蚊はキライな虫のうちの1つではありませんか?きっと好きな人はいないと思いますが…。あのぷーんという羽音も蚊をキライな理由の1つではないでしょうか?なぜあんなに不快な音なのでしょうね。
でも、蚊のすごい所は針を刺しているのに痛くないところ!注射の針は刺されると痛いのに、蚊はどうやって上手に刺しているのでしょう?今日は蚊が寄ってくる人の特徴や、蚊が寄ってくる理由などをご紹介しています。
記事の最後にはなぜ蚊に針を刺されても痛くないのか?についても解説していますよ。また、蚊の苦手なものや、蚊に刺されないための対策も載せているので、みなさんに読んでいただきたいです!ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
目次
蚊が寄ってくる人の特徴とは?
ここからは蚊が寄ってくる人の特徴をご紹介していきます。
妊娠中の女性や赤ちゃん、子供
蚊は温度を感知できる生き物です。そのため、温度の高い所へと移動をします。そのため、体温の高い赤ちゃんや子供、妊娠中の女性に寄っていくのです。
汗をかいている
蚊は匂いも感知します。そのため、汗をかいている人や体臭のする人、香水をつけている人にも寄っていきます。
お酒を飲んでいる
蚊は二酸化炭素だけでなく、炭酸ガスも感知します。呼吸することによって吐き出される二酸化炭素以外にも反応するのです。飲酒によってアルコールが消化や分解される時に出る、炭酸ガスも蚊が寄ってくる理由になります。
黒い服を着用している
蚊は色を認識することはできません。しかし、紫外線領域の光の波長で色を認識しています。黒は蚊の保護色であるため、蚊が寄ってきます。逆をいえば白は寄りにくいということです。
蚊が良く寄ってくるなぁと感じる方は見直してみてくださいね。きっと対策が見えてきます。
蚊が寄ってくる理由とは?
蚊が寄ってくる3つの要因は「二酸化炭素」「温度」「水」です。体温が高くて汗をかきやすい人は蚊が寄ってくることでしょう。
蚊に刺されないための対策とは?
できる限り肌の露出を控えて、白に近い色を着用しましょう。また、ぴたっとしたタイトなシルエットのものより、ゆるっとしたシルエットの服は針が通りにくいです。他には、蚊のたくさんいる草むらや竹やぶに近づかないことです。
虫よけスプレーなどを使うのもおすすめです!汗をかいたり、汗を拭いたりした後には塗り直すことも大事ですよ。
蚊の苦手なものとは?
蚊の種類にもよりますが、寒いところや暑すぎるところが苦手です。蚊が活動的になるのは20℃~30℃なのです。また、風や雨も苦手だといいます。それは蚊が飛ぶのが苦手だから。飛ぶスピードも遅いため風があるとうまく飛べません。それに体が小さいので、雨が体にかかると飛ぶことができなくなります。
蚊の寿命は?
卵から成虫になるのに約20日かかります。成虫になってからは約1か月~2か月で寿命を迎えます。ところが、秋の終わりごろに生まれたアカイエカという蚊は冬を越えて半年ほど生きるという場合もあります。
なぜ耳の近くで飛ぶの?
二酸化炭素が鼻や口から出されるため、顔の周辺を飛んでいます。また、顔は肌が露出しているため蚊の近寄りやすい場所になるのです。
耳の近くを飛んでいるように感じますが、口元や鼻元を飛んでいます。
雨の日はどこにいる?
雨の日は軒下(のきした)や葉っぱの裏に隠れていることが多いです。雨が上がると活動が活発なるため、蚊が血を吸いにやってきます。意外かもしれませんが、実は蚊の主なエサは花の蜜です。血を吸うのはメスの蚊で、産卵のためにタンパク質が必要となります。そのため、人や動物の血を吸うのです。
できれば、産卵期であっても花の蜜を吸っていてほしいです。
蚊の羽音はなぜ不快?
蚊は飛んでいる時、1秒間に約500回も羽を動かし音を立てています。この羽音は450Hz~500Hzの周波数で、人間にとって不快な音です。蚊の羽音を不快だと感じるのは、人間が本能的に「危険な音」と認識しているからだといいます。
昔は蚊による伝染病が多かったため、蚊を恐れている人が多かったのです。ところが、オスの蚊にとってこの羽音は音楽のように感じているのだとか。この羽音を聞いてメスに近寄ります。しかし、メスの方はというと羽音には無関心だというから不思議です。
なぜ針を刺されているのに痛くないの?
蚊の針は1本に見えますが、実は6本の針が1つの筒に収まっています。それぞれの役割としては、血を吸うためのストローのような針が1本。針から血が漏れないように、両側からフタをする役目の針が2本。かゆみ成分が入った、血を固めにくくする液が出る針が1本。
そして、ノコギリのような形の針が2本の計6本です。ストローのような針とノコギリのような針を使って、細かく振動させながら皮膚を切り裂きます。そうして、針全体を皮膚の中へと差し込むのです。この6本の針の太さは髪の毛1本の太さしかありません。そのため、皮膚が痛いと感じる痛点を避けて針を刺すことができるのです。
器用に6本の針を使って皮膚に差し込んでいるのですね。
まとめ
蚊が寄ってくる理由や、蚊に刺されても痛くない理由はいかがでしたか?蚊の針は1本のように見えますが、6本の針が収まっていたと知って驚いた方は多いのではないでしょうか?
器用に針を使い分けて、人間や動物の血を吸っていました。しかし、普段の主なエサは花の蜜だということを知らない方はきっと多いでしょう。雨が上がると蚊の活動が盛んになるので、対策をして刺されないように気を付けてくださいね。