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猿の特徴を紹介!チンパンジーは人間より記憶力が良いって本当!?

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皆さんは猿にどのようなイメージを持っていますか?猿は人と同じ霊長類で、姿かたちも比較的近い生き物です。山の近くでニホンザルを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?猿には社会性があり、山で群れを作って暮らしています。

普段直接関わらない限り、彼らについて知る機会は少ないですよね。実は、猿にも興味深い雑学があるのです。今回は、猿の特徴について紹介します。猿の生活やおもしろい雑学も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

猿ってどんな動物?

人に近い動物猿

人と猿の遺伝子は99%一致しています。私たち人間は、サル目ヒト科に分類される動物です。人間はかつて猿の仲間でしたが、長い時間をかけて進化しました。人間ほどではありませんが、猿は知能が高い生き物であると言われています。

日本の固有種であるニホンザルも、例外ではありません。ニホンザルは、人間の行動の意味を理解して応用できます。人間が自販機で飲料を買う姿を見たニホンザルは、お金の投入口に葉っぱを入れようとしました。ニホンザルは飲料を手に入れようとしたのです。

自販機にお金を入れると飲料が出てくることを、ニホンザルは理解しています。このとおり猿は頭がいい生き物です。そして、私たち人間と近い感情を持っているとも言われています。

記憶力が良い

猿は記憶力がいい生き物です。霊長類研究所で行われた研究では、チンパンジーの子供の記憶力は人間の大人よりも優れていることが証明されています。ニホンザルも記憶力は優れていて、怖かった体験を忘れません。

自然環境では、危険な目にあったことを記憶することは大切ですよね。ニホンザルは農作物を荒らして人々を困らせています。そして、人間が自分たちに危害を加えないとわかるとそのことも覚えているのです。

そのため、農作物への被害は深刻なものになっていると言えます。人々は、猿の嫌いな作物を畑の周りに配置したり、生ごみを放置しないようにしたりと対処することが大切です。猿の記憶力をあなどってはいけませんね。

かとう

猿はとても賢く、人間に近い社会性を持つ生き物です。次項では、猿の生活と社会性について紹介します。

猿の生活と社会

何を食べるの?

猿は雑食性の生き物です。虫を主食とする猿も存在しますが、基本的には野菜、果物、葉っぱ、昆虫、鳥の卵などのさまざまな食物を食べます。ニホンザルは、肉や魚を食べません。そして、人間が薬味として食べるアクの強いものは避けると言われています。

人間も雑食ですが、必ずしも同じものを食べるわけではいのです。私たちも基本的には虫を食べませんよね。

群れで生活する

野生の猿は、自然の中で集団生活をします。そして、人と共存する猿にもその特徴が現れていることをご存知ですか?人間に芸を教えられ、魅せることを仕事にして生きている猿がいます。芸を覚えることができる動物は、ほかにもいますよね。

パッと思い浮かぶのは、ペットとしてなじみのある犬ではないでしょうか。犬は、餌付けをして訓練することで芸を覚えます。餌をもらう代わりに、人間の指示に従うという考えです。一方猿ですが、犬程頻繁に餌付けを行う必要がありません。

その理由は、猿が人間(リーダー)に従うべきだと思っているからです。単純に餌がもらえるから言う事を聞くのではありません。これは、霊長類だけが理解できる感覚なのです。

かとう

山でドライブをしていた時に、お猿さんが何かを食べながらこちらをにらんでいました。とても面白い体験でした!

猿にまつわる雑学

猿のノミ取りはノミを取っていない

動物同士のコミュニケーションはかわいらしく、私たち人間を幸せな気持ちにしてくれます。猿のノミ取りと言われる行動も、その一例です。猿同士が、毛の間のノミを取って食べる行為は見ていて癒されます。

「猿のノミ取り」と言われていますが、実はノミを取っているわけではないのです。猿は、寝床と頻繁に変えるため、ノミが寄生しづらい動物だと言われています。この行動にどういう意味があるのか、私たち人間にはまだわかっていません。

猿は進化しても人にはならない

私たち人間は、猿の仲間から進化したと言われています。では、猿は進化したら人間になるのでしょうか?こう思われがちですが、猿は人にはなりません。猿と人間の先祖が同じ生き物で、そこから枝分かれしているというイメージが正しいです。

人間も猿の一種だと考えてみてください。人間(ホモ・サピエンス)と猿、どちらも猿の先祖が進化した姿です。

なぜ「犬猿の仲」という言葉があるの?

「犬猿の仲」ということわざを一度は聞いたことがあると思います。気が合わない、仲の悪い人同士をこう例えることも多いです。しかし、犬と猿は本当に仲が悪いのでしょうか?実は、犬と猿が合わない生き物…ということではありません。

これについては、いろいろな説があります。性質の違いが生んだイメージ、山で猟犬が猿を威嚇する様子がそう見えた…など様々です。一緒に暮らしている犬と猿は、とても仲がいいということもあります。

かとう

猿には、犬とはまた違った魅力がありますね。猿の人に近いしぐさにも惹かれます!

さいごに

以上、猿の特徴や雑学を紹介しました。猿は人間と同じ霊長類であり、動物の中では姿かたちも似ています。猿は知能も高いですが、記憶力は人より優れているのです。また、猿も人と同じで社会性を持っています。

人間も猿もかつては同じ姿でしたが、それぞれ別の姿へと進化してきました。「犬猿の仲」や「猿のノミ取り」のように、誤解していることや解明されていないことも少なくはありません。猿は、とても奥が深い生き物です。

猿の雑学はまだまだたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。

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趣味はガジェット集め。ガジェットを中心とした読者のお役に立てる記事を日々執筆。当サイトのイラスト全般も担当している。