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海月という漢字の由来は?海に関するさまざまな漢字を紹介します!

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あなたは、「海月」という漢字を読むことができますか?ヒントは、海にぷかぷか浮かんでいるゼリー状の生き物です。

正解は「くらげ」です。正解できたでしょうか?では、くらげが海月と書かれる由来は何でしょう?

この記事では、海月の漢字の由来を解説します。そして、いろんな海の生き物の漢字について、漢字の由来とどんな生き物なのかを紹介します。海の生き物といってもさまざまなので、この記事では、有名な生き物をとりあげました。興味深く読んでもらえると幸いです。

この記事を読んで、海の生き物について、漢字の由来に興味を持ってもらえればと思います。

海月はクラゲ!漢字の由来は?

先にお伝えした通り「海月」は「くらげ」と読みます。「知ってるよ!」という方も多かったかもしれません。

では、なぜ「海月」という漢字なのかご存じでしょうか?海月と書く理由は、クラゲの見た目が由来なのです。海にぷかぷか浮かんでゆらゆらしている様子が、まるで月のように見えるため、海月と書くようになったそうです。

はち

幻想的な名付け方ですね!

海狸とはいったい何者?漢字の由来は?

読み方は?どんな動物?

「海狸」は「かいり」、「うみだぬき」と読みます。和名で言われてもピンと来ないかもしれませんね。「海狸」は「ビーバー」のことを指します。ビーバーは、アメリカとヨーロッパに生息するネズミの仲間です。

ビーバーの生態で最も有名なのは、「ビーバーのダム湖」ではないでしょうか?ビーバーは、川に木枝と泥を敷き詰め、地上動物が入れない安全な巣を作るのです。「出入口は川の水中に造る」というセキュリティの徹底ぶりに驚かされます。

漢字の由来

ビーバーを「海狸」と書いた理由は、諸説あります。有力な説は「水辺に生息する、狸に似た生き物」だったから、というものです。

この名付け方は、少々問題を感じる方もいるかもしれません。なぜなら、ビーバーは狸には似ているかもしれませんが、海ではなく湖や川に生息しているからです。「海」には「大きな湖」という意味もあるので海を採用したのかもしれませんね。

はち

ビーバーは、木の枝を口にくわえたまま泳いで運んで、ダムを作っています。

海鼠とはいったい何者?漢字の由来は?

読み方は?どんな動物?

「海鼠」は「ナマコ」と読みます。ナマコは海底に生息する棘皮動物(きょくひどうぶつ)という種別の生き物です。「棘皮動物って何だろう?」と思われたかもしれませんね。棘皮動物とは、ウニやヒトデをはじめとした生物の分類です。

ナマコは、海底をじわじわ這いずるように動いています。そして、地底に沈殿する餌を食べながら生活しています。ナマコは、日本では食用として流通していて、酢漬けにして食べることが多いです。

漢字の由来

「海鼠」の「鼠」はネズミと読みます。干支にもいる哺乳類のネズミのことです。なぜ海に沈んでいるナマコに「鼠」の字を当てたのでしょうか?それは、ナマコはネズミと同じく、夜になると動き回るという習性を持つためといわれています。

はち

ナマコは見た目こそグロテスクですが、食べるとコリコリしてとても美味しいですよ!

海鰻は何と読む?漢字の由来は?

読み方は?どんな動物?

「海鰻」は「アナゴ」と読みます。「穴子」という漢字が一般的に使用されているので、「海鰻」という単語に出会うことは少ないと思います。

アナゴは、観賞用や食用が有名です。観賞用では、水族館の海底から顔を出しているチンアナゴが人気です。食用のアナゴは、てんぷらや白焼きなど、さまざまな方法で食べられています。食用のアナゴは、主にマアナゴが食べられています。

漢字の由来

アナゴが「海鰻」という漢字で書かれたのには、もともと存在していた「海饅(うみうなぎ)」という言葉がカギです。「海饅(うみうなぎ)」という言葉には、「アナゴやウミヘビなどの鰻に似た海魚の別称」という意味があります。この「海鰻(うみうなぎ)」から独立して「海鰻」をアナゴと読むようになったという説が有力です。

海獺は何と読む?漢字の由来は?

読み方は?どんな動物?

「海獺」は「ラッコ」と読みます。おなかの上で貝を割る姿がとてもかわいい、水族館の人気者です。ラッコは、北太平洋沿岸に生息する哺乳類です。つやつやした毛並みと、どこか愛らしいしぐさが愛されています。

実は、国内にいるラッコの数は減少し続けて、残り数匹になっているのです。乱獲による減少、アメリカの輸入規制など致し方ない事情があります。しかし、今後、ラッコが見られなくなってしまうのは寂しいです。

漢字の由来

ラッコを「海獺」と書く由来は、ラッコは分類上「カワウソ亜科ラッコ属」で、かつ海に住んでいるからといいます。カワウソは漢字で「獺」と書きます。「海にすむカワウソだから」というのが、海獺がラッコの漢字となった由来です。

はち

獺という漢字が難しいので、練習して書けるようになりたいです!

さいごに

この記事では、クラゲを海月と書くようになった由来に始まり、海にまつわる漢字の読み方、由来を多数紹介しました。この記事では、なじみのある生き物を紹介したので、漢字が実際に活躍する機会があるかもしれません。ですので、覚えておいて損はないでしょう。

海にまつわる難読漢字は数多く存在し、残念ながらこの記事だけでは紹介しきれません。この記事をきっかけに、興味を持って調べてみてはいかがでしょうか?きっと話のタネになりますよ。

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。