爪切りはどんな製品を使用していますか?ほとんどの人が、何となく買ったものを使っているのでは?しかし、それでは勿体ないと断言します。爪切りには、安価な製品とは一線を画す切りやすさの製品があるのです。とは言っても、ものすごく高価ではありません。3,000円あれば買えます。
この記事では、大多数の人が使っているクリッパータイプと、ニッパータイプ、ハサミタイプの3種類の爪切りを紹介します。それぞれの長所と短所をお知らせしますので、ご自身に合いそうな爪切りはどれか参考にしていただければ幸いです。それぞれのタイプの代表的な爪切りも紹介しているので「この爪切りを使ったらどうなるかな?」とイメージアップに役立ててください。
目次
種類別の爪切りを紹介
クリッパータイプ
一般的に使われる爪切りです。どの家庭にも1つ以上はあるのではないでしょうか。刃先が湾曲(わんきょく)していて、爪先の形にあわせて、伸びた部分を切り落とします。ノーマルタイプの長所は、バリエーションが豊富で、モノによっては安く買えることと、簡単に爪切りができることです。
短所は、爪切りの際に爪全体が圧力によるダメージを受けることです。乾燥している時期に、爪切りをしていたら爪が割れたという話を耳にしたことが無いでしょうか?なぜ爪が割れるかというと、クリッパータイプは爪を押しつぶすように切ることで、爪全体に圧力をかけてしまうからです。
切りにくい箇所に無理やり力を入れて切ると、爪割れ、深爪になるので注意です。
ニッパータイプ
ニッパータイプの爪切りは、工具のニッパーと形状が同じで、刃先が爪切り用にカスタマイズされています。ニッパータイプの爪切りの長所は、驚くほど抵抗なくスッと爪が切れることです。さらに、刃先の形状は巻き爪用や小さい爪向けのスリムタイプなどバリエーションがあり選択肢が多いのも強みです。
ニッパータイプの短所は、取り扱いが少しだけ難しいことです。普段から工具を使い慣れている人には抵抗なくすぐに使いこなせるようになります。一方で、ニッパーに不慣れな人は、切りすぎたりしないよう、慎重に取り扱う必要があります。
僕はニッパータイプを使用していますが、細かいところもサクサクと切れて爽快です!
ハサミタイプ
ハサミタイプの爪切りと言えば「赤ちゃんの爪切り」というイメージの方も多いかもしれません。しかし、大人用のハサミタイプの爪切りもあるのです。ハサミタイプの爪切りの長所は、爪に負担を掛けることなく、素早く爪を切りそろえることができる点です。切れ味の良いハサミであれば、サクサク爪を切れます。
短所は、先端が細いので刃が奥まで入って深爪をするリスクがある点です。このリスクを避けるために、ゆっくりと爪切りを進めることをおすすめします。
日本の量販店では見かけることは少ないですが、西洋ではハサミタイプが主流です。
おすすめの切りやすい爪切り
クリッパータイプ:フェザー 特撰ツメキリ L
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フェザー製の爪切りは、上下の刃がぴったり合っていて、ストンと爪が切り落とせます。そのため何度も同じ個所を切ったりする手間がかかりません。爪切りが面倒だと感じる人には、爪切り時短にピッタリなフェザーの爪切りをおすすめします。
なお、我が家はフェザー製爪切りを10年以上使っています。しかし未だに切れ味の劣化はありません。耐久性にも優れていると言えます。
頑固な爪もパツンと切り落とせて、短時間で爪切りをすませることができます!
ニッパータイプ:グリーンベル 匠の技 ステンレス製スリムニッパーつめきり
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グリーンベルのニッパー爪切りは、ハンドルを握ることで、抵抗なくスーッと爪を切り落とすことができます。少し固い紙を切る程度の感覚です。切れ味がとてもよく、クセになります。切りすぎて、深爪しないように注意しましょう。
特に爪の柔らかい人や薄い人には、クリッパータイプよりニッパータイプの方が合います。なぜかというと、柔らかい爪は圧力に弱いからです。ニッパータイプだと圧力が掛かるのは切る個所のみなので、爪がつぶれてしまう心配は無用です。
爪が荒れて割れやすい方にはぜひ一度試していただきたいです!
ハサミタイプ:ERBE ゾーリンゲン製 爪切りハサミ プレミアム
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世界三大刃物産地のゾーリンゲンで作られた爪切りハサミです。使い心地はニッパータイプに近く、爪をスーッと切り落とす感覚です。異なる点はハサミの先が細いため、細やかな爪切りが可能だということです。
爪をキレイに切りそろえるには、どの爪切りを使っても10分~20分はかかるものです。しかしERBEのハサミであれば、思いのままに爪を切ることができるので、10分足らずと大幅な時短が可能です。
ERBEの爪切りは世界三大刃物産地で生産されていて、品質は折り紙付きです!
爪の正しい切り方
爪を切る順番
以下の順で爪切りを行うのがおすすめです。
- 爪を柔らかくする(入浴後、蒸しタオルをかぶせるなど)
- 爪の先端を切る
- 爪の先の両横(先端と両端の間)を切る
- 爪の両端を切る
- やすり掛けをする
やすり掛けは面倒に感じるかもしれませんが、切りっぱなしの爪は割れ爪の原因になるのでぜひ行ってください。
爪切りのポイント
- 爪は、指の先端と同じ長さになるように切ります。一度に深くまで切る方もいますが、爪の健康状態を保つためには、一定の長さを保つのがよいです。指の先端と同じ長さに保つことで、巻き爪や深爪、炎症を防止できます。
- やすり掛けをすることで、爪先が滑らかになり、割れ爪や服への引っかかりを防止できます。やすり掛けは、クリッパー型の爪切りであればハンドルについています。同じ方向に、細かくやすり掛けをすることで爪先がとてもきれいに仕上がります。
爪切りで注意するポイント
- 爪切りは爪に負担がかかります。爪切りは1週から2週に1回に抑えましょう。
- 爪の両端を深く切りすぎないように気をつけましょう。両端を深く切りすぎると、巻き爪や炎症の原因となります。両端の爪切りは「スクエアカット」といって、爪先と同じ長さに保つのがおすすめです。
- 一度に広範囲の爪を切らないようにしましょう。爪が爪切りにおしつぶされて、負担がかかり、割れ爪の原因になります。爪切りの刃の1/3程度を使って少しずつ切ると、爪への負担が軽くなります。
スクエアカットで爪を切ると、爪のトラブルが軽減・解消します。ぜひ取り入れてみてください!
さいごに
安価なクリッパー型の爪切りを使っていると、爪切りに時間がかかりますし、仕上がりもイマイチなものになってしまいます。爪切りは月に2、3回は行うので、良い道具を使うことで生活の質が上がるのではないでしょうか?指先は人目に触れる部分なので、よい爪切りでしっかりメンテナンスされていると、ご自身の印象が良くなりますよね。割れ爪や巻き爪と言ったトラブルを避けるためにも、ご自身に合った爪切りでメンテンナンスされることをおすすめします。