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外国にある面白い税金をご紹介!ポテトチップス税、独身税、犬税など

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税金といえば、日本にもたくさんの種類の税金がありますよね。働いているだけで所得税がかかり、住んでいるだけで住民税という税金がかかります…。外国にも税金はあるのですが、今日は外国にある面白い税金を集めてみました!たとえばハンガリーには、ポテトチップスに税金がかかります。一体どうしてなのでしょう?

また独身税や犬税という税金が外国にはありました。最後には日本にもある、面白い税金をご紹介していますよ!入湯税とワンルームマンション税というものをご紹介するのですが、みなさんはご存じでしょうか?知っている人も、知らない人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ポテトチップス税(ハンガリー)

ポテトチップス税は2011年からハンガリーで始まった税金です。この税金が作られた目的は、国民の肥満を防止するためです。この税金が作られた当時は国民の男性が26.2%、女性は20.4%が肥満だったのです。

「ポテトチップス税」という名前ですが、他にもケーキ、ビスケット、スナック菓子なども税金がかかります。またお菓子だけでなく、清涼飲料水、糖分が多いもの、反対に塩分が多い食品などが対象になっています。

みき

税金がかからない隣の国で買い物をする国民が増えたため、効果はなかったとのことです。今は廃止されている税金です。

月餅税(中国)

月餅とはたいらな丸い形のお菓子のことです。中国では毎年9月か10月の中秋の名月に、このお菓子を食べながらお月見をします。会社は福利厚生の一環として月餅を配るのですが、月餅を受け取った人に税金がかかります。これに対して反対運動もあったのですが、今も月餅税は廃止されていません。

ソーダ税(アメリカ)

ソーダ税も肥満を防止するために作られた税金です。清涼飲料水などに税金がかかるのですが、効果があるかは意見が分かれています。そのため、ソーダ税を検討する州もあれば、廃止する州もあります。

みき

暑い日やお風呂上りに飲む炭酸飲料はとってもおいしいですよね。

光るおもちゃ税(アメリカ)

アメリカにあるウェストバージニア州では、火花が出るものや、発光する花火、おもちゃの銃などに税金がかかります。銃による犯罪などを起こさないために作られた税金です。この税金が作られてから凶悪犯罪は減り、アメリカの中でトップクラスの治安の良さになりました。

渋滞税(イギリス)

2003年から導入された渋滞税。これは渋滞で大気汚染が問題になっていたために作られました。Cマークがついた道路で、平日の午前7時から午後6時半に走る車は8ポンドの税金がかかります。

この税金は当日までに払う必要がありますが、支払いができなかった場合は罰金として40ポンドがかかります。ロンドン交通局による調査では、渋滞税を導入してから渋滞が30%減ったという結果が出ています。

みき

税金を導入したことで、渋滞を緩和することができたのですね!結果が出た税金です。

窓税(ヨーロッパ、イギリス)

ヨーロッパのいろんな国で導入されていた窓税。中でもイギリスの窓税が有名で、1696年から150年ほど続きました。窓税は名前の通り、建物についている窓に税金がかかります。

お金に余裕のない人は窓をふさいだり、新築の建物では窓を少なくしたりしました。窓の数を減らしたことにより、換気ができず病気の人も増えてしまいました。

みき

窓の大切さがわかる税金ですね。廃止されるまでに150年も続いたというから驚きます。

独身税(ブルガリア)

1968年から20年ほど導入されていた独身税。出生率を上げるために作られた税金です。内容は、独身の人の収入の5~10%の税金がかかるといったもの。ところが出生率はさらに下がってしまったため、廃止されました。

脂肪税(デンマーク)

約1年だけ存在した税金で、2011年に作られました。決められた割合以上に飽和脂肪酸が含まれたものに税金がかかります。脂肪税がかかることによって、牛乳などの乳製品、肉類にも税金がかかるようになります。国民は税金のかからない国で買い物を済ませ、デンマークで買い物をしなくなることから、すぐに廃止になりました。

みき

日本のような島国では、普段の買い物を隣の国でするというのは考えられないですよね。

犬税(ドイツ)

ドイツでは犬を飼っている世帯に犬税がかかり、犬税は州ごとに義務付けられています。これは年に1度、飼っている頭数に応じて税金を支払います。すると「犬札」というものが発行されます。

この札は犬の首輪につけるという決まりがあるのです。簡単な気持ちで犬を飼う人がいなくなり、無理な繁殖をさせる人を減らすことが犬税の目的です。

みき

実は日本にも犬税がありました。1982年まで犬税が導入されていた地域があり、今現在は廃止されています。

日本にもある面白い税金

外国だけでなく、日本にも少し変わった税金が存在しています。

入湯税

入湯税とは温泉などの鉱泉浴場に入浴する人を対象に税金がかかります。入湯税は地域によって変わるのですが、1人1日150円かかるのが一般的です。宿泊客か日帰り客かで税金が変わることもあります。この税金は鉱泉浴場のある市町村で観光のためや、消防施設などの整備に使われます。

ワンルームマンション税

正式名称を「狭小住戸集合住宅税」といって東京の豊島区で導入されています。狭小住戸集合住宅=ワンルームマンションを建設するときに建築業者にかかる税金です。一戸につき50万円の税金がかかります。

なぜ豊島区でワンルームマンション税がかかるようになったかというと、ワンルームマンションの数が多いから。豊島区の単身世帯は全世帯の半分を超えているのです。23区で見てもワンルームマンションの割合は最も高くなっています。

みき

このことからファミリー向けの住宅が少ないことを意味しています。バランスのとれた住宅の割合になるよう作られた税金なのですね。

まとめ

世界の面白い税金についてはいかがでしたか?世界にはいろんな税金がありますが、面白くてユニークなものがたくさんありました。肥満が多いために作られたポテトチップス税やソーダ税、脂肪税ですが、税金がかからない国で買い物をするため自国の買い物が減ってしまいました。

また、日本でも入湯税とワンルームマンション税という変わった税金があります。税金は増えていく一方ですが、納めた税金の使い道は上手に使っていただきたいものです。

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。