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卵かけご飯の食べ方=変わった作り方、ちょい足しアレンジ、生卵の豆知識までご紹介!

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皆さん、卵かけご飯は好きですか?日本人ならだれでも1度は食べたことがあるご飯の食べ方だと思います。昔からあるこの「卵かけご飯」ですが、ここ20年近くの間に新たなブームが出てきているのをご存じでしょうか?

例えば卵かけご飯専用の卵や専用の醬油が販売されたり、卵かけご飯の専門店が出展されたり。卵かけご飯を略してTKGと呼ぶ方が増えたのもこのブームの影響です。

今回はそんなシンプルな国民食「卵かけご飯の食べ方」の雑学です。「卵かけご飯なんか『卵を溶いて醤油をかけてご飯に混ぜる』だけじゃん」とお思いの方、ぜひ読んでいただきたいです。

卵、醤油、ご飯の3つの材料だけなのに違った味わいに仕上げる作り方ちょい足しをしてアレンジする方法。さらに生卵に関する豆知識をご紹介します。

作り方のアレンジ

最初に「日本卵かけご飯研究所」が提唱する「卵かけご飯の作り方」を3種類ご紹介します。生卵と醤油、ごはんの3つだけの材料なのに、普段の卵かけご飯とは違った味わいになります。

1、サンライズ(Sunrise)

サンライズとは日本語で「日の出」という意味ですよね?この卵かけご飯はなんとはじめに醤油をご飯と混ぜ合わせます。つまり醤油ご飯です。そのあと溶き卵をかけて混ぜます。斬新ですよね。

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醤油ご飯の暗闇に黄色い溶き卵の光が入るので「サンライズ」なのです。

食べると最初に卵のコク、次に醤油のうま味が加わり、噛んでいるうちにご飯の甘みが重なり合います。

2、筋斗雲(きんとうん・Flying Nimbus)

1のサンライズに少し手間をかけるのがこの筋斗雲です。筋斗雲と聞くと中国のお話「西遊記」や漫画「ドラゴンボール」に出てくる「乗ることができる雲」ですよね。今回ご紹介する卵かけの筋斗雲は卵の白身をメレンゲにするのです。

はじめに卵を黄身と白身に分け、白身だけをメレンゲ上になるまで攪拌(かくはん)、泡立てます。次に軽く溶いた黄身と混ぜ合わせます。あとはサンライズと同様、醤油ご飯にかけて食べるのです。メレンゲのふわふわ感と卵のクリーミー感、さらに黄身のしっかりした味を感じることができます。

3、ダークサイド(Dark side)

3つ目の卵かけご飯は前日より準備が必要です。その名もダークサイドです。これも黄身と白身と分けるのですが、これには白身は使いません。黄身だけを使います。食べる前日に黄身を醬油漬けにします。一晩醤油に漬け込んだ黄身をご飯に乗せ、崩しながら食べるのです。黄身の濃厚さが味わえる卵かけご飯です。

ちょい足しアレンジ

ここからは卵かけご飯にいろんなものを「ちょい足し」してアレンジする食べ方をご紹介します。

和風

ワサビ・海苔やかつお節

ご飯に卵黄、かつお節、刻み海苔、小口切りしたネギを乗せ、(海鮮丼のように)わさびを溶いた醤油をかけて食べます。

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また、かつお節と言うと「卵かけご飯専用のかつお節(宗田節)」も販売されています。この鰹節のパッケージには「まず、白身とご飯を混ぜる。その後黄身を混ぜ、最後に宗田節をたっぷりかけて食べる」と書かれています。一度ご購入あれ。

天かす・ニラ・大葉

まず、小口切りにしたニラと刻んだ大葉を麺つゆとごま油が入ったボウルで混ぜます。これに天かすを加え、ご飯に乗せます。最後に中央に卵黄を乗せて完成です。

鮭フレーク

鮭フレークを混ぜたご飯に卵をかけるだけの簡単な卵かけご飯です。お好みに応じて刻んだ大葉やゴマ油を加えるとさらにおいしくなります。

大葉・大根おろし・なめたけ

「大葉、大根おろし、なめたけ」というと冷製和風パスタのソースにもなりそうな組み合わせですよね。刻んだ大葉、水分を切った大根おろし、なめたけの順にご飯に乗せます。この中央に卵黄を乗せていただきます。

「味付けは醤油ではなく、ポン酢をかけるとあっさりいただきます。」

桜エビ・みょうが・ネギ

まず桜エビ、刻みネギ、みょうが、かつお節粉、ゴマ油を混ぜたものにご飯を混ぜ合わせ「桜エビご飯」を作ります。これだけでも美味しいのに、これに卵黄を乗せ、醬油を垂らして食べます。

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かつお節粉がない場合は電子レンジで簡単に作れます。かつお節を電子レンジにかけるとパリパリになるので、これを手で崩すのです。温めるかつお節の香りがより引き立ちます。

しらす

先ほど紹介した桜エビでは桜エビご飯を作りましたが、今回はしらすご飯にはしません。ご飯にしらすをたっぷり乗せてしまいます。その上に卵を乗せ、適量の醤油をかけていただきます。

オクラ、山芋

まず、小口切りしたオクラと細かとく刻んだ山芋と卵を混ぜ合わせます。これを醤油で味付け。ご飯にかけて食べます。

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我が家ではオクラ、山芋、卵に加え、さらに納豆も混ぜたものを夏場などによく食べます。ネバネバ食材の3重奏で、夏バテ防止に最適です。

洋風

クリームチーズ

はじめにクリームチーズと温かいご飯を混ぜます。このチーズご飯に卵を乗せ、醤油、オリーブオイル、コショウをかけていただきます

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地中海の潮の香りが漂ってきそうなイタリアンな卵かけご飯です。

明太子、ネギ、バター

明太子だけでもご飯に合うのに、卵も乗せます。小口切りしたネギ、明太子、バターに生卵を乗せたご飯です。醤油を垂らしていただきます。

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鶏卵と魚卵の共演ですよね。

コンビーフ・アボカド

はじめにコンビーフと1センチ角に切ったアボカド、醤油、粉チーズを混ぜます。そしてご飯にこれを乗せます。さらに中央に卵黄を乗せて完成です。

その他

キムチ・クリームチーズ

はじめに、ご飯をごま油で和え、卵を乗せます。この周りにキムチと1センチ角に切ったクリームチーズをのせて完成です。醤油がなくてもキムチの塩辛さで食べることができます。

卵かけご飯の栄養価

卵かけご飯は栄養たっぷりの究極の食べ物だということをご存じでしょうか?卵にはバランスよく必須アミノ酸が含まれています。必須アミノ酸は人間の体の中で作ることができないが、身体を作るのに欠かせないアミノ酸のことです。

この「必須アミノ酸をバランスよく含んだ卵」と「エネルギー源となる炭水化物のご飯」が融合したのが卵かけご飯。だから「究極の食べ物」なのです。

海外では生卵を食べないのはなぜ?

外国の方は「日本人は生卵を食べることに驚く」と聞いたことはありませんか?これは海外では卵を生で食べるという習慣がないからです。「生モノ」=「危険」という考え方もあり、生魚を食べる習慣もありません

また、日本で生卵が食べられるのには「衛生管理が行き届いている」こともあります。卵を産むニワトリはヒヨコの時から与える餌が「飼料安全法」の下で管理されているのです。こういった徹底した管理の下で卵が作られているので、日本の卵は生食できます。

こうしてできた日本の卵には味を保証する「消味期限」はありますが、いつまでに食べなければいけないという「消費期限」はありません

生卵の保存方法・・・卵は繊細な食材

「スーパーでは卵が常温で売っているのに、どうして家では冷蔵庫に入れるのだろう?」と疑問に感じた人はいませんか?実は卵は意外と繊細な食材なのです。

卵の殻には元々水分や炭酸ガスを外に出すための穴(気孔)があります。もし気温や湿度の変化で殻に結露が起こると(サルモネラ菌などの)雑菌が発生。気孔から雑菌が入ってしまうのです。

スーパーではエアコンの利いた乾燥した場所で売られています。しかし購入後、家に帰る途中は外気温にさらされます。このわずかな間の気温・湿度の変化による影響を少なくするために、家では冷蔵庫で保管し、雑菌が増えるのを抑えるのです。

最後に

今回は卵かけご飯のいろんなちょい足しアレンジを中心にお伝えしました。作ってみたいアレンジはありましたか?今回はほとんどが醤油ベースの味付けで紹介しました。しかし、醤油にこだわる必要はありませんよね。普通の醤油以外にも例えば
出汁醤油
味噌

ピリ辛味にしたい場合は豆板醤
オイスターソースなど、
自分の好みに合わせてアレンジしましょう

我が家の小学2年生の姪は卵かけご飯を作る時「麺つゆ」を使います。また、私は小さいころ、醤油に旨味調味料(味の素)を入れていました。

さらにちょい足しする具材も「これを入れなければならない」ということもありません。「天かす・ニラ・大葉」にキムチを加えるなどもいいのです。また、今回紹介した以外にも生姜やにんにくチップを加えたり。私はチャーハンに生卵を混ぜ、卵かけチャーハンにして食べることもあります。そう考えるとアレンジは無限大です

明日の朝食はちょっとアレンジさせた「卵かけご飯」を作ってみませんか?

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