1997年から放送が開始された人気番組SASUKE。過去の最高視聴率が26%を超える人気番組です。このSASUKEに人生を懸けた挑戦を続けている山田勝己さんをご存知でしょうか?SASUKEに大きく貢献し、今現在でも有名な選手です。そんな山田勝己さんですが、
- 山田勝己さんはミスターSASUKEと言われているけど完全制覇したの?
- 山田勝己さんの過去のSASUKEの結果を知りたい
- SASUKEに人生を懸けた山田勝己さんの伝説を知りたい
という内容を分かりやすくまとめました。私はSASUKEを第2回大会から見ており、当時録画したVHSのテープをDVDに変換して保存している、生粋のSASUKEマニアです。そんな私が山田勝己さんは完全制覇したことあるのかを解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
山田勝己はSASUKEで完全制覇はしていない!
結論から言うと、山田勝己さんはSASUKEで完全制覇をしたことはありません。第13大会以降はファーストステージですべて敗退しています。まずは、これまで山田勝己さんがSASUKEに挑戦した結果を見ていきましょう。
第1回~第10回
第1回から第6回大会まではファーストステージクリア率100%で、安定したパフォーマンスを魅せてきました。特に、第3回大会は初のファイナルステージまで進んでいます。15mの綱のぼりをあと30cmほど残して惜しくも完全制覇を逃しました。
第10回大会では1年半ぶりに3rdステージのパイプスライダーまで進みます。しかし、最後の着地に失敗して惜しくもファイナルステージ進出を逃しました。
ここまでが山田勝己さんの全盛期と言われており、完全制覇こそ逃していますが、非常に優秀な成績を残していました。
第11回~第20回
11大会以降、山田勝己さんの成績はあまり良くありません。特に第12回大会では、2ndステージまで進みますが、手袋をしたまま競技を進めたことで失格にもなっています。そしてこの12回大会が最後の2ndステージ挑戦となりました。
第13回以降、山田勝己さんはすべて1stステージでリタイヤしています。この頃から山田勝己さんは極度に緊張するようになり、それがパフォーマンスにも影響。水に落ちるよりは、慎重になり過ぎるあまりタイムアップになることが多くなりました。
2ndステージはチェーンリアクションの後は手袋を外さないといけません。当時の放送ではカットされていますが、「手袋をしての競技が失格とは知らなかった」として再挑戦が認められました。2回目はゴールのボタンを押しますが、メカニカルトラブルでゴールが認められず、異例の3回目の挑戦が行われます。しかし、ロッククライムで力尽きてタイムアウトとなりました。
第21回~第30回
第21大会以降は、山田勝己さん自身の体力にも衰えが出始めます。ケガが多くなったり、コンディションが悪かったりして、1stステージでのリタイヤが続きました。第28回大会になると、初期から一緒にSASUKEに出ていた秋山和彦さんや山本進悟さんなどの、いわゆるSASUKEオールスターズが引退宣言をしています。
そんな中、第29回大会からは山田勝己さんは黒虎というチームを結成し、若手の指導者としてSASUKEに貢献しました。この頃になると山田勝己さん自身が挑戦するよりも、新たな若手の人達にアドバイスをしたり、デモンストレーションをしたりするようになります。
第31回~第40回
世代交代を迎えたSASUKEに、山田勝己さんは積極的に指導者として貢献しました。第33回大会はSASUKE放送開始20周年を記念し、招待選手として大会に参加。1stステージでのリタイヤでしたが、「完全制覇の夢は若い奴らが取り戻してくれると思います」と涙ながらに語りました。それ以降、山田勝己さんはSASUKEに挑戦していません。
しかし、第38回から40回大会は山田勝己さん自身も出場します。すべて1stステージで脱落ですが、久しぶりにSASUKEに挑む山田勝己に対し、大きな拍手が送られました。
山田勝己は「完全制覇に最も近い男」だった
このように、山田勝己さんは1度もSASUKEを完全制覇していません。それなのになぜ山田勝己さんはSASUKEを完全制覇したと思っている人が多いのでしょうか?ここからは、山田勝己さんがSASUKEを完全制覇したと言われている理由について解説します。
最高成績はファイナルステージ
山田勝己さんがSASUKEにおける最高の成績は、第3回大会のファイナルステージです。当時のファイナルステージは15mのロープを30秒以内に登り切るというシンプルなもの。スタートから軽快にロープを登りましたが、あと30cmも無いところでタイムアップとなりました。
この成績は当時の最高成績であったことから、山田勝己さんは「完全制覇に最も近い男」といわれています。このような肩書があったので、山田勝己さんはSASUKEを完全制覇したと思っている方も多いようです。
実況の古舘伊知郎さんから「ミスターSASUKE」と言われたことから、最近SASUKEを見始めた方が、山田勝己さんは昔SASUKEを完全制覇したと思っている方もいました。
自作のSASUKEセットが話題
山田勝己さんといえば、自作のSASUKEセットも有名です。奥さんの実家が鉄工所ということもあり、自宅の庭にSASUKEのセットを作ってトレーニングをしてきました。自作したSASUKEのセットは以下の通りです。
- スパイダークライム
- パイプスライダー
- クリフハンガー
- そり立つ壁
- ランプグラスパー
- ボディプロップ
- ランブリングダイス
これは一部でセットを応用しながら自作したものまで含めると20種類以上のセットを自作しています。山田勝己さんのSASUKEセットは、当時のSASUKEオールスターズだった秋山和彦さんをはじめ、多くの選手が練習に訪れました。
山田勝己さんは自宅にSASUKEセットを作った最初の人と言われています。これに影響されて、現在でも有名なSASUKE挑戦者は自宅にセットを作りました。
山田勝己の名言も有名
山田勝己さんといえば、SASUKEで様々な名言を残しています。その中で最も有名なのは第10回大会、3rdステージのパイプスライダー落下後の言葉です。
「これだけは言えることなんでけど、俺にはSASUKEしか無いんですよ」
こう言い残して、山田勝己さんは悔し涙を流しながら挑戦を終えました。この名言は20年以上経った今でもSASUKEの紹介VTRなどで多く使われています。それくらい影響力のある言葉で、SASUKEファンなら1度は見たことがあるのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、山田勝己さんは完全制覇をしたのかということを解説してきました。具体的にまとめると
- 山田勝己さんはSASUKEで1度も完全制覇をしていない
- 「完全制覇に最も近い男」と言われた経験がある
- 山田勝己さんはSASUKEで多くの名言を残している
ということでした。かつて、実況の古舘伊知郎さんから「職業SASUKE、いや人生がSASUKE」と紹介されていました。まさに人生を懸けて挑戦する姿は、多くの人に感動を与えています。今後の活躍にも期待しましょう。
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