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ラムネにビー玉が入っている理由を解説!なぜビー玉が入ることになったのか?

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しゅわしゅわと昔懐かしい炭酸飲料であるラムネ。みなさん一度は飲んだことあると思います。飲むだけでも楽しいですが、ビンやビー玉も含めて美しく楽しめる商品です。

自分は子供のころ、どうすれば中のビーダマが取り出せるか、ビンをいじくりまわした思い出があります。そのラムネになぜビー玉が入っているのか、疑問に思ったことはありますでしょうか?

この記事ではラムネにビー玉が入っている理由を紹介していきます。ビー玉はただの飾りではなく、明確な理由がありました。本記事ではそのほかのラムネの歴史や雑学も交えて、解説していきます。本記事を読めば、ラムネについてより理解が深まることでしょう。

ラムネにビー玉が入っている理由

ビー玉が入っているのには機能的な理由があります。その理由はラムネの炭酸が抜けないためです。ラムネは製法上ビンに液体を注ぎ、その後炭酸ガスを入れて作られています。
ラムネにビー玉が使われる以前の1872年まではコルクが使われていました。

ですがコルクではうまく密閉されず炭酸が抜けてしまうため、ガラス製でもあるビー玉が使われました。ビー玉はビンを密封するために使われていたのです。洗浄して再利用でき、使いまわしがよく、現在でも使われています。

オガ

機能としても見た目としても美しいですね

ラムネの起源

ラムネの起源は幕末までさかのぼります。由来は明確ではないのですが、ペリー提督が来航したときに持ち込まれた炭酸水レモネードが元といわれています。このときはポン水、鉄砲水と呼ばれていました。

ビー玉を使用されたビンは1872年、イギリスで開発されました。その数年後日本でも発明され、1886年には記録的な猛暑によりラムネが流行しました。

ラムネは糖類、酸味料、ライムやレモンなどの香料を加えた製品となります。1953年にはラムネの製造量はピークをむかえ、現在ではその量の2割ほどの製造量となっています。

オガ

ラムネは長い歴史を歩んできていますね。

ラムネの語源

最初、ラムネはレモン水という名前で売り出されました。ですがその名前は根付かず、炭酸水レモネードの訛りでラムネと呼ばれるようになりました。

オガ

ラムネという名前は日本独特の名称だったのですね。

ビー玉の取り出し方

あのラムネのビー玉を手に入れたいと思ったことがある人も多いでしょう。そんな人のためにビー玉の取り出し方を紹介します。ラムネの瓶の構造はネジ式、打ち込み式の2種類あり、それにより取り出す方法があります。

ネジ式

プラスチックのキャップが回してはめこまれている構造です。文字通りねじのように回してつけられているため、外すのも回して外すことが可能になっています。簡単にビー玉が取り出せるようになっています。はずせない場合はお湯につけて温めてから、回すと外しやすくなります。

打ち込み式

瓶の口を覆うようにキャップがはめられている構造です。このキャップは外すことはできない構造になっています。キャップを傷つけて外す必要がありますので、栓抜きを使って外します。

まずはキャップをお湯で温め、栓抜きをキャップと瓶の間に差し込みます。てこの原理を使い、キャップを外します。力がいる作業なので、怪我をしないよう十分気を付けて行ってください。

オガ

瓶自体を割ろうとすると危険ですので、行わないようお願いします。

大企業がラムネを作れない理由

実は大企業がラムネを製造、販売していないことにお気づきでしょうか?利益がでないから作らないなど、そういった理由があるのではなく、中小企業分野調整法(正式名称 中小企業の事業活動の機動確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法)という法律があるからです。

この法律は中小企業が製造している商品に対し、大企業がその分野に参入した場合に、中小企業の経営に悪影響を与える場合、該当企業に対し勧告できる法律です。事業の縮小、開始時期を遅らすことを勧告できる法律です。中小企業を守るため、実質大企業が参入できない事業を定めた法律になります。

その事業はラムネだけに限らず、豆腐、シャンパン風密栓炭酸飲料(シャンメリーなど)などが該当します。

オガ

こんな法律があるなんて驚きですね。

サイダーとラムネの違い

似たような二つの製品ですが、この二つには違いがあります。瓶にビー玉が入っている製品がラムネ、それ以外がサイダーという分け方をされています。サイダーはリンゴ酒である。シードルが語源と言われています。

最初はサイダーとラムネに使われている香料などに違いがありました。ですが次第にサイダーの方にもラムネと同じ香料が使われていくようになり、両方とも中身は同じ製品となっています。

オガ

徐々に同じ製品になっていったのですね。

まとめ

ラムネにビー玉が入っている理由を含めた、ラムネについての雑学を紹介していきました。
古く親しまれているラムネですが、その涼しい見た目、美しさがありますが、機能的な意味があるのは驚きですよね。

ラムネは夏のイメージがありますが、冬でも温泉などで販売しています。気になった人はこの時期に飲んでみるのもいかかでしょうか?

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趣味は映画鑑賞。身近な悩みを元に、誰もが楽しむことができる雑学を執筆。