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変わった果物。日本でも作られている物を1個厳選してご紹介!

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みなさん、フルーツはお好きですか?海外へ旅行に行くとイチゴ、オレンジ、バナナ、メロンなどなじみ深いもの以外に「これ何?」「どうやって食べるの?」と思うような不思議な果物に出会ったことはがあると思います。今回はそのような変わった果物、その中でも日本でも作られているフルーツをご紹介します。

現在ではそれほど珍しくもなくなったパイナップル。(ジブリ映画「おもひでぽろぽろ」の主人公「小学5年のタエ子」が初めて味わったパイナップルのように)今はまだ口に合わないかもしれませんが、今後日本でメジャーな果物へと変わっていくかもしれないものを1種類ご紹介。いかつい外見とはそぐわないものなど驚きの果物。それも日本でも作られている物ばかりです。

これを読めば、食べたくなること間違いなし!です。

ポポー(ポーポー)長野、愛媛、茨城など

北米原産ですが、日本では青森から九州まで栽培できます。種は柿に似て外観はアケビのような長楕円なので、別名は「アケビガキ」です。皮は黄緑色、中は黄色くねっとり甘みが強い果物です。

レンブ 沖縄

原産地はマレー半島。サクサクした歯ごたえ。みずみずしさも特徴で、梨のようにも感じられます。渋みもありますが、爽快感のある爽やかな味です。直径約3~7cmで、長細い逆三角形。中は白色、外は赤・緑・黒など様々な色があります。その中でも黒色の物は糖度が高く、食感もいいため、高級とされています。

アテモヤ 沖縄、三重

森のアイスクリームともいわれます。糖度20度以上と甘く、口当たりもなめらかなのが特徴です。表面は凸凹した黄緑色ですが、中はみずみずしく、クリーム色。半分に切ってスプーンですくって食べます。平均800gでリンゴより少し大きめです。

フィンガーライム 沖縄

オーストラリア原産。円筒形で長さ4~8cm、10~20gのかわいらしい柑橘類で、酸味があります。外観は緑~赤紫。別名キャビアライムと呼び、中にはビーズ状の細かな果肉が詰まっています。果肉の色も物により緑、黄、オレンジ、赤、茶、黒など様々です。 

フェイジョア 福島県いわき市

南米中南部原産。卵ほどの大きさで、皮は緑。果肉は白色で、中央は(グミを柔らかくしたような)ゼリー状です。味はパイナップルやリンゴにバナナを混ぜ合わせた感じで、酸味があります。こちらも半分に切ってスプーンで食べます。

食用ほおずき 長野

ほおずきというと観賞用であったり、笛を作ったりしたことがある方もいるでしょう。こちらは食べられるほおずきです。原産は中南米。黄色く、フルーティーで、甘酸っぱいのが特徴です。

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観賞用は食べると腹痛を起こします。

パッションフルーツ 沖縄、小笠原、千葉県館山市、岐阜県関市武儀町など

南米原産、5~8cmほどでつるつるした楕円形をしています。皮は紫または黄色。果肉はオレンジ色をしたゼリー状です。トロピカルフルーツ特有の風味と柑橘類のような酸っぱさがあります。また、果肉に含まれる黒色の種は果肉と共にパリパリ噛んで食べられます。

赤房(あかふさ)スグリ 山形県、宮城県

黒いもの(黒房スグリ)はカシスですが、これは赤色をしています。この果物は房状に実ります。しかしブドウとは異なり、1粒1粒につながる柄(え)が長く、小さなサクランボの様なのです。スグリは漢字で「酸塊」と書き、やはりカシスと同様酸っぱいのが特徴です。

スターフルーツ 沖縄、宮崎

熱帯アジア原産。なんといっても輪切りにすると星型になるのが特徴で、この名で呼ばれています(正式名:五蘞子[ごれんし])。長さ5~15cm、幅5~10cmほど。完熟したものは濃い黄~オレンジ色です。食感はサクサクで、緑の頃は酸味が強いのですが、熟すにつれ甘みが増します。また、生食以外にジュースやジャム、砂糖漬けやサラダの具にもします。

ジューンベリー

北米原産。6月頃、実が熟し収穫されるのでこの名が付きました。色はアメリカンチェリーのような赤紫から濃い紫。大きさは1.3cm程と小さく、カシスくらいしかありません。果肉は柔らかく、(品種にもよりますが)酸味がない柔らかな甘みをしています。

ドラゴンフルーツ 沖縄・鹿児島・千葉

中南米が原産のサボテン科の果物です。皮は光沢のある赤紫色。表面にはサボテンの果実特有の(鱗のような)緑色の突起物があります。中はサクサクしたやわらかな白(品種により赤)色の果肉に、黒ゴマのような細かな種が疎ら(まばら)にあります。酸味がなく、完熟すると甘みがしっかり出てくる果物です。

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私が初めて食べたもの(ドラゴンフルーツ)はまだ完熟していませんでした。そのため甘みがあまりなく「なんじゃこりゃ。こんな果物あるんだ。」と残念に感じたことを覚えています。

カニステル 三重、沖縄

メキシコ~パナマ原産。卵型~球型、直径5~10の果実です。熟した物の皮は光沢のある橙黄色へと変わります。皮と同じような色の実肉には、柿に似たこげ茶色い種が2~6個入っています。実には香りや酸味がほとんどありません。蒸したカボチャを裏ごししたような、サツマイモのような食感や甘みです。

サルナシ

中国原産でマタタビの仲間です。(キウイフルーツもオニマタタビを改良した物ですが)断面はキウイそっくりです。直径2~3cm、長さ3~4cmくらいと、キウイより小ぶり。表面に毛がない緑色。酸味や甘みがあり、キウイより香りが強くあります。

リュウガン(竜眼)鹿児島、沖縄、愛知県美浜町

直径2~2.5cmくらいの小さな球型。茶褐色の皮の中には、半透明でブドウのような果肉にこげ茶色で大きめの種が1つあります。この果肉と種を竜の黒目と白目に見立ててこの名が付きました。甘みや酸味もありますがそれほど強くはありません。また、漢方としても使われます。

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昨日、外国産の物を食べました。実の大きさの割に、竜の黒目に当たる種が大きめです。味の薄さからか、子供達はあまり食べませんでした。

最後に

いかがでしたか?食べてみたいものはありましたか?

冒頭にもお話ししましたが、現在、日本ではそれほど有名でなく、食べ慣れない果物かもしれませんが、日本でも作られ、これから定着していくことでしょう。(5年生のタエ子のような「果物の王様は[バナナだった]」といった)それまで味覚に縛られず、みなさんも新たなフルーツの味を探していきましょう。

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