みなさんは探検や冒険をしたことがありますか?探検や冒険といっても、映画やゲームの話ではなく、実際に未開の地へ、行くことです。はるか昔から探検や冒険を行ってきた人物がいますよね。アメリカ大陸を発見した「コロンブス」やヨーロッパからインドの航路を発見した「ヴァスコ・ダ・ガマ」などが有名ですよね。
現代でも、探検家や冒険家を名乗る人たちはたくさんいます。そもそも探検家や冒険家はどのようにして名乗るでしょうか?そして、どのようにして探検と冒険をしているのでしょうか?今回は、探検家と冒険家の違いは何かなどを少しご紹介します。ぜひ、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
探検家とは

「探検家」とは、探索する余地が残されている未知の領域に実際に行き、調査する人たちのことをいいます。おもに、地球にある洞窟や秘境地など、まだ命名されていない場所へ行き、人が到達したことない偉業を成し遂げる人たちのことです。
探検家とはその名の通り「探す」と「検分」といった意味合いがあります。危険を冒すということも含まれています。おもな目的は、軍事・商業・宗教などの未発達な時代において、国家的に開拓するなど、さまざまな思惑でサポートされていました。
現代の探検家と呼ばれる人たちは、北極や南極地点に到達する人たちがあげられます。探検家は、自ら危険を冒してまで未開の領域へ出向くので、開拓したあかつきには名声が得られることができるのです。
アメリカ大陸を発見したコロンブスは有名な探検家ですよね。
冒険家とは

「冒険家」とは危険な場所で無理を強いられることが分かりながら、 その場所へ足を踏み入れる人たちのこといいます。おもに、火山内部や宇宙飛行など、危険を伴うことにあえて挑戦する人たちのことです。
冒険家とはその名の通り「冒す」と「危険」といった意味合いがあります。その背景には人間の探求心があるのです。例えば、気球で旅行することやジェット機で音速の壁を超えることなどがあげられます。まさに、危険と隣り合わせなので死が伴うこともあるのです。
冒険家はよく映画やゲームなどで題材が出されているので、分かりやすいかと思います。ジャングルや山岳、深海などさまざま場所へ行きます。登山家も冒険家に含まれていることが多いです。
冒険という響きだけで、なぜだかワクワクしますよね。
探検家と冒険家の違い

では、そんな探検家と冒険家はどんな違いがあるのでしょうか?
「探検家」
未知の領域を調査する人たちのことをいいます。探検家は、洞窟や遺跡など、まだ解明されていない場所や物体を調査して、商業などに繋げていくことができます。アメリカ大陸を発見した「コロンブス」は、まさに探検家と言えるでしょう。
「冒険家」
危険な場所へ行くことや危険なことに挑戦する人たちのことをいいます。冒険家は火山内部や宇宙飛行など危険な場所に行くことを挑戦します。そして、その知識や資金などが必要なので、政治的なバックアップやスポンサーが必要になってくるのです。
調査する人が探検家で、挑戦する人が冒険家なのですね。
資金の調達の仕方

そんな、探検家と冒険家はいったいどうやって報酬などを得ることができるのでしょうか?
探検家や冒険家の収入は、他の職業と違い、不安定です。多くの場合、最初は自費で活動を行います。それは、自身の活動功績をつけて、スポンサーを見つけるためです。自身の活動をより知ってもらうため、講演活動などを行い、ビデオや写真といった形で実績を好評します。
また、写真やビデオ、書籍などの販売も行い、活動費用を貯めて、新たに、探検と冒険にいくのです。有名な人物となれば、政府や報道機関からの依頼が来て報酬を受け取ることもあります。
探検家や冒険家は、新しい文化や歴史を学び、自分自身に挑戦することを目的としています。自身の考えを追求し、新しい知識を得ることを常に目指し、世界中を旅して、新しい経験を積み重ねながら人生を送っているのです。
探検や冒険はお金ではなくて情熱を得ることが一番の目的なのですね。
有名な探検家と冒険家

では、実際に探検家や冒険家と名乗っている日本人の人たちを厳選してご紹介いたします。
探検家
吉田勝次
洞窟探検家。おもに、洞窟専門で未踏の洞窟を探検と発見することを目的として、活動しています。
佐藤健寿(写真家)
「奇怪遺産」という本で知られました。世界の奇怪な風景を写真に納め、世界中を探索しています。
高橋大輔
世界六大陸を放浪の旅を達成しました。「物語を旅する」をテーマに掲げ、神話や伝説などの文献をもとに、直接現場へ行き、調査しています。
冒険家
滝沢秀明
おもに、活火山について、「神戸大学海洋底探査センター(KOBEC)」のチームの一員として活動しています。
野口健(アルピニスト)
登山家として有名です。25歳でエベレスト登頂に成功、実業家としても活躍中です。
荻田泰永
日本人初となる、南極地点へ無補給による徒歩での到達に成功しました。
探検家や冒険家と名乗る人たちはたくさんいますよね。本当にすごい人たちばかりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?探検家と冒険家との違いはわかりましたでしょうか?同じような言葉でも意外と違いがありました。挑戦することを冒険と呼び、未知の地域などを調査することが探検ということがわかりました。
また、収入にしても不安定で、最初は自費で行うことは驚きですよね。彼らは、自身の探求心から情熱をもって、探検と冒険をすることで、私たちの知識につながることができています。また、その功績などを書籍や写真集などで見られるということは、私たちにとって、非日常的な体験ができます。そして、その活動に貢献できることとは、とても喜ばしいことですよね。ぜひ、ご参考になれば幸いです。