毎年の楽しみといえば「クリスマス」!子供の時はプレゼントを何にしようか、毎年楽しみで仕方がなかったです。クリスマスイブの朝やクリスマス当日の朝、起きると枕元にプレゼントがあるのですよね。
クリスマスイブの朝にプレゼントをもらえる子と、クリスマス当日の朝にもらえる子に分かれるのが子供ながらに不思議でした。サンタさんも2日に分けないと、みんなにプレゼントを配るのは大変ですよね。
大人になった今、わたしにはもうサンタさんは来てくれませんが、それでもクリスマスが近付くとワクワクします!今日は国ごとに違うサンタさんの文化をご紹介しようと思います。日本でのサンタさんと海外のサンタさんはどのように違うのでしょう?ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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サンタさんの出身地はフィンランド!

サンタクロースはフィンランドのラップランドにあるコルヴァトゥントゥリ出身です。コルヴァトゥントゥリとは「耳の山」を意味します。サンタさんの故郷「ロヴァニエミ」では年中サンタさんに会うことができますよ!
また、サンタさんは世界中で1人だけです。しかし、サンタさん1人だけでは大変。サンタさんにはお手伝いをしてくれる、妖精の「Tonttu(トントゥ)」がいます。トントゥのお仕事は消し忘れたロウソクの火を消したり、子供たちの観察をしたりします。
そして、どの子が良い子にしているか?などを記録しているのです。ところで、サンタさんにお手紙を送ることができるのですがご存じですか?送り先はSanta Claus, Santa Claus’s Main Post Office, 96930 Napapiiri, Finlandです。
サンタさんの聖地であるフィンランドの言葉ではサンタクロースのことを「joulupukki(ヨウルプッキ)」といいます。
アメリカのサンタさんは奥さんを連れてくる!

なんとアメリカのサンタさんは奥さんを連れてくることがあります。サンタさんの奥さんのことを「ミセス・サンタクロース」といいます。サンタさんがやってくるのはクリスマスイブの夜といわれていて、子供はサンタさんのためにクッキーと牛乳を用意しておくのです。
サンタさんはプレゼントをクリスマスツリーの下に置き、子供が用意してくれたクッキーと牛乳で少し休憩します。それから次の子供の家に向かうのです。アメリカのサンタさんにも妖精がいて「Elves(エルフ)」といいます。
アメリカのサンタさんはクリスマス前になると街にあるお店に現れることがあります。子供たちは親と一緒にサンタさんに会いに行くのです。そこで「良い子にしていた?」「プレゼントは何が欲しい?」などとお話をします。
日本でもサンタさんに会えるイベントをたくさん作ってほしいです!
ロシアのサンタさんは「サンタクロース」ではなく「ジェド・マロース」

ロシア正教で決められたクリスマスは「1月7日」!そのため、クリスマスイブやクリスマスである12月24日、25日は何もしない人がほとんどだといいます。ロシアではサンタクロースのことをДедМороз(ジェド・マロース)と呼びます。「ジェド」はおじいさん、マロースは吹雪という意味です。
ジェド・マロースは現在では赤い衣装が多くなってきましたが、元は「青い」衣装だったといいます。そして、スネグーラチカという孫娘を連れています。スネグーラチカはジェド・マロースのお手伝いをしてくれる存在です。
ドイツのサンタさんは双子!

ドイツでは聖ニコラウスの命日である12月6日にクッキーやチョコレートなどをプレゼントにもらいます。クリスマスにはメインのプレゼントがサンタさんから贈られるのです。また、ドイツの昔話ではサンタさんは双子という言い伝えがあります。
ブラックサンタと呼ばれる人物なのですが、本当の名前を「クネヒト・ループレヒト」といいます。クネヒトは「召使」という意味です。
ブラックサンタは悪い子に石炭のかたまり、石、じゃがいもなど「もらっても…」と思うものをプレゼントします。また、棒でたたく、灰が入った袋でたたく、悪い子を連れ去るなんていう怖いことをします。
ブラックサンタは、日本でいう「なまはげ」のような存在でしょうか。
アイスランドではサンタさんの代わりに妖精がいる!

アイスランドにはサンタさんの代わりに「Yule Lads(ユールラッズ)」という妖精が13人もいます。ユールラッズは山に住んでいて、クリスマスの13日前から1人ずつ子供たちの元へやってきます。子供たちは1人1人のユールラッズからプレゼントを受け取るのです。
12月24日には13人が全員揃い、12月25日から1人ずつ山へと帰っていきます。全員がいなくなる1月6日に花火や焚火をしてクリスマスが終わります。元々はイタズラをしていたユールラッズでしたが、時代の変化とともにイタズラがプレゼントへと変わっていきました。
まとめ
国によって違うサンタさんの文化はいかがでしたか?アメリカですが、奥さんを連れてくるというのは日本にない文化ですね!海外ではサンタクロースという名前では無かったり、妖精を連れていたり…。
そして、悪い子にはもらっても嬉しくないプレゼントを贈るサンタさんがいましたね。あなたの気になるサンタさんは、どの国のサンタさんでしたか?今年のクリスマスは海外のようなクリスマスを過ごしてみるのはいかがでしょう?あなたにもサンタさんがやってきますように!