皆さん冬の料理と言えば何を思い浮かべますか?わたしは冬と言えばやはり「お鍋」を思い浮かべます。お鍋を食べると心もカラダも温まるような気がします。お鍋にはカラダを温めるだけではなく、お野菜やお肉など具材もたくさん入っているので1度にたくさんの栄養がとれるのでカラダにも優しい料理です。
日本にはたくさんの鍋料理が存在しています。定番といえば、すき焼き・しゃぶしゃぶ・おでんが定番ですよね。しかし、日本全国の各地には、その土地の名物などを使ったご美味しい当地鍋がたくさんあります。その中でも、珍しいご当地鍋をいくつかご紹介します。よろしければ最後までご覧ください。
北海道 石狩鍋
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北海道には美味しい食材がたくさんあります。その中でも石狩鍋は北海道を代表する鍋料理です。石狩鍋とは、主に北海道の石狩地方で食べられている郷土料理です。鍋の特徴は北海道名産のぶつ切りにした鮭の身やアラ骨を、昆布などで出汁をとった味噌仕立ての鍋に入れます。これが特徴です。
鮭の身以外にも北海道名産のジャガイモやキャベツ、玉ねぎなどを入れて甘味をだします。最後に山椒をかけて食べるのも特徴です。その他にもバターや牛乳などを入れる飲食店や、家庭もあります。
秋田県 きりたんぽ鍋
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秋田県の名物と言ったら「きりたんぽ鍋」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?きりたんぽ鍋とは新米の季節に秋田県内で食べられている郷土料理です。きりたんぽ鍋の「きりたんぽ」は、つぶしたお米を焼いた餅のことを「たんぽ餅」といいます。「たんぽ餅」を切って鍋にすることから「きりたんぽ」と呼ばれています。
きりたんぽ鍋の中身は日本三大地鶏の「比内地鶏」や舞茸、ごぼう、白ネギなどの野菜にセリが入っています。秋田県ではお客さんをもてなす料理とされ、冠婚葬祭にはかかせません。
茨城県 あんこう鍋
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あんこう鍋とは茨城県で食べられている郷土料理です。「西のふぐ鍋 東のあんこう鍋」と呼ばれているほど、冬の定番の鍋料理です。日本ではあんこう漁は7月から8月は禁漁となっています。もっとも美味しく食べられる時期は、海水温が低くなり身が締まる1月から2月です。
あんこう鍋の特徴は、あんこうの「七つ道具」を使っていることです。あんこうの「七つ道具」とは「ぬの(卵巣)・きも・えら・とも(ひれ)・胃(水袋)・皮・だい身(柳肉)」のことをいいます。
茨城県にはあんこう鍋以外にも、どぶ汁といってあんこうの濃厚さとクセのある味の郷土料理があります。
東京都 ねぎま鍋
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皆さん、ねぎま鍋はご存知ですか?ねぎま鍋とは、漢字では「葱鮪(ねぎま)鍋」と表します。漢字の通りネギとマグロをメインにした鍋です。鍋に醤油・酒を入れて冷たい内にネギを入れます。出汁が煮立ったらマグロをサッと入れて食べます。
ねぎま鍋ができたのは江戸時代と言われており、その時代赤身などは刺身にして食べられることが出来ました。しかしトロなど脂の多い部分は痛みも早く、保存に適さないため、ネギと醤油と一緒に入れて鍋したのがねぎま鍋の誕生といわれています。
東京都 どじょう鍋
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どじょう鍋。別名「どせい鍋」と呼ばれる東京の下町の郷土料理です。どじょう鍋の特徴は一見鍋に見えないくらいギュウギュウにどじょうが敷き詰められており、そのうえに大盛りのネギが盛られていることです。どじょう鍋には主に三種類あります。
「丸鍋」丸ごとをさしており、生きたままのどじょうを鍋に入れて骨まで柔らかくなるまで煮るのが特徴です。「ぬき鍋」骨抜きしたどじょうを、ごぼうと一緒に煮るのが特徴です。「柳鍋」鍋にどじょうとごぼうを煮込み、卵でとじたのが特徴です。
今ご紹介した鍋の他に、桜鍋といって馬肉をすき焼き風にして食べるお鍋もあります。
愛知県 赤から鍋
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赤から鍋とは愛知県名古屋市に本店がある名古屋発祥の鍋です。赤から鍋の特徴は特性のスープにニラやもやし、ホルモンなどが入っているスタミナ満点のお鍋です。辛さも調節できるので幅広い年代の方に食べられています。最後にチーズとご飯を入れてリゾット風にするのも人気です。
赤から鍋は東海地方では「赤から鍋の素」がスーパーなどで販売されているので気軽にご家庭でも食べることができます。
滋賀県 じゅんじゅん
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じゅんじゅん。耳にしたことはありますか?滋賀県の郷土料理で滋賀県の湖北地区などで食べられています。じゅんじゅんとは、肉や魚などをすき焼き風にしたお鍋です。特徴的な名前ですが、名前の由来は鍋を煮込む音が「じゅんじゅん」と聞こえることからその名前がついたといわれています。
肉や魚以外にも琵琶湖で捕れるウナギや、なまず、鯉なども提供する飲食店もあります。
広島県 美酒鍋
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美酒鍋(びじゅなべ)と呼ばれている広島県のご当地鍋です。味はシンプルで鶏肉や砂ずりなどのお肉に白菜やネギ、にらを入れて酒やとこしょう、にんにくで味付けしたものです。元々は酒蔵で働いている蔵人の賄い料理として提供されていました。
シンプルな味付けは「利き酒の邪魔にならなように」と作られました。名前に「酒」とついていますが、火を通してアルコールをとばしてあるのでお子様でも食べられます。
山口県 みかん鍋
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みかん鍋とは焼いたみかんを丸ごとお鍋に入れて、地魚のつみれを入れ、最後にみかんの胡椒と青唐辛子が入っている鍋のことです。みかん鍋は山口県周防大島町から生まれました。正式名称は「周防大島名物みかん鍋」といいます。
誕生したのは2006年と最近で、みかんを丸ごと鍋に入れる見た目のインパクトからSNSでも話題になりました。
丸ごと鍋に入っているみかんは、確かにSNSで話題になりそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?全国の珍しいご当地鍋についてご紹介しました。ご紹介した鍋以外にも日本全国にはたくさんのご当地鍋があります。現代ではインターネットショッピングなどでご当地鍋セットや素が簡単に手に入る時代です。
これから寒くなりより、お鍋が美味しく感じる季節になりますので、この機会にご当地鍋を探してみてはいかがでしょうか?