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レトルトカレーの歴史!レトルトカレーにまつわる雑学をご紹介!!

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みなさん、カレーは良く食べますか?カレーって美味しいですよね。特に、夏の暑い日に食べたくなります。お野菜もお肉も美味しくいただける料理で、食卓に良く登場する家庭も多いのではないでしょうか?

海上自衛隊では曜日感覚が狂わないよう、毎週金曜日にカレーを食べるのは有名なお話です。海上自衛隊でも、カレーは人気のメニューだと言います。今ではレトルトカレーも進化していて、湯せんで温める以外に電子レンジで温めるだけで作れるレトルトカレーもあります。

「今日はへとへとだから簡単にご飯を作りたい」という時にも助かりますよね。実は、レトルトカレーは日本発の食べ物だと言います。どうやって作られたのでしょう?今日はレトルトカレーの歴史や、雑学をご紹介します。

世界初のレトルトカレーは日本発だった!

1968年2月12日に、世界初のレトルトカレーが発売されます。みなさんも良く知っている、日本の大塚食品が作ったボンカレーです。当時は半透明のパウチで販売されていて、関西でのみ発売されていました。これは、夏は2か月、冬は3か月と賞味期限が短かったためです。それでも当時の保存食では、日持ちする保存食でした。

翌年には全国で販売できるようにアルミを使ったレトルトパウチの開発がされます。そして、ボンカレーは2年も保存ができるようになったのです。また、発売されてから5年で1億食を記録し人気のレトルト食品となりました。発売から40年経った2008年には、2月12日を「レトルトカレーの日」とします。

みき

カレーの日があるのですね!

レトルトカレーが誕生した理由

1964年に関西にあった、カレーを製造する会社を大塚グループが引き継いだことから大塚食品が始まりました。当時からカレーは洋食の代表でもあり、とても人気のあるメニューだったのです。当時のカレーは、缶詰やカレー粉が主流でした。

実は、ボンカレーが誕生したきっかけはカレー粉の在庫を減らすためだったと言います。また、カレーを作っている会社はたくさんあり、差別化を図るためにレトルトカレーの開発をしました。ちなみに、ボンカレーのコンセプトは「お母さんの手作りカレー」です。

発売当時の宣伝は「3分温めるだけですぐ食べられる」という内容でした。コストのかかるビーフカレーにしたのは、牛肉が煮崩れしにくいことと、高価だった牛肉を使って高級感を出すためでした。

みき

煮崩れしないことは大事です。

日本で最初に作られたカレーとは?

カレーがやってきたのはインドからではなく、イギリスからやってきました。日本で最初にカレーのレシピが発表されたのは、1872年のことです。イギリスのカレーは牛肉や豚肉を使ったカレーが一般的なのですが、レシピで紹介されたのはなんと「アマガエルを入れる」でした。

当時の日本では、まだ牛肉や豚肉を食べることが当たり前ではありませんでした。そこで、代わりのものとして紹介されていたのがカエルだったのです。カエルの味はと言うと、味のしない鶏肉のような味でさっぱりしています。日本でもなじみは無いのですが、中国やヨーロッパでは当たり前のように食べられていたのです。

みき

カエル入りのカレーはちょっと衝撃的です…。

ボンカレーの名前の由来

ボンカレーの名前にある「ボン」はフランス語の「Bon」から来ていて、「良い、優れた、美味しい」という意味があります。一人暮らしの男性でも簡単に美味しくカレーを作ることができるので「独身男性のカレー」という意味の「チョンガーカレー」という案もありました。

ちなみに、ジャワカレーは南国の辛いカレーをイメージして、南の島の「ジャワ島」から名付けられました。ククレカレーは調理の必要が無い「Cook Less(クックレス)」を略したのが由来です。カレー曜日は、海上自衛隊が毎週金曜日にカレーを食べていることから名付けられました。

レトルトパウチの歴史

1804年のフランスでビンとコルクを使った保存方法が開発されました。この時の保存方法はビンにゆるくコルクをはめて、湯せん鍋で30~60分ほど火にかけます。その後、ビンの中の空気を抜いてコルクでフタをしたものでした。

その後、100年以上が経ち1950年ごろのアメリカ陸軍でレトルトパウチが発明されます。これは、缶詰の重さや空き缶の処理に困っていたためです。その後は宇宙食にも採用され、たくさんの食品メーカーが目を付けます。1969年にはアポロ11号にレトルトパウチを使った宇宙食が詰め込まれました

レトルトカレーは高級品だった!

今では安く買えるレトルトカレーですが、発売された1968年当時は1箱80円でした。当時の80円は、カレールーを使えば5人分のカレーが作れる値段でした。当時の80円を今の値段にすると約300円になります。

みき

それでもレトルトカレーは大人気でした。

まとめ

世界初のレトルトカレーが、日本発だったことはとても誇らしいです。また、最初に開発されたレトルトパウチは半透明でした。最初は賞味期限が2~3か月でしたが、翌年にアルミを使ったレトルトパウチが開発されて、賞味期限は2年も保存できるようになりました。日本の技術はすごいですね!

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。