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タコの足はちぎれても再生する!?その他タコの特殊な生態を紹介!

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スーパーなどで見かける水棲(すいせい)生物のタコ、特徴的なビジュアルをしていますが、みなさんはそんなタコの生態をご存じでしょうか?西洋ではその見た目から昔宇宙から来た生物と言われ、デビルフィッシュ、悪魔の魚と呼ばれ恐れられていました。なぜそれほど恐れられていたのでしょうか?

驚くことにタコには足がちぎれても再生するのをはじめ、さまざまな特殊な生態をもっていました。本記事ではタコの驚くべき生態と、体の構造を紹介いたします。タコの身体には海で生き抜くための力がその体中に詰まっていました。本記事を読めば、悪魔の魚と呼ばれた意味がわかるかもしれません。

実はタコの足はちぎれても再生する

タコは獲物として狙われたときに足を自らちぎり、逃げることがあります。なんと切り離された足は再生し、また生えてきます。完全にちぎれず、切れ目ができた場合でも再生するため、足が9本以上のタコが存在します。最大で96本もの足があるタコが確認されており、三重県の志摩マリンランドに標本として飾られています。

理由は明らかになっていませんが、神経性の病気やストレスがたまると自らの足を傷つけ、ちぎってしまうことがあります。さらにはちぎった触手を食べてしまうのです。その場合には腕は再生しません。なぜ再生しないかは明らかになっていないのです。

オガ

切れた足がまた生えてくるなんて、凄まじい再生力です。

タコには脳が複数ある。

なんとタコには脳が複数あります。その数はなんと9個。脳がある場所は頭と8本の足の付け根に位置します。触手付近に存在する脳はそれほど大きくなく小さい物です。

それぞれの脳の役割ですが、頭にある脳は足を動かす指令を足の根本の脳にだします。足の根本の脳はその指示を受け、足をより複雑に動かす判断をするために存在しています。

心臓も複数ある。

脳だけではなく心臓も複数あります。その数は3つ。人間と同じように血液を送る役目を持った心臓を1つと左右のえらにえら心臓を2つ持っています。タコは体のほとんどが筋肉でできています。その大量の筋肉を機敏に動かすには大量の血液と酸素を送り込む必要があります。それを補うためにえら心臓がついています。

オガ

足だけではなく脳みそと心臓もたくさんあるなんて機能が盛りだくさんですね。

タコは毒も備えている

タコはその体に毒も備えています。種類にもよりますがタコの唾液には毒があります。咬まれると痛み、腫れ、麻痺などの症状がでてきます。通常のタコはこの程度ですが、非常に強い毒性を持っているのがヒョウモンダコというタコです。

ヒョウモンダコはテトロドトキシンという毒をもっており、これはフグの毒と同じ成分です。毒の摂取量によっては死に至る場合があります。その姿も興奮すると青いわっかの模様が浮かび上がってき、毒々しい見た目になっています。

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ヒョウモンダコは日本でも見かけるので注意が必要です。

体のほとんどが筋肉でできている。

タコの身体の9割は筋肉で構成されています。この筋肉のおかげで敵から瞬時に逃げ、獲物を一瞬でとらえることができます。タコの筋力は驚くことに腕1本で16kgの物を持ち上げることができます。カモメを水中まで引きずり込み捕食することもあるほどに強力です。

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ここまでくると海の生物で最強と思うぐらいの能力を持っています。

タコの知能の高さ

タコは知能が高い生物と言われています。餌の入った瓶を与えると瓶の構造を理解し、蓋を回して開けることができるくらいの知能があります。おおよそ人間の3歳児並の知能を持っています。タコは道具を使う生物として知られていて、敵と戦うときには貝殻などを持ち、身を守り、時には盾にして戦ったりします。

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海の生き物としてトップクラスに頭が良い生物です。

タコの身体は色を変えることができる。

タコはその目で色を識別することができません。ですが敵に狙われた際その体の色、模様を変化させ、周りの背景に溶け込むことができます。岩や海藻に擬態することができます。タコの身体には色素細胞があり、全身の筋肉を使って伸ばすことで色を薄くできます。逆に縮めることで色を濃くすることができる仕組みになっています。

タコの中でもミミックオクトパスは特に変化能力が優れています。色を変化させるだけではなく、動きも変え、生物に擬態する能力を持ち、ウミヘビ、ウニなどに擬態することができます。擬態する生物は毒を持っているものが多いです。

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脳や心臓、筋肉がたくさんあるおかげでここまで細かい擬態が可能なのですね。

まとめ

タコは見た目だけではなく、その体の構造もすさまじいものになっていました。脳や心臓がたくさんあり、知れば知るほど宇宙からやってきた、なんて言われていたのが信じられるくらいの生態でしたね。

タコは日本ではよく食べられていますが、海外ではあまり食する文化がないのです。そんなタコでもたくさんの筋肉と機能が詰まっているから美味しくいただける、そう感じました。同時にタコがこんな奇妙な生態をしていたなんて、少し魅力を感じました。気になった人は水族館などに行った際に観察してみてはいかがでしょうか。

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趣味は映画鑑賞。身近な悩みを元に、誰もが楽しむことができる雑学を執筆。