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日本のお城の種類を紹介!現地に行きたくなる写真映えするお城も!

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突然ですがクイズです!「日本のお城は、ある条件によって3種類に分けられます。どんな分け方でしょうか?」答えは「『お城を立てる場所』で分けられる」です。この記事では、日本のお城の種類について、解説します。この記事を読めば、簡単にお城の種類を見分けられるようになります。

現在、日本には復元したものも含め、天守閣をもつお城の数は91城です。この記事では、「ぜひ現地で見てみたい」「歴史を感じることができる」「写真映えする」と感じること間違いなしのお城を種類ごとに紹介します。

お城はどれも大差ないように感じていらっしゃるかもしれません。この記事を読むと、お城の見え方が変わります。ぜひ、この記事をきっかけにお城に興味を持っていただければ幸いです。

日本のお城は3種類

1.山城

山城とは、読んで字のごとく、山頂近くに建てられたお城です。戦国時代には、各地の武将が山の頂上、高所に城を構えました。これは、防衛のために見晴らしをよくすることと、戦の際に武将たちが城に立てこもり、戦を優位に進めるためです。

馬に乗った騎馬隊や徒歩で向かう歩兵は、自然の要塞である山城を攻めるのにとても苦労します。大挙して攻めることができないからです。逆に防衛側にしてみれば、少数精鋭で城を守れます。山城は、戦が各地で起きていた戦国時代前期~中期に多く作られました。

2.平城

平城は、平地に建てられたお城のことです。戦国時代末期になると、戦の形態が山城を落とす攻城戦から、戦場は平野に移り要塞を攻め落とす攻防が多くなりました。そして、山城に代わり、要塞兼居住地としての平城が作られるようになったのです。さらに、戦国時代末期では、お城は戦のみならず、政治を行う場所にもなりました。

平城は全国に造られ、特に大きな拠点では、戦で攻め込まれた時に備え、敵が城に入るのを防ぐ堀や、頑強な門を造りました。

はち

町中にドン!とお城が立っている姿を見ると、壮観だと感じます!

3.平山城

平山城は、平野にある丘や小高い山に建てられたお城です。平城と同様、堀を採用することが多いです。丘の上に建てられている分、城からの見晴らしがよく、下から城を見つけやすくもあります。また、城下町を形成することで防御し、攻め込みにくくしています。

平城や平山城は、山城と比べて、敷地が拡げやすいです。平城や平山城は、大きな居城を構えるにはちょうどよかったのだと考えられています。

はち

平山城は現存している天守閣で一番多いので、見たことがあるかもしれませんね

種類別、必見のお城

山城:備中松山城(岡山県高梁市)

備中松山城は、現存天守12城(江戸時代以前の天守閣が残っていること)で、唯一の山城です。天守閣は標高430メートルにあります。明治時代に廃城になり朽ちかけていたのですが、昭和に入ってから修復されました。

山城へ行くためには、最寄りのバス停から20分ほど山を登ります。山間で、当時の石垣や城郭を見ることができ、貴重な体験となるでしょう。

備中松山城は、「天空の城」としても有名です。「天空の城」とは雲海に浮かぶお城という絶景のことで、兵庫県の竹田城跡と共に、フォトスポットとして大人気です。雲海は9月下旬から4月上旬に出ます。雲海が発生するかどうかは当日の天候次第です。訪れる際は、天空の城が見られることを願いましょう!

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雲海に浮かぶ備中松山城はとても幻想的で、一度は見てみたい景色です

平城:松本城(長野県松本市)

松本城は、現存天守12城で唯一の平城です。特徴は、お城の色合いです。戦国時代のお城は、白をベースにしたお城と、黒をベースにしたお城の2種類に分かれます。松本城は黒をベースにしており、一時は「烏城(からすじょう)」と呼ばれたこともありました。色が黒いのは、夜の間に見つかりにくくするためと言われています。

松本市街の中心部にお城が鎮座していて、周辺のお堀は桜が咲く公園になっています。戦国時代の城下町がそのまま残っているようです。天守閣は5重6階ととても立派な建築物です。天守閣には実際に中に入って上階へ上ることができます。松本城に訪れた際にはぜひ上って、歴史を感じてみましょう。

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黒色をベースにしたお城は犬山城や松江城などがあり、どのお城も特徴的な色合いです

平山城:松山城(愛媛県松山市)

松山城は、現存天守12城の1つで、江戸時代に建てられた平山城です。松山城をおすすめする理由は、残っている文化財が多いことです。天守閣に加え、21もの門や櫓(やぐら)が国の重要文化財に指定されています。門に敵を分散させる工夫などがあったり、櫓に敵を撃退する仕組みがあったり、見どころが多いです。

お城へは、勝山を登っていくことができます。お城までのロープウェイもあるので、好きな方法でお城へ向かいましょう。上ると城下町の松山市街が見渡せますよ。

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お城から街の景色を見ながら、昔の眺めはどんなものだったのか想像するのも楽しいですよ

さいごに

お城の種類は、山城、平城、平山城の3種類です。時代の移り変わりによって、お城の役目が変わり、建てられる場所が変わりました。山で閉じこもって相手の数を絞り込んで迎え撃つ時代から、討って出て多勢と多勢で戦う時代になったということですね。

おすすめのお城は、歴史を知るだけではなく、見た目でも楽しめるお城を紹介しました。雲海に浮かぶお城、城下町を展望できるお城、文化財を楽しめるお城です。お城は1つ1つが全く違うので、いろいろ見比べるだけでも楽しめますよ。

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。