みなさんの身近にあるティッシュですが、ティッシュにも歴史があります。どんな歴史があるのでしょう?ティッシュは外国で作られ、日本にやってきました。ティッシュが作られたのにはある理由があると言います。今日はティッシュの歴史や、ティッシュにまつわる豆知識をご紹介しようと思います。
また、ティッシュ配りとして、街でポケットティッシュを配っているのは日本だけの文化だと言います。ポケットティッシュって便利ですよね。ティッシュ配りは、いつごろから始まったのでしょう?ティッシュには、たくさんの豆知識が隠れています。ティッシュにまつわる豆知識をご紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
ティッシュの歴史
ティッシュの始まりは、1924年にアメリカのキンバリー・クラーク社と言う会社が作りました。当時は、メイク落とし用として販売されていました。ティッシュが発売される前のメイク落としは、布やタオルを使っていました。
なので、使った後に布やタオルを洗う手間がかかっていたのです。「使い捨てのできるハンカチ」という広告で、販売されたティッシュの商品名は「クリネックスティシュー」。クリネックスと聞くと「知っている!」という方も多いのではないでしょうか?発売当時は、1枚1枚が折らずに箱に入っていました。
今のように1枚ずつ出てくる「ポップアップ式」という機能が付いたのは1929年のことです。日本では1963年10月に、現在の日本製紙クレシアである山陽スコットが、スコット・トイレットティシューを販売します。
翌年の1964年に、日本初の箱ティッシュ「スコッティ・フェイシャルティシュー」が販売されます。そして、同じ年の6月に現在の日本製紙クレシアである十條キンバリーが「クリネックスティシュー」を販売しました。
ティッシュはアメリカからやってきました。
5箱1セットで売られている理由
ティッシュが発売された当時は、今のティッシュよりも一回り大きなサイズでした。このサイズで女性が持っても、地面を引きずらない大きさというのが5箱分でした。それから「ティッシュは5箱セット」というのが当たり前に。
他の理由としては、1箱約120円だったティッシュを「1セット500円以下にするため」というお話もあります。また、発売当時は今のようにビニールで梱包されておらず、人が5箱1セットにして、ひもで縛って販売していました。
その後は、販売する店舗でビニールに入れて販売するようになり、今では工場でビニールに梱包されて販売されるようになりました。
人がひもで縛って販売していたのですね。
2枚組になっている理由
1枚のティッシュを2枚分の厚さにすればいいのでは…?と思う方もいるでしょう。1枚のティッシュには裏と表があります。どの面も表になるようにティッシュを組み合わせてあります。こうすることで、肌ざわりが良くなるのです。また、ティッシュを重ねることで強度も増します。
保湿ティッシュは日本発
1993年に、ティッシュに革命が起きます!それは、保湿ティッシュの誕生です。河野製紙が世界で初めて保湿ティッシュを発売しました。肌の弱い赤ちゃんや、花粉症などで困っている方向けに大人気となりました。また、保湿ティッシュを使っているのは日本だけです。最近では粗品で、保湿ティッシュにのしを付けて贈り物とするアイディアも大人気です。
ティッシュはフランス語
ティッシュとは「織物」を意味する言葉です。「ゴールドティッシュ」と呼ばれる金の糸を使用した布を重ねる時に、薄い紙を挟んでいました。この薄い紙のことを「ティシュペーパー」と呼んでいたことから名付けられました。
フランス語と聞くとオシャレに感じます。
ポケットティッシュの歴史
ポケットティッシュは、ティッシュが発売された翌年の1964年に発明されました。日本でポケットティッシュが広まったのは、当時の富士銀行が粗品で渡していたからというお話があります。粗品として配った数は20万個とも言われており、もらって便利な粗品と言えますね。
ティッシュ配りは日本だけの文化
日本にやってきた外国人が驚くという「ティッシュ配り」。日本だけの文化でしたが、今では中国や韓国でもティッシュを配っている地域があります。アメリカやヨーロッパではポケットティッシュを使って広告をするという文化はありません。
まとめ
ティッシュの歴史については、いかがでしたか?アメリカからやってきたティッシュですが、今ではすっかりティッシュが日本になじんでいますよね。毎日の生活の必需品です。
そして、保湿ティッシュが販売された当時は「こんなにしっとりして、やわらかいティッシュがあるのか!」と、とても感動したのを覚えています。また、ティッシュの消費量は日本が世界1位だと言います。ランキングに載るのは嬉しいですが、資源も大事にしたいです!