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食用の深海魚を7種類紹介します!メジャーなものから高級魚まで!

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深海には、私たちの食卓にはなかなか上らない美味しさや栄養価に優れた魚が多く生息しています。多くの謎めいた生物が深海に生息しており、その中には食用として人々に親しまれる魚も存在します。深海魚はその特有の姿や風味、栄養価などが注目され、世界中の料理文化に影響を与えてきました。

今回はそんな食用の深海魚の中から、7つの種類を厳選してご紹介します。一部はメジャーな食材として知られていますが、中には高級魚としても名高いものもあります。特徴や料理法も簡単に紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

アンコウ

アンコウは深海に生息する肉食性の魚で特異な形状と大きな口が特徴です。多くの種類が存在し、一部の種類は深海2000メートル以上の深さに生息しています。アンコウの肉はコラーゲンが豊富に含まれ、柔らかくジューシーで、深海魚特有の旨味成分イノシン酸が多く含まれているため独特の深い風味が楽しめます。

アンコウは煮物や鍋物、揚げ物などさまざまな調理方法で楽しむことができます。中でもアンコウ鍋は冬の定番料理として親しまれています。事前にアンコウを捌き、骨を取り除いた後、他の具材と共に鍋に入れて煮込むだけで、身が柔らかく、深い味わいのある一品が完成します。

マド

チョウチンアンコウは食用にされていないなど、種類によっては食べられないアンコウもいます。

カンパチ

カンパチは日本では特に高級な食材として知られています。温帯から亜熱帯の海域に生息しており、日本近海やオーストラリア、ハワイ、南アフリカなどでよく見られます。体色は青みがかった灰色や銀色で、頭部の模様を真上から見ると漢字の「八」に見えることが名前の由来とされています。

カンパチは高級な食材として評価されており、刺身や寿司、切り身などさまざまな料理に使われます。新鮮なカンパチの身は柔らかく、風味が豊かで人気があります。またカンパチは養殖が行われており需要に応じて市場に供給されています。

マド

カンパチはブリの仲間なんです。おいしいのも納得ですね。

キンメダイ

キンメダイはその美しい赤い色と大きな目が特徴の、豊かな風味で知られる深海魚です。一般的に体長は30〜50cmで深海200〜800mに生息しています。キンメダイは高級魚として知られ、日本の寿司や刺身で人気があります。キンメダイは健康に良い不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。心臓病の予防に役立つとされるオメガ3脂肪酸が多く含まれておりビタミンA、D、Eも豊富で、視力維持や免疫力向上、抗酸化作用が期待できます。

キンメダイは焼き魚や煮魚、刺身など様々な調理方法で楽しむことができます。その豊かな風味と柔らかな食感を最大限に引き出すためにはシンプルな調理法がおすすめです。例えば塩焼きはキンメダイの風味を堪能できる一方、煮つけはその深みと旨味を引き立てます。

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1年を通して旨味が落ちない魚なのでいつ食べても満足できます。

クエ

クエは主に西日本に生息する深海魚で、その生態は謎に包まれている箇所が多いことから「幻の高級魚」と呼ばれています。またクエは群れを作らず住処を転々とするため収穫量が少なく、希少性が高いとされています。寿命も非常に長く40年近く生きるとされ、非常に不思議な種として注目されています。

クエの肉は上品で深い味わいを持つとされており、「幻の高級魚」に恥じない贅沢な旨味を楽しむことができます。どんな調理方法でも美味しく食べることが可能ですが、クエの味わいを最大限楽しむなら刺身や鍋が最適とも言われています。

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高級宴席の場に出されるなど、本当に貴重な魚として重宝されています。

ドンコ

ドンコは主に北陸周辺の海岸で見つけることができる魚種の一つです。ドンコはエゾイソアイナメやチコダラとも呼ばれており、体色は暗い褐色で下あごに特徴的なひげがあります。

ドンコは肝が美味で、白身もしっとりとしており淡泊な味わいが特徴です。刺身や塩焼き、煮付けなど様々な調理方法がありますが、特に煮付けはその淡泊な味を引き立てます。また、皮をパリッと焼いた皮焼きもおすすめです。ドンコは鮮度が落ちやすい魚のため、早めの調理が肝心です。

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見た目は少々グロテスクですが、絶品とのことです。

メヌケ

メヌケは鮮やかな赤い体と飛び出した目玉が特徴的な魚です。深海200〜1000m、北海道から千葉にかけて生息しているとされており、現在はとても高価な高級魚として流通しています。タンパク質が豊富で他にも多くのビタミンを含んでおり、特にDHC、EPAなどの不緩和脂肪酸は脳の発育によいとされているのでお子様に適した栄養を持っています。

メヌケの肉はクセのない上品な味わいを持ち、淡白で食べやすく旨味も豊富です。刺身や塩焼き、鍋、煮つけなどどんな料理でも活躍できます。特にあら汁はメヌケの旨味を余すことなく堪能できる一品としておすすめです。

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目玉の飛び出した姿はとても迫力がありますね。

ランプフィッシュ

ランプフィッシュはダンゴウオと呼ばれる魚の一種で、ダンゴウオの中では最も体が大きいとされています。「ランプ」はコブという意味を持っており、その名の通り体にはいくつもの突起が見られ、色は灰色に近いとされています。泳ぎは得意ではなく小型の甲殻類やプランクトンなどの微小な生物を捕食します。

ランプフィッシュは主に卵が食用として重宝され、高級食材のキャビアの代用品として世界中で用いられます。肉は近年、食用とされておらず破棄されてきましたが、ナマコの代用品として中国で消費されています。

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ランプフィッシュの卵は地域によっては安価で高級できるので、一度食べてみるのもありですね。

さいごに

深海魚はその豊富な栄養価と独特の味わいから、私たちの食卓に新たな充足感をもたらしてくれるものです。メジャーなものから高級魚まで、深海から採れる食材の多様性に驚かされます。

これらの深海魚が私たちの食卓に登場することで、新たな料理のアイデアや味覚の発見が生まれます。深海の世界はまだまだ未知の部分が多く、これからもさらなる発見や研究が期待されることでしょう。深海魚を通して私たちは地球上の多様性や豊かさに触れ、その貴重な資源を守り育てる努力を続けることが重要です。

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