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海外のコーヒーの楽しみ方を紹介!日本とは違う文化や楽しみ方など

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皆さんはコーヒーを愛飲していますか?コーヒーと一緒に朝食やお菓子を楽しむなど、生活の楽しみのひとつとしている方も多いと思います。コーヒーの文化は日本にとどまらず世界中に広がっており、各国ごとに独自の個性を持っています。

日本とは異なるアプローチ、独自の伝統が形成された国々から生まれたコーヒーの発祥、コーヒーと共に楽しまれる食べ物、そして人々との交流に焦点を当て、海外のコーヒー文化の魅力は多岐にわたります。

今回は、海外のコーヒーの楽しみ方に焦点を当て、その国々が醸し出すユニークな文化や楽しみ方の一部を紹介します!ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

海外のコーヒー文化

イタリア:エスプレッソ

イタリアから生まれたコーヒーの代表格は「エスプレッソ」です。エスプレッソは濃厚で短時間で淹れられるコーヒーで、イタリアのコーヒー文化において重要な位置を占め、世界中で愛されるコーヒーとして知られています。

少量のお湯を高圧で通すことによって生まれる、非常に濃厚な味わいはエスプレッソの特徴です。一口飲むだけで豊かなコーヒーの風味が広がり、この濃いエスプレッソがイタリア式コーヒーの基本形とされています。エスプレッソを淹れた際、その上にはクレマと呼ばれる、しっかりと立ったクリーミーな泡が形成されます。これがコーヒーの香りや風味を保護し、より豊かな口当たりを生み出すのです。

エスプレッソは、20世紀初頭にイタリアで誕生しました。創造された背景には、迅速で濃厚なコーヒーを求める需要がありました。現代でもエスプレッソはわずか30秒ほどで淹れられる手近なコーヒーとして、忙しいイタリア人たちにとっては手軽で迅速な選択肢となっています。

イタリアでは、コーヒーを提供するお店のことを「バール(BAR)」と呼びます。イタリアの人達にとって欠かせない存在で、立ち飲み形式のお店です。イタリアでは1日に何回もバールに寄りそのたびにコーヒーを飲みますが、日本のカフェと違い長く滞在せず、1分ほどで退出します。

エスプレッソは英語の“express(急行)”から来ており、イタリアの人達がいかに忙しい毎日を送っているのかが伝わってきますね。

マド

イタリアではエスプレッソを飲むことが社交の一環とされ、友人や同僚とカフェで立ち話をする光景が一般的です。

トルコ:ターキッッシュ・コーヒー

ターキッシュ・コーヒーは、15世紀にオスマン帝国のイスタンブールで最初に登場したとされています。コーヒーの豆はアラビアから導入され、急速に人気を博しました。「トルコ式コーヒー」とも呼ばれています。 ターキッシュ・コーヒーに使用されるコーヒー豆は非常に細かく挽かれるのが特徴です。

豆の粉は粉末状になり、水と砂糖と一緒に混ぜながらゆっくりと煮出されます。挽き方が細かいため、豆の風味や香りが非常に強くなるのです。ターキッシュ・コーヒーは、特別な小さな銅製のコーヒーポットで調理されます。通常、1人分のコーヒーを淹れるために使われ、豆の粉、水、砂糖が混ぜられ、じっくりと煮詰められます。火にかけながら、泡立つように混ぜながら煮出しするのです。

ターキッシュ・コーヒーは濃くて苦い味わいがありますので、一口ごとにゆっくりと味わいながら飲むことをおすすめします。ターキッシュ・コーヒーの特徴として、豆の粉がそのまま底に沈殿するため、底にコーヒー豆の粉が残ります。この粉は最後まで飲み干さず残しましょう。

また「タッセオグラフィー(Tasseography)」と呼ばれる、ターキッシュ・コーヒーを飲んだ後に、カップ底に残るコーヒー豆の粉や模様を占いに使う伝統的な文化があります。占い師はコーヒーカップを観察し、模様や形を読み取りながら未来を予測します。この占いは、トルコ文化において歴史的かつ芸術的な一環として位置づけられており、親しまれています。

トルコのコーヒー文化は、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。これにより、トルコのコーヒー文化が国際的な重要性を認められたこととなりました。

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トルコのコーヒー文化は、歴史、伝統、未来占いなどの結びつきが組み合わさって、国の独自性を形成しています。

アメリカ:カジュアルなコーヒー文化

アメリカのコーヒー文化は非常に多様で、様々なスタイルやトレンドが存在しているのが特徴です。アメリカはコーヒーショップが非常に普及している国で、大都市や地方都市の至る所に様々なコーヒーショップが存在します。国内外で知られる大手コーヒーチェーン店が多数存在し、その中にはあの有名なスターバックスコーヒーもあります。

ちなみに、アメリカといえばアメリカンコーヒーを連想する方は多いのではないでしょうか? 実はアメリカンコーヒーはアメリカ発祥ではなく日本で作られたそうです。アメリカンコーヒーの名前の由来は諸説ありますが、19世紀~20世紀頃の戦後に薄めのコーヒーがアメリカのコーヒースタイルとして広まり「アメリカンコーヒー」と名付けられたと考えられています。

アメリカの多くの人々にとって、朝の一杯のコーヒーは日常の重要な瞬間です。また、午後にはリフレッシュとしてのコーヒーブレイクも一般的です。オフィスや自宅でもコーヒーメーカーが設置されています。

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アメリカのコーヒー文化は多様で進化し続けています。地域ごとに異なるコーヒーの楽しみ方やトレンドが存在し、コーヒーが社交や文化の一部となっています。

コーヒーと一緒に楽しむ食べ物

イタリア:コルネット

コルネットは、イタリア語でクロワッサンを指します。イタリアでのコルネットは、フランスのクロワッサンに似ていますが、少し異なる特徴を持っているのです。イタリアのコルネットは、通常はフランスのクロワッサンよりも小型で、独自の形状をしています。外側はパリッと、内側はしっとりとした食感があるのが特徴です。

また、イタリアのコルネットは、フランスのクロワッサンに比べて甘さが控えめで、シンプルなものから甘いものまでさまざまなバリエーションがあります。バニラ風味やシナモン風味のものも人気です。

イタリアのカフェでは、コルネットが朝食や軽食として広く提供されています。特にイタリア人は朝食時にコルネットとコーヒーを楽しむことが一般的です。コルネットには、ジャムやハチミツを添えても美味しいです。甘いコルネットとコーヒーの苦味が絶妙なハーモニーを奏でます。お好みのジャムやハチミツで味わいをアレンジしてみてください。

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コルネットとコーヒーは、その組み合わせにおいて相互に引き立てあう美味しさがあります。好みに合わせて様々なバリエーションを試して、特別な食事のひとときを楽しんでみてください。

トルコ:バクラヴァ

バクラヴァは、フィロ生地やナッツ、糖蜜で作られたトルコ発祥のデザートです。その独特な層状と甘いシロップ、香ばしいナッツの風味が特徴で、クルミやアーモンド、ピスタチオなどのナッツが使われています。

トルココーヒーは濃厚で風味豊かな味わいを持っているのが特徴です。バクラヴァと組み合わせることで、その濃いコーヒーの味わいと、バクラヴァの層状構造とナッツの風味が相まって、贅沢な口当たりが楽しめます。バクラヴァを小口にカットして、一口サイズにすることで、コーヒーの飲み口と合わせて楽しむことができるのです。

また、バクラヴァはコーヒーブレイクのお供として最適です。仕事や日常の中で、コーヒーとバクラヴァを楽しむ短い休憩はリラックスしたひとときを楽しむことができるでしょう。

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バクラヴァとコーヒーは、トルコの文化に深く根付いており、その豊かな味わいと組み合わせは至福のひとときと言えるでしょう。

アメリカ:ドーナツ

アメリカにおけるドーナツとコーヒーは、カフェやドーナツショップで広く提供されています。アメリカの朝食の定番としてよく選ばれ、コーヒーにドーナツをディップして食べることもあります。また、仕事やショッピングの合間に、カフェでコーヒーとドーナツを楽しむことがあり、友達とのリラックスしたひとときにも最適です。

アメリカのドーナツは多様で、リング状のクラシックなものから、フィリングやトッピングが豊富なものまでさまざまな種類があります。クリーム、ジャム、チョコレート、シナモンシュガー、グレーズなどが一般的です。

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アメリカでは、ドーナツとコーヒーの組み合わせは広く愛され、様々な場面で楽しまれています。

まとめ

いかがだったでしょうか。コーヒーは、世界中でさまざまな文化と楽しみ方が存在し、その多様性こそが魅力の一部です。海外のコーヒー文化は、そこに住む人々のライフスタイルや歴史、習慣を反映しています。イタリアでエスプレッソを楽しんだり、トルコの伝統的なコーヒー占いに参加したり。これらの経験は、旅先でのコーヒータイムを特別なものにしてくれるのです。

異国のコーヒーの楽しみ方は、単なる飲み物の楽しみだけでなく、異なる価値観や文化を理解し、広い視野を持つことにも繋がります。コーヒーの淹れ方や味わいだけでなく、世界中の人々と共有することで、より豊かな人生の一部となることでしょう。今日からコーヒーを飲む際は、いつもとは違った楽しみ方を模索してみてはいかがでしょうか?

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