みなさん選挙は毎回、投票に行っていますか?「選挙」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんね。でも今日は次の選挙が楽しくなるような、面白い雑学をご紹介していきます!きっとこの記事を読んだら、選挙についてもっと調べたくなることでしょう。
たとえば「事務員に出すおやつは1日500円まで」という決まりがあるのをご存じでしたか?他にもお弁当や宿泊費も○○円までという決まりがあるのです。
他にも投票所に1番乗りした人だけが経験できる、ある出来事があります。一体どんな経験ができるのでしょう?今まで投票に行かなかったり、選挙に興味が無かったりする方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
おやつは1日500円まで

事務員に出すおやつは1日500円までと公職選挙法の第129条で決まっています。また、おやつだけでなく、お弁当は1食1000円まで、宿泊代金は1泊2食付きで1万2000円までと決まっているのです。
細かいところまで上限額が決まっています。おやつやお弁当はどんなものを食べているのでしょうね。
投票所に1番乗りすると何が起こる?

投票所に1番乗りすると「投票箱の中に何も無いことを確認」させてもらえます。これは「零票確認」や「空虚確認」と呼ばれていて、公職選挙法の第34条で決められています。
事前に投票がされていないことを確認するために行われるのです。また自治体によって記念品や感謝状をもらえることもあります。ちなみに投票箱がいっぱいになって交換したときにも、確認作業をします。
地域にもよると思いますが、何時ごろから並べば1番乗りになれるのでしょうね。
特殊な素材でできた投票用紙

投票用紙に使われている紙は、日本でできた合成紙で、名前を「ユポ」といいます。普通の紙と違って水に強く、破れにくく、表面がなめらかで書き心地も良いですよね。値段はA4サイズのもの10枚で1180円!
ユポの特徴はなんといっても「開く」こと。どれだけ折りたたんでも投票箱の中で開くようになっているのです。ユポを採用してから3分の2の時間で開票作業ができるようになったといいます。
なぜ鉛筆で記入するの?

いくつか理由があります。
- 鉛筆の方が安く済む
- 筆圧が弱い人でも書きやすい
- ボールペンだとインクがにじんで移ってしまう
- 投票用紙の質と鉛筆の相性が良い
などの理由で鉛筆が採用されています。
政治家愛用のビニール傘は5000円超え!

見た目は普通のビニール傘ですが、実はお値段が5000円以上する高級なビニール傘。「シンカテール」と名付けられたこの傘は、享保6年からある「ホワイトローズ社」という傘屋さんが製造しています。雨や風の強い悪天候に負けない傘なのです。
ホワイトローズ社は日本で初めてビニール傘を作った会社でもあるのですよ。
オープンカーは選挙カーに使えない

車の構造的に上や横が開いているもの、または開けるタイプの自動車は使えません。ちなみに船は屋根がなくても選挙活動に使えます。船で演説するのが珍しくない地域もあるのです。
お客さんにお茶は出していいけどコーヒーを出してはいけない!

公職選挙法139条で来客者に日本茶とおまんじゅうぐらいのものを出すのは良しとされています。ところが、コーヒーやケーキを出すのは139条にある「湯茶及びこれに伴い通常用いられる程度の菓子」には認められないのです。
選挙ポスターに落書きするとどうなる?

公職選挙法の第225条で定められていて、落書きなどをすると「選挙の自由妨害罪」にあたる可能性があります。「4年以下の懲役or禁固」または「100万円以下の罰金」という刑を受けることになります。
落書き以外にも、ポスターを破ったときにも罪になります。
配布NGのうちわってどんなうちわ?

配布NGのうちわは、骨組みと柄でできたもの。これは「金銭、物品その他の財産上の利益(有価物)」があるものを配る「寄付行為」に当たるとされているから。ちなみに厚紙に穴が開いたタイプは「ビラ」として扱われるので有価物に当たりません。
線引きが難しいですね。ちなみに、香典、年賀状、お見舞いに行くことも「寄付行為」とみなされ禁止されています。
獲得した票数が同じだった場合はどうやって決めるの?

最下位の人が同じ票数だった場合、くじ引きで決めます。再度、選挙をするのが良いのでしょうが、費用がかかってしまうため、くじ引きで決めるのです。
費用がかかるのは分かっていますが、気持ちとしてはもう一度選挙したいですよね。
まとめ
選挙にまつわる面白い雑学はいかがでしたか?事務員に出すおやつは1日500円まででしたね。どんなおやつを食べているのか気になります。そして投票所に1番乗りした方は「投票箱に何も入っていないことを確認」する作業ができます。
感謝状や記念品をいただける地域もあります。1番乗りしてみたくなりますよね。いつもは選挙に行かない方も、次の選挙は1番乗りを目指して足を運んでみませんか?