スマホは、電話やメールなどの必要最低限の機能以外にも、生活に役立つ機能が充実しています。アプリを使うことで、日常の不便が解消されることもありますよね。今や私たちの生活には欠かせないツールとなっているスマホですが、いつから存在するのか知っていますか?
「ガラケーじゃなくなったのっていつだっけ?」「スマホができてすぐに流行りだしたの?」というように、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。今回は、意外と知られていないスマホの歴史を紹介します。スマホのルーツとなった端末についても解説しているので、ぜひご覧ください。
目次
そもそもスマホとは?
スマホの定義
スマホとは、モバイル向けOS(オペレーティングシステム)を搭載した携帯電話のことです。スマホには、大きく分けて2つ種類があります。まず、1つ目はAppleが製造するiPhoneです。iPhoneにはiOSという独自のOSが搭載されています。
もう1つは、さまざまなメーカーが製造するAndroidスマホです。本体はメーカーによっていろいろな種類がありますが、どの機種もAndroid OSが搭載されています。
スマホの普及でLINEが主に使われるように
私たちは、スマホが普及してから、LINEというトークアプリを使いメッセージのやり取りをするようになりました。今では、スマホでのやり取りに必要不可欠なアプリケーションです。ガラケーが主流の時代は、メールで長文のメッセージを送り合っていました。
LINEは比較的短い文で、会話のようなやり取りをするメッセージアプリです。やり取りの中でスタンプ(メッセージやイラスト)を送ることで、相手に挨拶したり、気持ちを伝えたりすることができます。
LINEはオープンなSNSとは違い、知り合いとだけつながることができます!
スマホはいつからあるの?
現在iPhoneやAndroidスマホなど、スマホと呼ばれる製品は多く存在します。日本でスマホが主流になるもっと前に、そのルーツとなる端末が存在していたことを知っていますか?次に、スマホの元祖として知られる端末と、日本でスマホが普及された時期について紹介します。
スマホのルーツ
スマホの元祖と言える端末は、1994年アメリカで発売された「IBM Simon」であると言われています。思ったよりも昔に、スマホのルーツとなる製品は生まれていました。IBM Simonは、現在のスマートフォンのような薄いデザインではなく、置き型の電話機によく似ています。
モノクロのバックライト付タッチパネルが搭載されており、電話機以外にもカレンダーや時計などの実用的なツールも使用可能です。また、内蔵メモリやメモリーカードに、第三者が作成したアプリケーションを入れることができます。
アプリが追加できるところがスマホっぽいですね!
日本ではいつから普及したの?
日本でスマホが普及する前は、ガラケーを持っている人が大半でした。2004年に日本で、世界標準のスマートフォンが発売されますが、まだ今のように流行らなかったようです。確かにこの頃は皆ガラケーを使っていましたよね。
本格的にスマホへの移行が始まったのは、2011年頃と言われています。2008年に、ソフトバンクからiPhoneが発売されました。その後、ドコモがスマートフォン「HT-03A」を販売したことが、スマホが主流の時代に変わっていくきっかけでした。
日本ではiPhoneが人気!
日本では、リンゴのマークのついたiPhoneが人気です。Androidスマホのように設定等が複雑ではなく、直感的に操作ができることもiPhoneの魅力の一つと言えます。2019年の調査では、iPhoneのシェアが落ち気味であることが判明しました。
しかし、2021年の調査では、iPhoneのシェアが再度増加しているため、日本でiPhoneは根強い人気を誇っていると言えます。
スマホが発売された頃、まだガラケーを持っていました。2012年頃から周りでiPhoneに機種変更する人がいましたよ!
スマホデザインの歴史
スマホを買う時、デザインの好みで選んでいる人もいるのではないでしょうか?スマホのデザインにも流行があり、ここ数年でも見た目が徐々に変化しています。
普及したての頃のスマホのデザイン
初期のスマホは、現在販売しているものよりも、角や背面が丸いデザインが多いです。初期のころのiPhoneも、背面が丸みを帯びていて手に馴染みやすそうなフォルムでした。Androidスマホも、今の物とは違ってディスプレイの下にボタンが付いていました。
主に「戻る」「進む」「ホームに戻る」…等の操作によく使うボタンです。初期はプラスチックのようなボディの機種もありましたが、徐々にiPhoneのようなアルミボディの機種も販売されるようになりました。
最近のスマホデザイン
最近は背面がガラスであったり、つやのある素材が使われていたりするデザインが主流です。数年間大半がアルミボディの製品だったiPhoneでしたが、iPhone8から背面がガラスのボディへと変化しました。Androidにも同じようなデザインが増えたように思えます。
また、数年前のスマホよりもディスプレイが大きいです。中には、本体サイズが同じ製品でも、ディスプレイのみが大きくなっている製品もあります。
iPhoneもAndroidスマホも、ここ数年で徐々にデザインが変わりました。アルミボディが主流だった当時、iPhone7のジェットブラック(つやのある黒)というカラーが出たときは衝撃的でした!
さいごに
以上、スマホの歴史について紹介しました。スマホが普及するよりも前から、スマホの元祖となる端末は開発されていたということがわかります。さまざまなアプリケーションをインストールして使える電話機が、現在のスマホのヒントになっていたのかもしれません。
iPhoneは、常にAndroidスマホのデザインに影響を与えています。今後も少しずつ、スマホのデザインは新しく変化していくのではないでしょうか。自分が過去に使っていたスマホを比べてみても面白いかもしれませんね。