モスバーガーを好きな方はとても多いです。そんなモスバーガーについて、ふとこのようなことを思ったことはありませんか?
「モスバーガーのモスってどういう意味なのだろう?」
たとえ、日常的にモスバーガーを食べていたとしても、そもそもの名前の由来を知らない方は多いかもしれませんね。もし常連さんなのであれば、なおさら知っておきたいことではないでしょうか?
今回の記事を読めば、モスバーガーの名前の由来がわかります。そして名前の由来だけでなく、モスバーガーの歴史や創業者についてもご紹介しますので、読み終えたころにはモスバーガーについて詳しくなっていることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
そもそもモスバーガーとは?

モスバーガーは日本で生まれたハンバーガーチェーンです。そのため、メニューは日本人向けのテリヤキバーガーやモスライスバーガーなどがあります。マクドナルドと比べると値段は高いですが、モスバーガーは健康路線なので女性に人気です。
分類としてはファストフードではありますが、注文してから調理をするため、マクドナルドほど早く出てきません。しかし、それこそがモスバーガーの醍醐味(だいごみ)であり、味と健康にこだわる層に支持されています。
現在では日本国内だけでなく、アジア圏にも出店しており「日本のモス」から「アジアのモス」になりつつあります。今後はヨーロッパやアメリカへの出店も目指しているため、これからの展開がとても楽しみな企業です。
ハンバーガーだけでなく、オニポテやモスチキンなどのサイドメニューも絶品ですよね!
モスバーガーの名前の由来

モスバーガーというとmoth(蛾)やmoss(コケ)をイメージする方も中にはいますが、実際は全く異なります。モスバーガーのモスはM、O、Sの頭文字をとって名づけられました。それでは、それぞれどのような意味合いがあるのでしょうか?実は、以下のような意味合いがあります。
M・・・Mountain(山のように気高く堂々と)
O・・・Ocean(海のように深く広い心で)
S・・・Sun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)
【参照】
このように「山、海、太陽」の3つを英語にし、頭文字を並べた結果、モスと呼ぶことにしました。
しかし、創業者の櫻田慧(さくらだ さとし)氏がMerchandising Organizing Systemという会社をモスフードサービスの前に起こしています。この頭文字MOSが本来の由来だとされています。また、MOST delicious hamburgerというポップを店頭に貼っていました。そのこともあり「MOST delicious hamburgerが由来ではないか?」という声もありますが、実際には異なります。
つまり、創業者の櫻田慧氏が起こしたMerchandising Organizing Systemが由来で、それぞれ頭文字に「山、海、太陽」の意味付けがされているということなのです。
日ごろ食べているのに、由来を知らない方はとても多いでしょうね。
日本で生まれたモスバーガー

ハンバーガーチェーンということもあり、モスバーガーは海外のショップというイメージを持っている方が多いです。しかし、実際は国内のハンバーガーショップです。「テリヤキバーガー」や「モスライスバーガー」のような日本独自のハンバーガーを考案したのもモスバーガーです。
そんなモスバーガーの歴史や創業者についての豆知識もお伝えします。
モスバーガーの創業者「櫻田 慧」
さきほども述べた通り、モスバーガーの創業者は櫻田慧氏です。モスバーガーを創業する前は、証券会社(日興證券)で働いていました。しかし「感謝される仕事がしたい」「仲間と共に成長できる組織を作りたい」という理由で独立を決意します。
独立の際に選んだ業種はハンバーガーでした。会社員時代にロサンゼルスで食べたトミーズというチェーンのハンバーガーがきっかけで、日本でもハンバーガーが普及すると考えました。そして、1972年に株式会社モスフードサービスを設立。
安さを売りにした業界1位のマクドナルドとは違い、モスバーガーは高価格&高品質の戦略で業界2位となりました。全国で1,400店舗以上になるまで成長を遂げましたが、櫻田慧氏は1997年5月に61歳で亡くなりました。
1号店は成増店
今や誰もが知っていると言っても過言ではないモスバーガーですが、最初はとても小さな一歩でした。1972年3月12日、東京都板橋区に成増店がオープンしました。
わずか2.8坪のパイロット店(アンテナショップ)としての営業でしたが、6月21日には1号店として営業を開始しました。創業時の写真を今でも飾っており、初心を忘れず感謝の心を大事にしていることがわかります。
モスの日
1972年3月12日、東京の成増にモスバーガーの実験店がオープンしたのですが、このオープンがきっかけで3月12日を「モスの日」と名付けました。モスバーガーの誕生日というわけです。
お店を大きくしてくれたお客さんに感謝をする日となっています。1997年からは、先着で植物の種のプレゼントを行っていて、その年によって植物の種の種類は異なります。例えば、2021年にはアスターの種が配られました。
モスバーガーの知識を学べば学ぶほど、食べたくなってきますね・・・。
おわりに
モスバーガーの名前の由来は、蛾でもコケでもなく、「山、海、太陽」という意味合いで頭文字をとり、MOSと命名されたと表明されています。ただし、Merchandising Organizing Systemという会社名の頭文字をとったという説が最も有力で、この2点を理解しておくと良いでしょう。
また、モスバーガーの常連さんならお分かりだと思いますが、期間限定メニューが好評なので、モスバーガーやテリヤキバーガー以外もぜひ食べてみてほしいと思います。他にも、名前の由来については、当サイトで複数紹介していますので、ぜひともご覧ください。