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なぜサウナに入っても、やけどしないの?サウナの始まりもご紹介!

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サ活に、サ飯、ととのうなどの言葉と一緒に、サウナに入るのが大流行していますよね。芸能人がテレビで紹介しているのを、見たことがある人もいるのではないでしょうか?みなさんは、サウナに入りますか?サウナと言えば「水風呂」がセット。サウナに入ったあとの水風呂がさっぱりして気持ちが良いのですよね!

でも、なぜ100℃近いサウナに入っても、やけどをしないのでしょう?言われてみれば不思議だなと感じる方も多いのでは?今日はなぜサウナに入っても、やけどをしないのかについてお話ししようと思います。日本ではいつからサウナがあるのか?についてもお話ししています!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事はYouTubeでも配信されています。

なぜ、やけどしないの?

100℃のお湯に入るとやけどをしますよね。ところが、100℃の気体だとやけどをしません。一体なぜなのでしょう?これは、同じ100℃でも熱の伝わり方が違うからなのです。

気体と液体の分子の密度が違うから

液体の分子は、分子と分子がぎゅうぎゅうにくっついて詰まっています。気体は分子と分子が離れているため、飛び回ることができます。液体の方は分子が多くて、気体の方は分子が少ない状態です。熱は分子が振動する時に発生します。

お風呂やサウナでいうと、分子が体に触れることで振動が起こり、熱が伝わります。お風呂のお湯は液体なので、分子の密度は高く、分子もたくさんあります。気体よりもたくさんの分子が体に熱を発生させているのです。

空気の層が皮膚を守っている

なぜサウナでやけどをしないのか?それは空気の層が体を守っているからです。この空気の層は、人間の体の表面にある薄い空気の層。分子が体に触れることで熱が発生していました。これを何度も繰り返すと、体の表面に温度の低い空気の層ができます

この空気の層がバリアとなって、100℃のサウナの熱が直接、皮膚に触れないようになるのです。また、サウナの中で動こうとした瞬間に熱さを感じたことはありますか?これは空気の層がはがれてしまうから。

みき

空気の層が作れない環境だったら、やけどをしてしまいます。

お風呂でも同じ現象が起きている

お風呂に入った瞬間は熱くて、じっとして入っていると熱く感じなくなってきます。これも空気の層によるものです。お湯につかってしばらくすると慣れもあるのですが、体の表面に温度の低い液体の層ができます。お風呂のお湯の中で体を動かすと熱く感じるのは、体を動かしたことで液体の層がはがれるからなのです。

なぜ人はサウナに入るのか?

これは、ととのうからでしょう!「ととのう」とはサウナ→水風呂→休憩を3セットほど繰り返すとやってくる気持ち良くなる気分のこと。サウナと水風呂の温冷を繰り返すことで、脳内では「β-エンドルフィン」「オキシトシン」「セロトニン」が分泌されます。

β-エンドルフィンとはモルヒネと同じような作用をします。鎮痛作用や気分の高揚、幸福感が得られるのです。オキシトシンはストレスをやわらげ、セロトニンはうつ症状の改善や精神安定の効果があります。これが「ととのう」要素で、この気分を味わうためにサウナに入るのですね。

みき

この気分を味わうためには3セット~5セット繰り返すのがおすすめです。

サウナに入るメリット

まずは血流が良くなること。血流が良くなると栄養が血液によって全身に届きます。そして、老廃物を外に出しやすくしてくれるのです。また、サウナに入ることで筋肉のこわばりがゆるみ、一時的ではあるのですが不安感から解放されます。

他のメリットとしては、汗をかくことで毛穴に詰まっていた皮脂や汚れがキレイになり美肌効果や美容にも良いとされています。血行がよくなるため顔色も良くなるといいます。「疲れた顔をしているな」と感じたら休むことに加えて、サウナに入るのもいいかもしれませんね。

みき

血流を良くするって難しいですよね。サウナに入ることで効果が得られます。

日本ではいつからサウナがあるの?

日本でのサウナの始まりは銀座でした。オリンピックをきっかけに1951年に日本にやってきます。創業者の許斐氏利(このみ うじとし)が銀座に「東京温泉」を開業します。許斐氏利はクレー射撃の日本代表選手でした。外国の選手たちが蒸し風呂に似た施設を使っているのを見てひらめきます。

そして、乾式サウナ風呂を東京温泉内に作ったのです。当時のサウナは東京温泉にしかなく、クラス別競技のウエイト調整用に使っていました。1964年のオリンピックでは選手の間でサウナを要望する声が多く、選手村の中にサウナの施設が作られました。その後はフィンランド大使館の後押しもあって、サウナは全国的にブームになりました。

まとめ

みなさんサウナについてはいかがでしたか?液体と気体で熱の伝わり方が違いました。100℃の液体ではやけどをしてしまいますが、気体では分子と分子が離れていることで皮膚に触れる面積が少なくやけどをしません。また空気の層が皮膚の表面にできることで、熱さから皮膚を守ってくれていました。とはいっても、サウナではたくさんの汗をかきます。水分補給をしながら、ととのいましょう!

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みき
趣味は毎週の競馬と月1の乗馬(外乗)。女性ならではの視点からユニークな雑学を多数執筆。