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哲学には面白い名言がたくさん!スピーチや雑談に使える名言を紹介!

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この記事では、有名な哲学者の面白い名言を紹介します。哲学に難しいイメージを持っている方にも、哲学はそんなに難しい学問ではないことがわかり、楽しんでもらえます。紹介する名言は、実際に会話におりまぜて使えるものを選びました。

名言は、短くて面白いものを選んでいます。また、簡単な言葉づかいで語られたものばかりです。人前に立つスピーチや、雑談に使ってみてください。

哲学者とは、自分と世界の関係について一生をかけて考え続けた人たちです。彼らの言葉は時に厳しく、時に希望を見せてくれます。そんな彼らの言葉を自分や周りの人の役に立てることができれば、もし困難に立ち止まったとしても、良い方向へ動いていけるのではないでしょうか?

哲学者の面白い名言を会話に混ぜてみよう

哲学者の言葉の面白さとは?

哲学者の言葉の面白さとは、ユーモアと厳しい言葉、豊かな想像力の融合にあります。例えば、パスカルの「人間は考える葦である」が有名です。葦とは、湿地に生える細くて背の高い植物です。「なぜ人間が、そんな植物なの?」と思いますよね?

しかし、パスカルが伝えたかった真意は少し異なります。人間は1本の葦のように頼りなく見える。でも、しなることで決して折れることなく順応し、物事を考えることができる。そう考えたのです。

人間を植物にたとえた、たった一言に、豊かな想像と勇気を持たせる力がありますね。哲学には、このような面白い言葉が数えきれないほどあります。

ちょっとした一言にアレンジして加えてみよう

「人間は考える葦である」を雑談に加えてみましょう。相手が「仕事と家事が問題だらけで山積みになっている」と悩んでいるときに「今こそ、考える葦だと思ってやり過ごしたらどう?」と声をかけることができます。一本一本は細い葦ですから、助け合うことで強さを増すこともできるでしょう。

哲学者の名言を知っていると、自らを省みる機会になり、自分自身への理解が深まります。そして、周りのだれかを救うことにも役立ちますよ。

はち

哲学は難しいイメージがありますが、ぜひ自分も取り入れてみたいです

ニーチェの名言

愛されたいという欲求は、自惚の最たるものである

フリードリヒ・ニーチェ(1844年~1900年)は、ドイツの哲学者・思想家です。ニーチェは「力への意思」「善悪の彼岸」といった哲学書で、人はどう生きるべきかを追究しました。この一文はニヒリズムのニーチェによる、愛についての痛烈な名文です。

解説

「自分が愛されたい」つまり「無条件に自分に愛を注いでほしい」というのは、自惚(うぬぼれ)であると批判しています。さらに考え方を進めると、まずは自分から「他者を愛する」ことが先で、見返りとして他社から愛が与えられる。これが正しい愛の形だと指摘しているようです。

この名言は、恋愛相談のみならず、相談を受けた時に役立つと思います。「どうして待遇がよくならないのか」と悩んでいる人に「考え方が間違っているよ!待っているんじゃなくて、相応の努力が必要だよ!」といったメッセージになるでしょう。

はち

うぬぼれであると強烈に批判しているのが、哲学者ニーチェらしいです

ソクラテスの名言

簡単すぎる人生に生きる価値などない

ソクラテス(紀元前470年ごろ~紀元前399年)は古代ギリシャの哲学者です。ソクラテスは現代でもよく使われる「神のみぞ知る」という言葉を作った人物で、ご存じの方も多いかもしれません。彼は、神への崇拝を基盤に、人間の知性について探求しました。

解説

簡単すぎる人生でも、満足できる人はいると思います。しかし、人生を彩る出来事の中には、多くの難しい場面や苦労があるはずです。

ソクラテスは、神への崇拝とともに、人間はどこまで自分を高められるかを考えた人物です。そんなソクラテスにとっては、「難しさ」の無い人生は人間性を高めることもなく、無価値なのだと言い切っています。逆に考えれば「難しさを乗り越えることで成長し価値のある人生になる」のです。

はち

人生は山あり谷ありで、人間性を鍛えていくということですね

デカルトの名言

秀でたる知性を有するだけでは十分ではない

ルネ・デカルト(1596~1650)は、フランスの哲学者です。「我思う、ゆえに我あり」という名言で有名です。デカルトは、著書「方法序説」で物事を徹底的に疑い、疑いの残らないものこそが真理であるとしました。

解説

この名言には続きがあります。「大切なのは、それをうまく活用することである」つまり、勉強、仕事、経験などで身につけた知性は、持っているだけでは自分の中にあるだけ。上手にアウトプットして世間に貢献しようということです。

さらに驚くことに、秀でた知性を使わないでいると、知性の存在自体を忘れてしまうのです。積極的に知性を活かすように。この名言を頭の片隅に置いておくことをおすすめします。この言葉は、スピーチや訓示でメンバーの士気を上げるのに役立つでしょう。

ショーペンハウアーの名言

誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。

アルトゥール・ショーペンハウアー(1788年~1860年)はドイツの哲学者です。著書「意志と表象としての世界」で、すべてのものは意思と欲望を持っていて、欲望を止められないために人は困難にさらされるとしました。ショーペンハウアーは、意志からの解放を探求した哲学者です。

解説

自分の視野、つまり自分が影響を与えられる範囲が世界である。そんな考えを否定した言葉です。例えば、家族のようなごく近しい人間関係でも、お互い知らないことはありますし、「知らない=存在に気づいていない」のです。

新しい知識を手にすれば、知らなかった世界に気づくことができ、その世界の住人と交わることができます。視点を高く持つ、異なる立場の人と交流する。そんな時に背中を押してくれる言葉ではないでしょうか?

はち

自分の世界だけが全てではないのですね。積極的に世界を拡げていきたいです

さいごに

この記事では、4人の哲学者の面白い名言を紹介しました。たった一言で胸にグサっと刺さる言葉があったのではないでしょうか?哲学者の言葉は、難しい表現をしているものも多いです。しかし、この記事で紹介したような、短くて面白い名言もたくさんあります。

哲学の世界には、ショーペンハウアーが言ったように、新しい世界が待っています。ぜひ、自分を奮い立たせたいとき、仲間を助けたいときに、紹介した名言を思い出して活用してください。

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。