あなたはコーヒーが好きですか?目覚めの一杯、午後の休息に一杯。人気カフェに並ぶことも。コーヒーは私たちの暮らしに根付いた文化だと思います。特に、当日の予定をやりきって、家で飲むコーヒーは格別です。
あなたは、家で飲むコーヒーにはこだわりがありますか?インスタント、レギュラー(挽いた豆にお湯を注ぐタイプ)でも美味しいコーヒーはたくさんありますよね。
この記事では、コーヒーに興味があって、こだわってみたい方に、コーヒー豆の挽き方の違いを紹介します。実は、コーヒー豆の挽き方でコーヒーの淹れ方と、味が決まるのです。
コーヒー豆の挽き方の違いを知ると、コーヒーの淹れ方全体を理解できます。ぜひコーヒー豆の挽き方の違いを覚えて、自分好みのコーヒー探しに旅立ちましょう!
目次
コーヒー豆の挽き方が違う理由とは?

どんな挽き方の違いがあるのか?
コーヒー豆の挽き方の違いとは挽いた豆の「粒度(りゅうど)」です。どれだけ細かく豆を砕くかが異なります。大粒に挽く場合から、さらさらの状態まで粒度は様々です。
某コーヒーストアで豆を挽いてもらうときも、数字で挽き方をお願いしています
挽き方に違いがある理由
コーヒー豆の挽き方に違いがある理由は2つあります。一つは、抽出方法に合わせるため。もう一つは、挽き方でコーヒーの味をコントロールするためです。
まず、挽いた豆の粒度によって、淹れ方(コーヒーにお湯を注ぐ方法)の向き不向きが決まります。
次に、荒く挽けば、そこまで苦いコーヒーにはなりません。逆に、細かく挽くと、苦いコーヒーになります。なぜかというと、細かく挽くと、コーヒー豆の表面積が広くなり。コーヒーの抽出量が増えるからです。
挽き方の違いと美味しく飲める抽出方法

1.極細挽き
極細挽きは、最も細かいコーヒー豆の挽き方です。極細挽きコーヒー豆は粉状にさらさらしていて、普段レギュラーコーヒーで見る豆より明らかに細かく挽かれています。
極細引きに合った抽出方法
極細挽きは、エスプレッソマシンでコーヒーを淹れるのにぴったりです。極細挽きは、とても細かいため、お湯を注いで数分待つドリップ抽出方法では、あっという間に強い苦みや渋みが抽出されてしまい、おいしいコーヒーになりません。
一方、エスプレッソマシンは、お湯で抽出するのではなく、高温の蒸気を使っていっきに抽出します。そのため、極細挽き豆でも苦みを出しすぎず、おいしいコーヒーが淹れられます。
エスプレッソマシンは、憧れの家電です。ぜひ自宅で飲んでみたいです
2.細挽き
細挽き豆は、極細挽き豆と比べて粗い挽き方です。さらさらの極細挽き豆とくらべて、細挽き豆は、粒1つ1つが分かります。
細引きに合った抽出方法
細挽き豆は、一般的に水出しアイスコーヒーに使用されることが多いです。有名コーヒーチェーン店で、店内に水出しコーヒーをレイアウトしているのを見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
細かく挽いたコーヒー豆に対し、成分が徐々に抽出される温度の水を利用します。じっくりとコーヒーを淹れていくので、苦み、酸味がバランスよく楽しめます。水出しコーヒーは、まろやかですっきりした口当たりが特徴です。
3.中細挽き
中細挽き豆は、細挽き豆より粗めに挽いていて、見た目はソリュブルタイプのインスタントコーヒーに近いです。後ほど紹介するように、私たちが普段使う機会が多いのが、中細挽き豆です。
中細挽きに合った抽出方法
中挽きコーヒーを使用する方法は多岐にわたります。
- コーヒーメーカー:コーヒー豆とお湯をセットして作る器械を使う方法
- サイフォンコーヒー:水の蒸気圧で抽出する器械を使う方法
- ドリップコーヒー:ペーパーフィルターでドリップする方法
- ネルドリップ:布を使ってドリップする方法
挽いた豆の表面積が、数分かけて抽出する上記の方法とマッチしています。苦みや酸味バランスといったコーヒーの良さが出せるのです。なお、インスタントのレギュラーコーヒーも中細挽き豆を使っています。
一度、本格的なサイフォンコーヒーを楽しんでみたいです
4.中挽き
中挽きは、中細挽きより粗く挽いた豆です。挽いた豆の大きさは、ざらざらした粒状になっています。中細挽き豆と比べて、表面積が抑えられているため、同じ淹れ方をすると香りが柔らかくなるのが特徴です。
中挽きに合った抽出方法
中挽き豆は、中細挽き豆と同じ淹れ方で楽しむことができます。そして、おすすめの淹れ方はフレンチプレスです。フレンチプレスは、以下の方法でコーヒーを淹れます。
- 豆にお湯を注ぐ
- 数分待つ
- 内部の濾し器で豆をプレスする
- コーヒーカップに注ぐ
豆の持つ香りや成分を絞り出して楽しむ方法です。
普段飲むコーヒーとはまた違った味わいが楽しめます。
5.粗挽き
粗挽き豆は、1~2mmほどの粒状です。粗挽き豆は、家庭でコーヒーを楽しむ際に使う場面は少ないです。そのため、目にすることもすくないでしょう。
粗挽きに合った抽出方法
「バーコレーター」という器具をご存じでしょうか?金属でできたポット状の容器です。このバーコレーターに粗挽き豆を使うと、おいしいコーヒーが淹れられます。バーコレーターの中にコーヒー豆と水をいれ、お茶を沸かすようにコーヒーを抽出します。
粗挽き豆は、表面積が少ないため、バーコレーターで煮だす方法に向いているのです。
粗挽き豆は、フレンチプレスでも使えます!
さいごに
コーヒー豆の挽き方の違いについて、淹れ方と併せて解説しました。コーヒー豆を取り扱っているショップでは、好みの粗さに豆を挽いてくれます。コーヒーは嗜好品ですが、おいしいコーヒーを飲むと幸せな気持ちに包まれます。
ぜひ、この記事を参考に、いろいろな飲み方を楽しんでください。そして、あなたにとって最高のコーヒーの淹れ方を追究していただければと思います。