みなさん日本の法律をどれだけご存じですか?車に乗って運転しているのも、法律を守って運転していますよね。法律というと誰もが守らなくてはならないものです。そして身近なものなのです。
みんなが法律を守ることで、幸せに暮らすことができます。難しく感じる法律ですが、世界には少し変わった法律や、面白い法律が存在しています。たとえばカップラーメンの持ち込みが禁止されているオーストラリア。
なぜオーストラリアにカップラーメンを持ち込むことが禁止されているのでしょう?これにはきちんとした理由があります。今日はもっと知りたくなる世界の面白い法律をご紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
執行期間中に大発明をすれば刑が軽くなる(中国)

刑務所で服役している間に、大きな発明をすると刑を軽くしてもらえるというもの。大発明をした受刑者は、刑を半分ほどに減らしてもらえるといいます。終身刑だった受刑者が数十年の刑に軽減された例もあります。
世の中のためになる発明をすることは素晴らしいかもしれませんが、罰はきちんと受けてほしいと思うのは私だけでしょうか?
犬を1日3回の散歩に連れて行かないと罰金(イタリア)

イタリアでは毎年15万匹の犬と20万匹のネコが捨てられていたために作られた法律です。2005年にこの法律ができ、罰金は500ユーロ。
金魚鉢で金魚を飼うと法律違反(イタリア)

これは金魚が、金魚鉢を通した視界がゆがんで見えて苦しむからという理由です。
本当に苦しいかは金魚に聞いてみないと分かりませんね。
亡くなった人と結婚できる(フランス)

1803年に作られた法律です。相続権はなく、婚姻関係があったとはみなされません。しかし、亡くなった男性と結婚した女性は、男性の姓を名乗ることができます。そして子供はその男性の子として認知もされます。
亡くなる前に結婚する予定だったことが証明できれば結婚ができます。これを冥婚(めいこん)といいます。
法廷ではカツラの着用が義務付けられている(イギリス)

どんなカツラかというとモーツァルトのような白い髪のカツラです。2008年の民事裁判では、一部の地域でカツラの着用は廃止されました。しかし、刑事裁判では今でもカツラを着用しています。
カップラーメンの持ち込み禁止(オーストラリア)

持ち込み禁止のものが多いオーストラリア。害虫や病原体を持ち込まないために、肉類、乳製品以外に土が付いたものも持ち込めません。カップラーメンを持ち込めない理由は、乾燥した肉が入っているから。他にはレトルトカレーも肉が入っているため持ち込めません。
事前に持ち込むものを申請すると、持ち込みができる場合もあります。
水の入ったバケツを放置しない!(シンガポール)

水が入ったバケツを放置すると、蚊の幼虫のボウフラがわいてしまうから。シンガポールではマラリアやデング熱という、蚊による病気が大きな問題となっています。洗濯機の下や、植木鉢の下に水が溜まっていないかなど抜き打ちで検査もあります。
電車の中での居眠り禁止(アメリカ)

ニューヨークの地下鉄を利用するときの法律です。居眠り中に盗難が多いためできました。この法律があるのは「ニューヨーク市を訴えることができないようにするため」という話もあります。
ニューヨークに限らず、海外旅行ではいろんな場面で注意が必要です。
両手でマナティーを触るのは禁止(アメリカ)

フロリダの海にいるマナティーは、冬になると暖かい水を求めてクリスタルリバーにもやってきます。このクリスタルリバーでだけ、マナティーと一緒に泳ぐことが許されています。
マナティーは人間を襲うことはありませんが、両手で触るとマナティーは「拘束されている」と感じてしまいます。そのため、両手ではなく片手で触るようにという法律があります。
迷彩柄の服の着用は罰金(ベトナム)

軍服法といって、民間人が迷彩服を着ることは禁止されています。観光客であっても禁止されているのです。もし迷彩服を着て街を歩くと3か月~5年の禁固刑になります。
同じ相手と結婚できるのは3度まで(モルディブ共和国)

結婚や離婚が多いために作られた法律です。一夫多妻制で5~6回の結婚は当たり前のこと。離婚した相手と再婚することも多いのです。ちなみに離婚率は90%以上というから驚きますよね。
国歌を間違えると罰金(メキシコ)

間違えて歌うと1500ペソの罰金になります。実際に歌詞を間違えて歌ってしまい、罰金を払った歌手がいました。でもメキシコの国歌は10番まであるのです…。間違えてしまうのも仕方ない気がします。
メキシコでは国旗や国歌は神聖なものとされているため、Tシャツなどにプリントするのは禁止されています。
家のトイレを貸さないのは違法(スコットランド)

「トイレを借りたいといった人に、トイレを貸さないのは法律違反」というものがあります。これは治安が良かったときの法律です。今も残っている法律ですが、誰にでも貸すというのは減っています。
スコットランドは比較的、治安が良いといわれています。しかし日本より犯罪は多いです。
まとめ
世界の面白い法律はいかがでしたか?フランスの亡くなった人と結婚ができる法律は、残された人が幸せに生きていくために必要な制度だと感じました。子供も認知され、姓も相手の姓を使えるのはステキなことですよね。
日本にも冥婚の制度があったらいいのにと思いました。日本では冥婚はありませんが、同性婚が認められる場所が増えてきました。もっと身近で当たり前の制度になるといいですよね。