遠くにお出かけするときに利用するものといえば高速道路！みなさんはよく利用しますか？連休などになると高速道路では渋滞が起きますよね？先頭の車は何をしているのかな？と不思議に思っている方も多いのではないでしょうか？今日はなぜ渋滞が起きるのか？についてご紹介しています。
渋滞がなぜ起こるのかを知れば、きっとイライラも少し減るのではないかと思います。他にも、トンネルの非常口から避難するとどこにつながっているのか？渋滞の予測はどうやって予測しているのか？など高速道路にまつわる雑学をご紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
渋滞はなぜ起こる？
事故や工事で渋滞が起こることがありますが、これ以外にも渋滞が発生する条件があります。それは、坂道やトンネルなどでスピードが落ちるというもの。スピードが落ちると後ろの車はブレーキをかけます。これが次々と続き、渋滞になるのです。
非常電話の雑学
高速道路に設置されている非常電話は、受話器を上げるだけで道路管制センターにつながります。そして電話をかけた現在地も分かるようになっているのです。通話料金はかかりません。
1㎞おきに設置されていて、トンネルの中では200mおきに設置されています。この他にSA、PAにも設置されています。この非常電話には4つの「故障・事故・救急・火災」のボタンがついていて、日本語が使えない人にも利用しやすくなっているのです。
トンネルの非常口から避難するとどこに出る？
非常口はトンネルのタイプにもよりますが、反対の車線にあるトンネルにつながっていたり、地上につながっていたりします。トンネルには全て非常口があるわけではありません。非常口は750mおきに作られているため、短いトンネルには非常口は無いのです。
他にも道路の下に避難できるようなトンネルもあります。
リアルタイムでSA、PAの混雑状況が分かるのはなぜ？
SAやPAではカメラで混雑状況を確認しています。カメラで撮影された写真はコンピューターで読み取り「休憩施設混雑情報板」に空き状況が掲示されます。実は「満」と表示されていても駐車場に空きがある場合があります。これはスムーズに駐車ができるかという基準で表示がされるためです。また更新は5分以内で行っています。
ETCのバーが開かない時はどうしたらいい？
バーが開かない理由の約65％がETCカードの未挿入によるもの。もしETCのバーが開かなかった場合は、まず係員から通行券を受け取りましょう！
そして出口の料金所で「一般ETC」か「一般」レーンに向かいます。そこで通行券とETCカードを係員に渡します。また、出口のレーンでバーが開かなかった場合は、係員が来るのを待ちます。そして係員の案内に従いましょう。
絶対にやってはいけないのが、後ろ向きに発進すること。危険な行為なのでやめましょう。
誰でもなれるチャンスがある「交通管理隊」とは？
交通管理隊とはドライバーの安心と安全を確保するためにパトロールをしています。仕事内容は高速道路のパトロール、道路にある落下物の回収などを行っています。
実は普通自動車の運転免許（取得から2年以上）があれば、誰にでも交通管理隊になれるチャンスがあるのです。テレビなどでも注目され、人気のある職業になってきました。女性からの応募もあったのですが、まだ採用はされていません。
女性の活躍する姿も見てみたいですね！
過去に1番長かった渋滞の距離は？
1番長かった渋滞の距離は、1995年12月27日に起きた渋滞で154kmでした。名神高速道路の泰荘（はたしょう）PA付近～東名高速道路の赤塚PA付近での渋滞です。原因は雪！滋賀県～愛知県にかけてたくさんの雪が降り、あちこちで通行止めが発生しました。そのうえ、年末の帰省ラッシュも重なり大渋滞が起こったのです。
渋滞はどうやって予測するの？
過去3年間の渋滞のデータを図にして、どのような場所で、どのような時間で渋滞が起きていたのかを確認して予測します。
過去のデータを元に予測する以外に、新しく高速道路が開通するときなどは想定される交通量を出します。そして、道路に入る車の量をくらべて予測するのです。周辺で行われるイベントや、商業施設などの混雑も含めて予測をします。
的中率80％の渋滞予報士とは？
「渋滞予報士」という資格はありません。NEXCO東日本の社内での呼び方で2007年7月から誕生した名前です。渋滞予報士が担当しているエリアは関東エリア。この地域は全国の1、2を争う渋滞が起こるエリアです。365日分の「いつ？」「どこで？」「どのくらい？」の渋滞が起こるかを予測しています。
渋滞予報士は日本に1人しかいません。また、的中率は約80％といいます！
まとめ
高速道路にまつわる雑学はいかがでしたか？渋滞が起こる理由が分かると、渋滞のイライラも少しは減るのではないでしょうか？気持ちに余裕を持って運転したいですね。また、トンネルの非常口ですが、地上や反対車線のトンネルにつながっていました。
なかなか利用する機会がなく、興味があってもどこにつながっているのか試すことはできませんよね。もし何かあって非常口を利用することがあっても、知っておくことで安心できます。道路でのマナーを守って、お出かけを楽しんでくださいね。
