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干し芋の名産地と言えば○○県!産地ごとの特徴とおすすめの干し芋を紹介!

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この記事は、干し芋が好きな人に、ぜひ読んでいただきたいです。なぜなら、干し芋の名産地ごとの干し芋の特徴を紹介しているからです。そして、名産地ごとのおすすめの干し芋も紹介しています。 筆者は、毎年、産地から取り寄せて食べるほど干し芋が大好きです。記事を読むと、干し芋の選択肢が増えて、新しい干し芋に出会うきっかけになります。

干し芋は、以下の工程で作られます。
・芋を切る
・芋を蒸す
・芋を干す
このように、製法がシンプルなため、サツマイモの品質と製法によって、干し芋の食感や甘みが大きく異なるのです。干し芋好きの方は、記事を読んで、気になる干し芋を食見つけてみてはいかがでしょうか?

名産地1:茨城県

茨城県の干し芋の特徴

茨城県は、干し芋の生産量が全国トップです。何と全国の干し芋の9割を生産しています。茨城県の干し芋農家は色々な種類のサツマイモを扱っていて、サツマイモの品種によって、食感や風味は大きく異なります。

茨城県で干し芋に使われている主な品種は以下の通りです。

・玉豊(たまゆたか)
・紅はるか(べにはるか)
・泉(いずみ)

中でも茨城の干し芋と言えばこの品種、と評されるのが玉豊です。昔ながらのほどよい甘さの干し芋です。紅はるかは、焼き芋で有名な安納芋と同じ時期に登場しました。紅はるかの特徴は 甘味が強く、ねっとりした食感が楽しめます。泉は年々生産量が少なくなってきています。しかし、しっかりとした芋らしい甘味で、サツマイモの懐かしい味が楽しめるのが特徴です。

茨城県のおすすめの干し芋

茨城県の干し芋では「丸干し」をおすすめします。通常、干し芋はスライスしたものを干して作られるのですが、丸干しはサツマイモ1つを丸ごと干し芋にしているのです。もし丸干しの干し芋を食べたことが無ければ、ぜひ一度体験してほしいと思います。柔らかく、ねっとりとした食感は丸干しならではです。

お取り寄せで手に入れることができますが、全国にファンがいることと、丸干しは生産量が少ないことから、予約注文でほとんど売り切れてしまいます。ネットショッピングで購入する場合は、干し芋が販売される10月から11月にかけてホームページのチェックが必要です。

素朴な味が好みであれば、泉か玉豊の丸干し。甘味が強いものが好みであれば、紅はるかの丸干しがおすすめです。

名産地2:静岡県

静岡県の干し芋の特徴

静岡県は、江戸時代に干し芋を作り始めた「干し芋発祥の地」です。江戸時代後期~明治時代にお茶の生産が盛んになり、サツマイモづくりは縮小しました。しかし、今でも静岡では干し芋が作られています。

静岡の干し芋は、しっかり天日干しすることで糖化を徹底して行います。そのため、デンプンの白い粉がふいているのが特徴です。また、歯ごたえがしっかりした干し芋が多いです。干し芋の形は、スライスされた平干しの他に、スティック状にカットして食べやすくした商品も販売されています。

静岡産の干し芋は、伝統的な製法で保存食にもなるように作られているものが多いです。そのため、しっかり天日干されて、固めの干し芋がメインで販売されています。一方で、柔らかい食感の干し芋も生産していて、バリエーションが豊かです。

静岡県のおすすめの干し芋

静岡県の干し芋でおすすめは、紅はるかの干し芋です。中でも、柔らかいスティックタイプの干し芋がおすすめです。スティック状なので食べやすく、濃厚な紅はるかの甘さをたっぷりと味わうができます。また、柔らかい干し芋なので、年齢問わず食べることができます

著者が実際に食べた時は、リーズナブルな干し芋だったにも関わらず、とても食べやすく甘味のしっかりある美味しさに驚きました。

はち

昔ながらの固めの干し芋も生産しているので、お好みに合わせて楽しみましょう!

名産地3:三重県

三重県の干し芋の特徴

三重県の干し芋の特徴は、製法が独特なところです。一般的な干し芋が「蒸す」行程を、三重県の干し芋は「煮る」行程にしているのです。これを「煮切り干し製法」と呼びます。煮切り干し製法のおかげで、サツマイモは中までしっかり柔らかくなり、ねっとり感が大幅に増します。サツマイモのうま味と甘味を余すところなく味わえる独特の製法です。

この製法で作られた干し芋は「きんこ芋」という名前で販売されています。元々は地産地消で地元でしか流通していませんでした。現在はネットショップなどでお取り寄せして手に入れることができます。

全国を観ても珍しい「煮切り干し」製法の干し芋は、中までしっかり甘味が詰まっていて、他の干し芋では味わえない体験になります。

三重県のおすすめの干し芋

おすすめは、もちろんきんこ芋です。中でも「きんこ芋工房上田商店」のきんこ芋をおすすめします。上田商店は、伝統的な製法に改良を重ねて、きんこ芋を全国販売できるようした生産者です。

上田商店のきんこ芋は、あっという間に売り切れてしまうことが多く、発売時期をチェックして手に入れなければなりません。それだけの人気が出るほど、きんこ芋は美味しい干し芋なのだと言えます。あらかじめチェックしていないといけないと思うと面倒に感じるかもしれませんが、きんこ芋には時間をかけて食べる価値があると思います。

はち

きんこ芋は、色が濃い黄色でいかにも甘そうで食欲をそそられます

さいごに

干し芋の名産地を茨城県、静岡県、三重県と紹介しました。地域ごとに特色のある干し芋を生産しています。茨城県の「丸干し」や三重県の「きんこ芋」は、保存食ではなく、スイーツと言っても過言ではありません。気になる干し芋が見つかれば、ぜひお取り寄せして食べてみてください。「干し芋は年配の方の食べるもの」ではないことが分かるでしょう。いろいろ取り寄せて、生産者、芋の品種、製法の違いで食べ比べを楽しむのもおすすめです。

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。