には「腐る」という漢字が使われています。腐っていないのに、なぜ「腐」という漢字を使うのでしょう?みなさんはどうしてかご存じですか?また豆腐1丁に何粒の大豆が使われているのでしょう?ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

豆腐のパックに水が入っている理由とは?

この水のことを「封入(ふうにゅう)水」といい、一般的に水道水が使われています。10キロほどの大きな豆腐をカットし、パックに入れる時に水を一緒に入れます。こうすることで、空気が豆腐に触れなくなり、傷みにくくなるのです。封入水は飲んでも体に影響はありません。しかし、豆腐本来のおいしさを楽しみたい方は1度洗ってから食べるのがいいといいます。

ちなみに、水が入っていない豆腐のことを「充填(じゅうてん)豆腐」と呼びます。充填豆腐は冷やした豆乳ににがりを加え、パックに入れてから加熱・殺菌をして固めます。空気に触れることが少ないので、より柔らかく、カット豆腐より日持ちします。

みき

封入水が入った豆腐と、充填豆腐のどちらもおいしいですよね。冷ややっこには充填豆腐がおすすめです。

1丁に何粒の大豆が使われている?

豆腐業界では「1丁360粒」という言葉があります。豆腐は昔、1丁400gが一般的でしたが現在は100~500グラムと幅が広くなりました。その中でも一般的なものは300~400g。豆腐の大きさによって大豆の使用量に変動はありますが、だいたい360粒だといいます。

みき

沖縄では約1㎏もある「しま豆腐」というものがあります。

豆腐売りのラッパはいつからあるの?

今では聞くことがなくなってきましたが、豆腐を売り歩くときにラッパを鳴らしながら販売をしていました。このラッパは少し特殊で、息を吹く時だけでなく吸う時も音が鳴るようになっています。

ラッパを鳴らしながら豆腐を売るというスタイルは、明治の末期~大正の初めに始まったといいます。現在ではこの特殊なラッパを作っている職人さんがいなくなってしまったため、ラッパを使った移動販売は減ってしまいました。

みき

豆腐の移動販売を見たことがない人は多いでしょう!わたしも見たことありません。

豆腐を「丁」と数える理由とは?

昔、豆腐は2個で1丁といい、1個だけほしい時は半丁といっていました。この「丁」という言葉は博打(ばくち)用語の「半か、丁か」で、丁は偶数を半は奇数を表します。今では「丁」という言葉が残り、1個を1丁と呼ぶようになりました。

みき

まさかの博打用語から来ていた言葉でした。今では「丁」ではなく1パック、2パックと数える方も多いかもしれませんね。

1丁の大きさは?

実は豆腐1丁の大きさ、重さは決まりがありません。地域によっても変わってきます。昔は1丁が400gあるのが一般的でしたが、今では300~400gが一般的です。また、軽い豆腐は高野豆腐で1丁100gほど。重い豆腐は沖縄のしま豆腐で1㎏あるのが有名です。

腐っていないのに「腐」を使う理由

豆腐は中国からやってきましたが、中国でも豆腐のことを「豆腐」と書きます。またヨーグルトのことを「乳腐」と書きます。中国で「腐」という字は「やわらかいもの」「固まる」を意味しているのです。中国の豆腐は日本と違い、水分が少なく塩味が強い固い豆腐です。そのため「豆腐=豆を固めたもの」となります。

木綿豆腐と絹豆腐のどちらが先に誕生した?

豆腐は鎌倉時代からありますが、絹ごし豆腐はなく木綿豆腐のみでした。江戸時代のころには庶民も食べられるようになりました。絹ごし豆腐は江戸時代に誕生し「笹の雪」というお店が作ったといいます。

みき

絹ごし豆腐の方があとに誕生したのですね。「笹の雪」というお店の名前がステキです!鎌倉時代や江戸時代のころの豆腐はどんな味がしたのでしょう。

たまご豆腐は豆腐ではない

たまご「豆腐」という名前ですが、豆腐の仲間ではありません。それは豆腐の材料である「大豆」を使用していないから。たまご豆腐はたまごに調味料を入れ、固めたものなので豆腐ではありません。

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たまご豆腐は茶碗蒸しの仲間になるのでしょうか?たまご豆腐もおいしいですよね。つゆの味が合います!

まとめ

豆腐の雑学はいかがでしたか?豆腐のパックに水が入っているのは、豆腐が空気に触れて傷まないようにしたためでした。1丁に使われる大豆の量は360粒でしたね。1丁にたくさんの大豆が使われているのです。豆「腐」と呼ぶことに疑問があった方はこの記事を読んですっきりしたのではないでしょうか?

「腐」という漢字には固まる、やわらかいといった意味がありました。料理に使っても、そのまま食べてもおいしい豆腐。冷ややっこには、カキしょう油とごま油、ネギをかけるのがおすすめです。簡単でおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。