みなさんそろそろ日差しが強くなってくる季節ですね。そんなお出かけなどに欠かせないアイテムの一つにハットやキャップなどがあります。今回はハットとキャップの違いについてご紹介します。なんとなく違いは知っていても具体的な違いはあまり知られていないこともあるかと思います。
ハットとキャップは日本語では帽子です。違いはどこにあるのでしょうか?また、コックの帽子にはちゃんとした意味があることはご存知でしょうか?コック帽の豆知識もご紹介します。おわりにおすすめの商品をご紹介します。ぜひ、最後まで読んで頂けたらと思います。
目次
ハットとは

「ハット(hat)」は日差し避けや防寒のために着用するファッションアイテムです。周囲に「ブリム」と呼ばれる「ツバ」や「縁」があるところが特徴的です。
日本ではお馴染みのハットに「麦わら帽子(ストローハット)」があります。ハットと呼ばれるものには帽子の周囲にブリムのついているものを指しています。日よけになる面積が多いので炎天下や紫外線が多いときには有効的に使えるのです。
ハットの中でもっともポピュラーなタイプは「中折れ帽」です。素材としてはフェルトなどで作られます。構造としては「クラウン」と呼ばれる帽子の頭部が中に折れているところが特徴的です。中が折れていることでハットの形状がMの字のように見えます。
ハットは紳士的なイメージがありますよね。
キャップとは

「キャップ(cap)」はブリムのない帽子全般のことです。おもに前方にブリムがある形状のものが一般的なキャップです。
キャップでお馴染みものは「野球帽(ベースボールキャップ)」があります。キャップはおもに工業用やスポーツなどの使用目的で作られています。ベースボールキャップの歴史は1850年に当時の労働者が被っていた帽子をそのまま使って野球をしていたことが始まりです。
キャップは構造として頭部の形に沿った「椀状(わんじょう)」を基本とし、トップには「天ボタン」があります。そして前方にプラスチックなどの素材でできたブリムがあります。現代ではさまざまな種類のキャップが存在しており、ファッションアイテムの一つとしても人気です。
キャプはカジュアルな場面のファッションアイテムの一つです。
ハットとキャップの違い

では、そんなハットとキャップの違いはどこにあるのでしょうか?
ハット
ハットはブリムとクラウンで構造されており、おもにフォーマルな場面で使用されることが多いです。一方で周囲にブリムがあることで紫外線対策になることから日よけ効果があります。
キャップ
キャップは椀状な構造で天ボタンがあり前方にブリムがあるもののことです。日本ではおもにベースボールキャップのことを指しています。一方でキャップはブリムがないもの全般をいいます。例えば「水泳帽」はキャップに含まれます。
ハットは周囲にブリムがあり、キャップはブリムがないものの違いなのですね。
帽子の種類について

とはいえ、ハットとキャップにはさまざまな種類があります。どんな種類があるでしょうか?帽子には大きく分けると5種類に分類されます。
ハット
「中折れ帽子」「麦わら帽子」「バケットハット」「カンカン帽」
キャップ
「ベースボールキャップ」「ワークキャップ」「マリンキャップ」「フライトキャップ」
ニット帽
「シングルワッチ」「ダブルワッチ」
ベレー帽
「バスクベレー」「ミリタリーベレー」
ハンチング
「モナコハンチング」「キャスケット」
などなど、その種類は豊富です。一度気になるものをチェックしてみてはいかがでしょうか?
コックの帽子について

料理人やパティシエシェフを思い浮かべると思いつくあの帽子の長さには理由があることをご存知でしょうか?
フランスの料理人「オーギュスト・エスコフィエ」というシェフが背の低い自分の存在をアピールするために、高さのあるコック帽をかぶったのが始まりです。その後、日本へコック帽が渡り、「日本帝国ホテル」では以下のような例ができました。
- 料理人見習い:18cm
- 7年以上の料理人:23㎝
- 料理長以上:35㎝
コック帽が高くなっていくのは地位を示すだけではなく、調理場の責任者を見つけやすくするためという利点もあるのです。また、衛生面でも頭部の空間により、汗が流れることを防ぐためも理由の一つです。
コック帽はさまざま理由で理にかなっているのですね。
おすすめの商品

それでは、おすすめのハットとキャップを厳選してご紹介していきます。
「ジェームスロック HEYDOCK HAT」
中折れハットです。世界最古の帽子ブランドとしても有名です。ミュージシャンのジョンレンも愛用していました。
「STUSSSY(ステューシー)バケットハット」
リバーシブルバケットハットです。HAWAIIAN REVERSIBL BUCKET HAT(並行輸入)
「New Era(ニューエラ)」
キャップと言えばニューエラのベースボールキャップが有名です。
「THE NORTH FACE(ザノースフェイス)」
ヴィンテージゴアテックスキャップ ユニセックス 防水 キャンプ 登山などに向いています。曲がった前方のブリムが特徴的です。
おわりに
いかがでしたでしょうかハットとキャップの違いは分かりましたか?周囲にブリムのあるものがハットでブリムがないものの帽子全般がキャップでした。また、帽子の種類が多いので気になるものがハットなのかキャップなのかを調べることも楽しみの一つになるかと思います。
そして、コック帽の由来は理にかなっていた理由があったことには驚いたのでは?外食にお出かけの際には調理場を見てコック帽の高さを見ると料理長が見つかるかもしれません。ぜひ、ご参考になれば幸いです。