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リボベジとは。普段切り捨ててしまう部分から新たに野菜を再生!

みなさん「リボベジ」をご存じですか?「生まれ変わる」を意味するrebornvegetable(野菜)を組み合わせた造語で「再生野菜」のことです。今回はこのリボベジの雑学です。

再生野菜と聞いてもイメージが湧かない方が多いでしょう。このリボベジは普段、料理を作る時、切り落として捨ててしまうところ。例えば、根っ子や茎、葉っぱやヘタから植物(野菜)を育て(再生)、再び食材(野菜)を収穫することです。

栽培方法は根っ子などを水に浸けて育てる「水耕栽培」と、プランターなどを使って土に植える「土耕栽培」。また、この2つの組み合わせの3種類があります。これらはどれも手軽に始められるのが魅力です。

これを読んで、あなたの食生活に「リボベジ」という新たなページを作りましょう。

リボベジのメリットとデメリット

最初にリボベジのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

リボベジのメリットは4つあります。

1、初めての方でも手軽に始めることができる

リボベジには特別、購入しなければならないものはありません。普段切り落とし、捨ててしまう野菜の根っ子などを水に浸し、毎日水を入れ替える。これだけです。あとは窓際など、日の当たるところに置いて、毎日の成長を楽しみましょう。もし失敗しても(元々捨ててしまうものだったので)ショックも少ないと思います。

2、ごみが減りエコ

元々捨ててしまうものです。捨ててしまうものを再利用するのでごみを減らすことができます。

3、食費を減らせる

(繰り返しになりますが)元々捨ててしまうものから育つ野菜(食材)です。費用はほとんどかかりません。そのため食費の節約にもつながります。

4,その他

窓際に置いて育てるので、観葉植物の代わりとして部屋に緑を与えてくれます。また、子供さんと共に育てれば食育もできます。さらに毎日、成長を見る楽しみも与えてくれるのです。

デメリット

リボベジにはデメリットもあります。

1、収穫量が少ない

使い終わった後の野菜の根っ子(など)から育てるリボベジ。上手く育ったとしても購入する野菜と比べると、わずかしか収穫できません

2、水温管理

特に気温が高い夏は、水が腐りやすいので要注意です。必ず1日1回以上水を入れ替える手間があります。

リボベジ成功のコツ

料理をする時に捨てる部分を使って育てるリボベジ。捨てる部分を利用するのですが、育つためには栄養分が必要です。そのため少し食べられる部分を残した切り方(調理人としては下手な切り方。もったいなく感じるかもしれません)をすると上手く育ちます。

リボベジできる野菜とその育て方

ニンジンなど根菜類(水耕栽培)

ニンジンは普段切り落とすヘタを使います。そして収穫するのは実(根)の部分ではありません。若葉を収穫します。ニンジンの葉っぱを普段口にすることはないと思います。しかし、栄養価が高く、種類も豊富です。セリ科だけあり、特有の爽快感があります。

ニンジンはヘタから下1~2cmほどのところで切って使い水に浸けます。ヘタに水が浸からないようにすることが大切です。

ニンジンと同じように大根やカブも育てられます。大根は上から4cmくらい、カブは2~3cmのところで切って、水に浸します。

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大根やカブも葉っぱを育てて食べます。

キャベツなど葉物野菜(水耕栽培・土耕栽培)

キャベツは普段捨ててしまうを使います。芯の先端の部分の葉っぱは根元は残し、水に浸します。水深は0.5~1㎝。芯にヌメリが出てきたら洗い流しましょう。ヌメリを取り除くと根腐れの予防になるからです。キャベツは玉状には育たず、葉っぱを摘んで食べます。

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レタスもキャベツと同じように作ることができます。
また、キャベツを大きく育てたい、より多く収穫したい方は、水耕栽培から、プランターへ、プランターから畑へと植え替えましょう。

ブロッコリー(水耕栽培・土耕栽培)

ブロッコリーは普段食べる花蕾(からい)を切った後の茎(芯)を使います。花蕾は取り除きますが、葉っぱが付いていれば残しておきます。水は切り口からのみ吸収するので、それほど深さは必要ありません。

水耕栽培では時間がかかり、また成長にも限度があります。そのため土耕栽培を行うと大きく成長し、再び花蕾を収穫することができます。

タマネギ(土耕栽培)

タマネギを使う時、普通上の部分と根っ子の部分を切り落とすと思います。リボベジでは根っ子を使います。根っ子側は切り落とさず、芯と共に土に植えるのです。最初は紙コップのような小さな容器。成長と共にプランターへと移し替えましょう。時間はかかりますが、玉ねぎへと成長します。

小松菜・ほうれん草・チンゲン菜(土耕栽培)

小松菜、ホウレン草、チンゲン菜など葉物野菜は、下の部分4~5cmくらいを使います。水耕栽培でもできますが、土に植える土耕栽培をおすすめします。水耕栽培をする時はブロッコリーとは違い切り口に水が付かないように注意してください。

にんにく(水耕栽培→土耕栽培)

にんにくを購入すると使いきれなく、残ってしまうことがあると思います。そういった物を使うのです。

にんにくは1かけら丸ごと使います。はじめ水耕栽培で根っ子が1~2㎝くらいになるまで育てます。その後プランターに移して育てます。

ミズナ(水耕栽培→土耕栽培)

ミズナは根っ子から10cmくらいまでを使います。はじめ水耕栽培をしますが、その際、茎が倒れて水に浸からないように注意が必要です。そのためにスタンドを作ります。スポンジを切り抜き、その穴に茎を通すのです。水耕栽培である程度伸びてきたらプランターに移して育てましょう。

その他

この他に、

  • 豆苗・調理で残った豆と根っ子を使い、根っ子を水に浸す
  • ネギ・根っこから5㎝くらいまでを使い、水耕栽培、または土耕栽培
  • アボカド・種を水耕栽培で発芽。その後、土に植え替える

などができます。

最後に・なんとパイナップルも…

いかがでしたか?試してみたいリボベジはありましたか?

最後に、「こんなものも!」と驚きのリボベジを紹介します。それは南国のフルーツ「パイナップル」です。(根腐れを防ぐために実を取り除いた)ヘタの部分を使います。水耕栽培で根が出てきたら土に植え替えます。

リボベジを始めると植物の生命力のすごさに驚かされると思います。みなさんも植物の生長に癒されながらリボベジ生活を始めてみましょう。

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