雑学のあしあと
『今すぐ誰かに教えたくなる豆知識』がコンセプトの雑学サイトです。
生活

日本にある変わったお葬式の風習!赤飯を食べる地方や香典の領収書が出る地域がある!

結婚式でも地域差があるように、お葬式にも地域差があります。地元では当たり前だと思っていたことが、全国区で見ると不思議に思われることってありますよね。たとえば、お葬式で香典の領収書が出る地域がありますが、みなさんは聞いたことがありますか? 一体どの地域のお葬式でしょう?

また、普通ならおめでたいときに食べる赤飯をお葬式で食べてしまう地域があります。悲しいときなのに、なぜ赤飯を食べてしまうのでしょう?今日は日本全国にある、みなさんが驚くような変わったお葬式の風習をご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

北海道・東北地方

北海道

北海道では香典の領収書が出ます。受付で香典を渡すと、その場で金額を確認し、領収書を書いて渡してくれます。また、不思議なのは祭壇の前で家族写真を撮ること。葬儀会社のサービスの一部に入っていることもあります。これは離れて暮らす家族が集まる機会が少ないため。

お葬式で家族が集まったときに親族の写真を撮るようになりました。そして、北海道では一般的な霊柩車を使いません。バス型の霊柩車を使います。他にも北海道新聞ではお葬式があることを伝えると無料で訃報を載せてくれます。

青森県

青森県ではお通夜の前に火葬が行われます。雪が多い地域のため、親戚が集まるまでに時間がかかることから、お通夜の前に火葬をするようになりました。

また、四十九日や百箇日までの法要をお葬式で全て行う「取り越し法要」が行われます。遠方からやってくる参列者が何度も足を運ばなくて済むように考えられたものです。遺骨をお墓に納める時は、骨壺から遺骨を取り出してお墓に納めます。

みき

法要があるたびに飛行機で向かう参列者は大変ですよね。お葬式と法要がセットになっているのはありがたいです。

宮城県

宮城県も葬儀の前に火葬をする「前火葬」。宮城県のお葬式では「撒き銭」という風習があり、亡くなった方と同じ年齢の小銭を撒きます。また、出棺の時には親族の男性が白い三角巾、女性が白い頭巾を付けます。

みき

うらめしや~の象徴でもある白い三角の布です。

関東地方

茨城県

「七日ざらし」といってお葬式が済んでからの7日間、故人の着物や羽織を裏庭などで北向きに干すという風習があります。ただ干すだけでなく、常にぬらしておくのが重要です。数時間おきにぬらすこともあります。

神奈川県

大和市では出棺の時に全員で豆腐を食べます。初めにお酒を飲み、豆腐一丁に塩をつけて全員で回しながら食べます。食べ方は「角が立つことの無いように」角から食べます。残さないように食べなくてはいけないため、全員で調整しながら食べます。

中部地方

福井県

葬儀の場で赤飯が振る舞われますが、これは長寿の方の葬儀だけです。赤飯が出る理由としては、長寿だったことをお祝いする意味があります。他にも赤には魔除けの力があるとされているから。

人が亡くなったという不吉なことに対して、縁起を良くするために赤飯を食べます。また「御詠歌(ごえいか)」といって仏教の教えを五・七・五・七・七にして歌います。打楽器の道具を持ち込み、演奏しながら歌うこともあります。

愛知県

尾張地方の精進落としでは「涙汁」という汁物が出ます。大量の唐辛子やコショウが入っていて、辛いものが得意でなければ飲めないほど。涙を流すためにありますが、お葬式の疲れを辛いもので取るという意味もあります。

岐阜県

恵那市では香典返しを「ビール券」で返すのが一般的。県内全体ではなく、恵那市とその近辺だけの風習です。全国的に見てもかなり珍しい香典返しです。

近畿地方

大阪府

「放生(ほうじょう)の儀式」という風習があります。放生の儀式とは鳥や魚を逃がす儀式。生き物を逃がすことで、その生き物の命を救い、徳を積むという意味があります。多くは「放鳥」といって鳥を空に逃がす儀式が一般的です。

和歌山県

葬儀が終わった後、扇子を破って屋根の上まで投げるという風習があります。他にも出棺の時に故人が愛用していた茶碗を割るという儀式があります。茶碗を割ることで、この世に居場所がないこと、この世に未練なくあの世に旅立ってくださいという意味が込められています。

みき

茶碗を残しておきたい親族もいるかもしれませんが、理由を知ると「なるほど」と思います。

中国・四国地方

徳島県

お通夜にきつねうどんが出されます。うどんといえば香川県ですが、香川県ではお通夜などでうどんが出ることはありません。また、珍しいのは納棺の時に「はさみ」「糸」「針」を入れること。故人があの世で裁縫道具を使うからだといいます。

みき

裁縫道具で何を作るのでしょうね?

愛媛県

故人が使っていたお茶碗にご飯を入れ、そのご飯をおにぎりにして、茶碗は割ります。作ったおにぎりは故人の枕元に供えます。また「棺回し」といって、遺族が棺を3回まわします。棺を回すことで故人の方向感覚を無くし、家に戻ってこないようにするのです。

九州・沖縄地方

佐賀県

故人の枕元に供える「枕団子」は6個が一般的。ところが佐賀県では49個の団子を供えます。49個になったのは四十九日まで1日1個ずつ食べられるからだといいます。

みき

逆になぜ6個が一般的なのでしょう?

沖縄県

「十六日」「清明(シーミー)祭」「七夕」などは盛大なお墓参りをします。重箱などにお供えのごちそうを詰め込んで、みんなで分け合って食事をするのです。お供えは赤かまぼこ、結び昆布、魚の天ぷらなど。他にも豚肉の煮つけなども入っています。

まとめ

日本の変わったお葬式の風習はいかがでしたか?どれも「えっ!?」と驚くような風習ばかりでしたね。北海道では香典の領収書が出て、一般的な霊柩車を使っていません。霊柩車はバス型のものを使っていました。福井県では長寿の方の葬儀で赤飯を食べます。

そして、変わっているのは神奈川県の豆腐を食べるお葬式!最後に食べる人まで、どうつなぐか調整するのが難しいですね。年々、昔からあった風習は薄れていくこともありますが、地域に伝わる風習やしきたりは大事にしていきたいですね。

ABOUT ME
アバター画像
みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。