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回転寿司の歴史!なぜ回るようになったのか?回っているお寿司を取る人は何%?

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みなさん回転寿司にはよく行かれますか?回転寿司のすごいところは、お手頃なお値段でお寿司が食べられるだけではありません!ラーメンやうどんがあったり、ケーキなどのスイーツもあったりと充実していますよね。

唐揚げやフライドポテトなどのサイドメニューも豊富です。ところで、みなさんはなぜお寿司が回るようになったかご存じですか?いつから回転寿司が存在しているのでしょう?回転寿司の始まりは、ビール工場がヒントになったといいます。

一体どんなことからヒントを得たのでしょう。今日はなぜお寿司が回るようになったのか?や、回転レーンからお寿司を取る人は何%か?という疑問にもお答えします。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

回転寿司のヒントはビール工場

1948年に元禄(げんろく)寿司の創設者・白石義明さんがビール工場を見学したことで回転寿司を思いつきます。白石さんは当時、東大阪で立ち食い寿司屋をしていました。それまで「寿司」というと高級なもので、気軽に食べられるものではありませんでした。

白石さんは地元で働く人たちに喜んでもらおうと、一皿20円で食べられる立ち食い寿司屋を開きます。それまで高級品だったお寿司が手軽に食べられると大人気に!しかし、今度は寿司を握る職人が不足してしまいます。

職人不足という悩みを抱えながらビール工場に見学に行くと、ベルトコンベアで流れてくるビール瓶を見てアイディアが思いついたのです。このベルトコンベアが寿司屋に活かせないだろうか?と考え、発明まで10年かけて「回転寿司」を開発します。

みき

回転寿司の始まりはビール工場のベルトコンベアでした。ビール工場を見学していなかったら、回転寿司は無かったかもしれませんね。

回転寿司の始まりは1958年

10年かけて発明した回転寿司は1958年に「廻る(まわる)元禄寿司(げんろく)」として東大阪市で開店します。回転寿司を始めたことで

  • 入店できるお客さんの数が増やせる
  • お客さんのペースで食事ができる
  • お客さんの出入りが早い
  • お寿司を握る職人の数を減らせる

というメリットがありました。大阪で回転寿司は話題になり、1967年にはフランチャイズ1号店の仙台店が開店します。大阪店から仙台店へと始まり、全国へ展開していくのです。

大阪万博によって回転寿司は大ブームに!

全国に展開していくものの、まだ流行に乗れなかった回転寿司ですが、1970年には「大阪万国博覧会」に出店します。この時の大阪万博では、電気自動車や無人のモノレール、歩く歩道などがありました。未来を思わせる大阪万博での出店は、全国からの問い合わせが殺到。

日本全国で回転寿司が知られるようになったのです。そして元禄寿司は大阪万博から4年後の1974年に、海外第1号店としてニューヨークで出店をします。1978年には元禄寿司が持っていた「コンベヤ附調理食台」の特許が切れたため、全国で一気に回転寿司が広まっていくのです。

みき

万博以前に人気のなかった回転寿司店でも、大阪万博以降は行列ができるようになったといいます。万博の出店は大成功だったのですね。

回転寿司の最速は分速8メートル

2000年8月の西日本新聞によると、佐賀県にある「すし大臣」では分速8メートルの速さで回るといいます。ちなみに標準の回転速度が分速4.8メートルなので、速いことが分かりますよね。

11月22日は回転寿司の日

11月22日というと一般的には「良い夫婦の日」として知られていますが「回転寿司の日」でもあります。なぜ11月22日が回転寿司の日なのかというと、回転寿司を発明した白石義明さんの誕生日だったからです。初めて回転寿司を開店した元禄寿司が制定し、日本記念日協会も認定しています。

回転レーンからお寿司を取る人は何%?

2019年3月に行われたJタウンネットによる「回転寿司、レーンの寿司を取る?取らない?」という調査がありました。結果は「絶対にレーンからお寿司を取らない」という人が20%、「注文することが多い。でも、レーンから取ることもある」という人が50.7%でした。

また「レーンから取って食べることが多い。でも、注文することもある」という人が20.4%、「基本的にレーンから取る。注文はほとんどしない」という人が8.9%でした。約70%の人が注文するという結果になりました。注文する派の意見としては

  • 注文しないと食べたいネタが回ってこない
  • レーンに流れているお寿司はネタが乾いていそう
  • レーンに回っているお寿司は子供がさわっていそう
  • 取った皿を戻す人を見てしまった

という意見がありました。

お寿司以外が回転したとしたら?

たとえば、コーヒーや紅茶が回っている回転カフェに、ビールやおつまみが回っている回転居酒屋。お肉が回る回転焼肉屋、ラーメンや餃子が回る回転ラーメン屋、回転ハンバーガーショップ。どのお店もおもしろそうですね。

しかし、料理が冷めてしまうことや、1つあたりの料理の単価が高く廃棄になってしまうとコストが高くなってしまいます。お寿司のように1つの料理の単価が安いもの、冷めてもおいしいものでないと経営は難しいのです。

みき

回転寿司にから揚げやラーメンなどもありますが、基本的に注文したら届くというスタイルですよね。やっぱり冷めてしまう料理を回転させるのは難しそうです…。

「走る」回転寿司が増えている!

レーンからお寿司を取らず、注文する派は全体の約70%を占めていました。そのため、最近では注文をするたびに特急レーンでお寿司を流す「走る」スタイルが増えています。この走る回転寿司は「魚べい」や「元気寿司」などで多くみられます。

廃棄率も下がり、売り上げに影響しなかったことから取り入れられました。今では大手の「はま寿司」や「かっぱ寿司」でも走る回転寿司を採用しています。

まとめ

回転寿司の歴史はいかがでしたか?なぜお寿司が回っているのか?についてもご紹介しました。立ち食い寿司から始まり、お客さんが増えたことでお寿司を握る職人が不足します。そこで、ビール工場を見学したときに見た、ベルトコンベアを取り入れたのが始まりでした。

この時、ビール工場を見学していなかったら、今もきっと回転寿司はなかったことでしょう!今では「走る」回転寿司もあります。体験したことのない方は、ぜひ注文して確かめてみてくださいね。

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。