みなさんピザはお好きですか?好きな方に質問です。どんなピザの具材がお好きですか?たくさんありますよね。丸い生地の上にトマト・チーズ・バジルなどの具材が載ったマルゲリータ。甘辛いタレの上に鶏肉が載った照り焼きピザ。わたしは生地の上にエビやホタテなどの具材が載ったシーフードピザが1番好きです。
丸い生地の上に具材が載っているピザですが、同じような食べ物でピッツァがあります。ピザとピッツァ同じとお思いの方がいるのではないでしょうか?実は別物でした。
この記事ではピザとピッツァの違いをご紹介します。珍しいピザとピッツァの具材と調味料についてもご紹介しているので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
ピザとは

ピザとはアメリカ発祥の料理のことをいいます。
歴史
ピザの歴史は諸説ありますが、古代エジプトからといわれています。古代エジプトにはピザの原材料である小麦粉の栽培がされていたといわれています。小麦を水で溶いて発酵させ、石窯で焼き、平たく丸い形にしたものがピザの原型です。ここまではピザもピッツァも同じです。
その後16世紀にイタリアに伝わり、16世紀後半にイタリアの移民がアメリカに持ち込んだ食べ物がピザだったのです。それがアメリカで大流行し、アメリカのスタイルに変化していったのがピザの歴史になります。
古代エジプトは今から約5,000年以上前になります。
ピッツァとは

ピッツァとは、イタリア発祥の料理のことをいいます。
歴史
起源は「ピザの歴史」と同じになります。ピザでは16世紀後半にイタリアの移民がアメリカに持ち込んだことが歴史とされています。ピッツァは移民がアメリカに持ち込む16世紀後半の前からあったのです。
16世紀にギリシャからの移民がイタリアのナトリに移住しました。ギリシャ人がお店や屋台で生地にラードを塗って提供していたことがイタリアでのピッツァの始まりになります。
1889年にナポリをイタリアに統一したことによって、当時の女王がナポリを訪れました。そこで女王に提供したのがピッツァでした。女王に提供したピッツァにはトマト・バジル・チーズが載せてあり、現在のマルゲリータになります。マルゲリータと名前が付いたのは女王の名前が「マルゲリータ」だったからです。
ピッツァはアメリカや日本のピザのようにタバスコはかけません。
ピザとピッツァの違い

ピザとピッツァの違いは大きく分けて2つあります。それは「発祥地」と「食べ方」です。今から詳しくご紹介します。
発祥地
ピザの発祥地はアメリカなのに対して、ピッツァの発祥地はイタリアになります。日本のピザは諸説ありますが、1944年に兵庫県神戸市のイタリアン・レストランで提供されていた説が1番有力な説です。
食べ方
ピザとピッツァには食べ方にも違いがあります。ピザは1枚のピザを取り分けて、みんなで楽しみます。それに対してピッツァは1人1枚をフォークとナイフを使って食べられるのです。
その他にもピザは電気オーブンを使って焼くのに対して、ピッツァは石窯で焼いたものになります。
ご紹介した以外に生地の食感も違います。ピザはパンのようなフワフワした食感なのに対して、ピッツァは外がカリカリで中がモチモチの食感になります。
珍しいピザとピッツァの具材と調味料

珍しいピザとピッツァの具材と調味料をご紹介します。
チョコレート
近年ではスイーツピザという甘いスイーツのようなピザも流行しています。その中でも代表的な具材がチョコレートです。チョコレートにバナナやイチゴなどの果物を載せて食べられるスイーツ感覚のピザになります。
お好み焼きソース
お好み焼きに欠かせないのが、お好み焼きソースです。そんなお好み焼きソースはピザにも合うのです。お好み焼きソースにウインナーとコーンをトッピングして、マヨネーズをかけると日本人好みのピザになります。
お好み焼きソースで有名な企業「オタフクソース」の公式HPにも掲載されています。よろしければ、そちらもご覧ください。
味噌
ピザと味噌の組み合わせは意外かもしれませんが、大手食品メーカーの「味の素」の公式HPにも掲載されています。味噌とマヨネーズを合わせたら和風ピザになるのです。味噌とマヨネーズにお餅や鶏肉をトッピングするのもおススメです。
りんご
ピザとりんごで通称「りんごピザ」と呼ばれるものです。ピザ生地の上にりんごを載せて、シナモンを振りかけて焼いたら「アップルパイ風ピザ」になります。こちらも大手食品メーカーの日清製粉の公式HPに掲載されています。
きんぴらごぼう
夕食などで余ってしまう、きんぴらごぼうもピザの具材になります。きんぴらごぼうを、焼肉のタレで炒め、ピザ生地の上に載せオーブンで焼いて完成です。これは大手飲料メーカーのサントリーの公式HPにも掲載されています。
ご紹介した具材で気になる具材や調味料はありましたか?
まとめ
ピザとピッツァの違いをご紹介しました。アメリカとイタリアのピザとピッツァは似ているようで違いますよね。アメリカのピザはジャンクなソーセージやサラミ、チキンなどの
自由に具材が載せられます。イタリアのピッツァはマルゲリータのようなシンプルなものが多いです。
しかし、アメリカにもイタリアにも共通する好きなピザがあります。それは「ペパロニピザ」です。ペパロニとは少しピリ辛に味付けしたドライソーセージのことです。ペパロニはイタリア系のアメリカ人が作ったことからイタリア人にも好まれる味となっています。
この機会にぜひアメリカのピザとイタリアのピッツァ食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。最後までお読みいただきありがとうございました。